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東京オリンピック、英語を生かせる5つの仕事

東京オリンピック、英語を生かせる5つの仕事

この記事の目次

(1)ボランティア

仕事と書いておきながらボランティアか、と落胆してはいけない。ボランティアはお給料はもらえないものの、だれでも「東京オリンピックに参加する」ことができる仕事なのだ。そのうえ、ボランティアは、東京オリンピックを大成功につなげられる非常に大事な存在である。

というのも、日本に知人がいない、日本語も出来ない海外からの観光客を一番近いところでお世話をできるのが、このボランティアだからだ。

日本語ができない海外からのお客様を日本好きに変える最善の方法は、日本人の優しさに触れてもらうことである。ボランティアは、その役目を果たせる大事なキープレーヤーなのだ。

通訳ボランティアをやっていれば、オリンピックの有名選手などに出会うことも可能になるので、お給料以上のメリットを受けられる可能性もある。また、いつもはテレビ観戦だけのオリンピックに、関係者として参加できるという思い出作りにもなる。

オリンピック直前は、ボランティア募集をうたった胡散臭いサイトがたくさん生まれることだろう。海外からのお客様に日本の良さを分かってもらおうというあなたの優しい心遣いが、悪い人に利用されないためにも、公式のボランティアサイトを使って、ボランティアの仕事を探すことを強くお勧めする。

ボランティアの公式サイト

  1. 東京オリンピック公式 ボランティア募集ページ
  2. 東京ボランティアナビ
  3. 東京都オリンピック・パラリンピック準備局

(2)翻訳

翻訳家の仕事は幅広い。ボランティアが補えない専門的な分野において、翻訳家は大きな役割を果たす。もちろん、専門的な英語を日本語に翻訳することが、翻訳家の仕事ではない。しかし、東京オリンピックに限ると、翻訳家は高い正確性と専門知識を求められることになる。

オリンピックで翻訳の仕事をしてみたいと思っている人は、「翻訳家になる」ことを目指すことは止めましょう。競争相手が多いうえに、翻訳家を探している関連会社から見れば、どの翻訳家を採用すればいいか分からないからだ。インターネットで翻訳家を探している会社は、「この人は翻訳家なんだ。それじゃ仕事を頼もう」とは思わない。

そこで、翻訳を通じてオリンピックに貢献したい人は、「どの専門分野の翻訳をしたいのか?」ということを明確にすることが必要である。企業に「この人は、観光産業の翻訳を専門にしているのか。うちのビジネスに合致するから、翻訳を頼もう」と思わせる必要があるのだ。

現在、日本では翻訳家の資格が無くても翻訳をすることができる。ただ、オリンピックまでに翻訳資格を取り実務経験を積んだ人は、企業に強くアピールできる。それどころか、そういう翻訳家から重要なポストに就いていくだろう。

翻訳の資格

  1. 翻訳実務検定(TQE)
  2. 日本翻訳協会の各試験(JTA)
  3. ほんやく検定(JTF)

(3)通訳(観光ガイドを含む)

通訳の仕事も、翻訳家と同じように幅広い。すべてをここに書くことはできないが、少し頭に浮かんだだけでも、オリンピックの運営・管理(広報、財務、警備、観客の交通、メダル表彰式など、細分化すればきりがない)、オリンピック選手や審判団への通訳業務(選手村でのアシスト、医療通訳も含む)、マスメディア対応(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット報道関係者への対応)、そして観光アシスト(旅行代理店や接客スタッフ)などの仕事がある。

オリンピック関係者(選手を含む)そして海外からの観光客が行くところには、通訳のニーズが必ずあるといっても過言ではないだろう。

通訳の仕事は、翻訳家の仕事に比べたら専門性を持たなくても仕事をゲットできる可能性が高い。しかし、やはり「自分はどの分野(例えば、観光や医療)の通訳に長けているか」をアピールできなければ、通訳のお仕事にたどり着くことは難しいだろう。そして、翻訳と同じように、通訳資格と実務経験がアピールポイントになるだろう。

通訳の資格

  1. 通訳案内士
  2. ビジネス通訳検定

(4)接客スタッフ(飲食・ホテル・ビジネス)

オリンピック関係者(運営スタッフや選手)も人だから、ご飯を食べるし宿泊もする。それも日本に来ているのだから日本食を食べに行ったり、日本の旅館に泊まったりする。慣れ親しんだ食事・生活をしたい人は、日本式以外の食事・宿泊を選択する。

レストラン・ホテル経営者は、海外からのお客様に対応できるように、いたるところに英語表記のガイダンスを置くために、翻訳の仕事を外注するだろう。しかし、レストラン・ホテルの接客サービスは、英語表記だけで完結することはできない。お客様との一対一のコミュニケーションが一番大切な業務であるからだ。

そこで、お客様と一対一でサービスを提供するのが、接客スタッフである。接客スタッフに求められることは、言語能力だけでなく、海外の文化の知識・理解があり、高い接客サービスを提供できる能力である。

いまのところ英語に特化した接客資格は無いが、接客検定はあるので、こちらの資格を持っていると大きなアピールをすることができろ。特にビジネス系検定は、接客以外の資格もあるので、自分のターゲットに合ったものを取得すると、大きく一歩リードすることができる。もしかしたら、理想の職場に転職できるかもしれない。

接客の資格

  1. ビジネス系検定
  2. 接客サービスマナー検定

 (5)ウェブサイト・スマホアプリ製作者

ウェブサイト、スマホアプリを作る仕事の依頼は、オリンピックに向けて飛躍的に増えることが予想される。ウェブサイト・スマホアプリ製作能力は、英語ができなくても重宝されることだろう。企業やビジネスオーナーが、「ウェブサイト・スマホアプリ」と「翻訳」を別途に外注すればいいからだ。

しかし、企業はできるだけお金をかけずに目的を果たしたいので、「わたしは英語でウェブサイト・スマホアプリが作れますよ」とアピールできれば、たくさんの企業やビジネスオーナーがドッとあなたのところへ依頼の連絡をするはずである。経費を削減できるだけでなく、ふたつのところに依頼するという手間と失敗する要因(例えば、ひとつはうまくいても、もうひとつはうまくいかないかもしれないケース)を潰せるからだ。

ここでも資格を持っていると、強くアピールが出来る。あなたが、従来の英語試験であるTOEIC英検などに加え、ウェブサイト製作資格やスマホアプリ製作資格を持っていると、企業やビジネスオーナーにとってたまらなく仕事を依頼したい存在に映るだろう。

ウェブサイト製作の資格

  1. Web検
  2. ウェブデザイン技能検定
  3. ホームページ作成検定試験
  4. ウェブデザイナー検定
  5. Webクリエイター能力認定試験
  6. SEO検定
  7. ウェブライティング検定

スマホアプリ製作の資格

  1. スマ検
  2. Ruby技術者認定試験
  3. Rails技術者認定試験
  4. Android™技術者認定試験
  5. PHP5技術者認定試験

一番稼げる仕事は・・・

通訳や接客スタッフは、オリンピック大会中に爆発的なニーズを生むため、大会期間中に大きな金銭的メリットを受けるだろう。しかし、オリンピックが始まる前から仕事ができるという点では、翻訳家とウェブサイト・スマホアプリ製作者はとても有利である。

翻訳家に注目する人はたくさんいるが、ウェブサイト・スマホアプリ製作者になろうという人は少ない。沢山の競争相手がいるところで仕事を奪い合いするよりも、待っていても仕事が舞い込んでくる「英語でウェブサイト・スマホアプリを作れる人」は正直、一番お金を稼げるのではないかと思う。

ウェブサイト・スマホアプリを作る勉強をする自信・時間が無いという人は、WEBライティング技能検定あたりを狙ってみても良いかもしれない。こちらで、あなたのWEBライティング力を診断することもできます。

東京オリンピックに向けて英語力を伸ばしたい方は

ぼくが英語の個人コンサルしている男性Aさん(68歳)は、オリンピックに英語で参加したいという夢を持っている。その夢に向けて通訳案内士の資格を取りたいのだが、一次試験が免除になる英検1級がなかなか取れないということで、ぼくに個人コンサルを申し込まれてきた。

英検1級は合格率が10%ぐらいです。司法試験の20%の合格率に比べると、英検1級の合格率が低いことがわかります(ただ、全く違った試験なので内容の比較はできません)。

個人コンサルのヒアリングをしてみると、Aさんは英検1級を数年間かけて挑戦してきたのですが、なかなか成績が上がらず、困っていました。オリンピックまでにぜひとも通訳案内士になって、オリンピックに積極的に参加したいという気持ちが焦りを生み、成績も上がらないという悪循環に陥っていました。

ぼくはまず、英検1級合格へのマインドとスキルを、Aさんに認識してもらうことから始めました。正直、これを理解することが一番時間がかかります。でもぼくは辛抱強くマインドとスキルの重要性を説明し続けました。

その結果、この男性は英検1級だけでなく通訳案内士に合格することができ、オリンピックに向けて自分の仕事を開拓しています。Aさんに時々会うことがありますが、ニコニコとした表情からは若々しい希望が満ち溢れています。

コンサルは有料ですが、コンサルで伝えている「英語で成功するマインド」は、ぼくのアマゾン書籍と共に無料プレゼントしています。東京オリンピックに向けて、英語を勉強したい人は、どうぞお立ち寄りください。

東京オリンピックで英語を生かそう!

おまけ:エンブレムのコンセプトムービー


東京オリンピック、英語を生かせる5つの仕事

出典:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

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