英語で目的を達成する手法は無数にある。しかし英語自体が目的ではなくその先にある夢を叶えたいのならば、手段であるところの語学にがっつり時間と労力を持って行かれてもしょうがなく思えて、 特定のアカデミック分野のコンテンツの充実や試験の過去問などの目的直結型の学習をついつい優先してしまう。
こと私のように大学ではニッチな内容のコンテンツを対象としていて、さらにUMATなりGAMSATなりの特定の試験を対象にしてやっていると、それなりに試験に応じた対策を取ることもあって、ジェネラルな内容の正攻法の教材がまどろっこしく感じてしまう。
限られた時間であれば、どうしても試験を対象とした教材に取り組むことが優先してしまい、全体的な英語力の底上げにつながる、iTELLian Courseで取り上げられるような教材を後回しにしてしまうのだ。
しかしながら、ごとうさんが取り上げているやり方は正攻法でありつつも無駄を省いた養分の高い内容だ。
また、各スキルの上達のステップごとに、なぜこのやり方が有効なのかを理論立てて説明してくれているので、自分がやっていることが本当に身を結ぶのだろうかという不安が払拭され、納得して学習に取り組める。
あるYou tube動画の中で,佐藤優さんがジェネラルスキルの重要性を解いていた。すぐ使えるようなことは、すぐ使えなくなる。ある方向に特化すると環境が変化したときに使えなくなってしまうのだ。(例としてbasic, 速記、そろばん, 恐竜、司法試験、公認会計士試験などなどの専門スキル)
これだけ変化の早い時代、必要とされるスキルは結構早いサイクルで変わってしまう。
でもそういう変遷に関わらず 、iTELLian Courseで推奨されているメソドのようなものはジェネラルスキルとしての英語力の充実に有効であるのではないかな。だから積ん読教材になってしまっているがこっちもやらなくてはなと。反省。
参照
【佐藤優】即戦力は、すぐダメになる
あまり考え過ぎずに、必要なことをダラダラ続けることだと思いますよ。
ぼくはトップの医者、トップの科学者に出会う機会に恵まれましたが、彼らの能力が高い理由は(おそらく)「考える力」と「ビジョン」です。
このふたつは、暗闇のなかを照らし出すトーチの役割を果たしています。ほとんどの人(ぼくを含む)は、暗闇の中で目をつぶって手探りしながら前に進んでいます。トーチを持っている人のほうがより遠くに行くことが出来る、ただそれだけのことです。ビジョンが無い人は、遠くに行く必要を感じませんが。
考える力とビジョンですね。意外なポイントです。なんとなく、スティーブ・ジョブスがイメージとして浮かびました。
わたしがすごいなと思う方々は怨霊系とマッスル系で。表面上は謙虚な人もいるけれども話してみるとものすごい自信家の方が多いです。