【英語コンサル】コンサル生の英検1級・二次試験の結果は・・・

この記事の目次

 

以前、ぼくの英語コンサル生に英検1級の一次試験に合格した人の話を憶えています?⇒記事「コンサル生が英検1級の一次試験に受かりました

 

過去数年間にわたって英検1級を受けていたのですが、なかなか合格できずにぼくのコンサルを受け始めた方です。ぼくとのコンサルを通じて、ライティングの点数アップを徹底する戦略を使って、無事に一次試験を合格することができました。

 

二次試験(面接)は、まず自分の思うやり方でやってみたいということでコンサルを受けずに受験をされました。数日後に面接についてお話をしましたが、「試験官助手がタイマーを上手く使えずに、準備時間が1分ぐらい余分にあったよ」「面接は良い雰囲気だったから受かったと思う。多分70%ぐらいはとれたと思う」と笑顔で話されていました。

 

そして、今日、コンサル生の二次試験の結果が戻ってきました(正確にはネットで確認しました)。結果は・・・・

 

ぎりぎり・・・

 

不合格でした。残念。

 

合格点数は602点で、ぼくのコンサル生は594点でした。8点足りずに不合格となりました。あと8点で合格することができたので、非常に惜しいです。ネットでの合否確認なので、点数の内訳はありませんでした。おそらく、送られてくる郵便の書類に書かれているのだと思います。

 

落ち込まれている様子だったので、コンサル生に話を聞いてみると、「落ちたことよりも、次の受験までの6か月間を英検の勉強に当てなければならないのが勿体ない」と言っていました。つまり、合格していれば、これからの6か月間という時間を別のことに使えたのに、それができないのが残念だということです。

 

コンサル生が二次試験に向けてやったこと

 

コンサル生は「二次試験は自分の思うように挑戦してみたい」ということで、ぼくと戦略的なコンサルを行いませんでした。それでも、コンサル生が何をやっているかは教えてもらいました。それに対して、ぼくは口出ししませんでした。いいですね、とも言いませんでしたし、こうしてみては、とかも言いませんでした。

 

コンサル生が二次面接対策としてやっていたことは以下の2つです。

 

  1. 英検1級・二次試験の参考書の模範解答をできる限り暗記する
  2. 英会話ができるカフェに行って英会話をする

 

1.参考書の模範解答をできる限り暗記する

 

コンサル生曰く、二次試験で課されるスピーチトピックはある程度予測できるそうです。そこで、過去の出題傾向を見て、自分が受験するときに出題されそうなトピックを選び、そのトピックに関する模範解答をできる限り暗記する戦略を取ったそうです。

 

当日の試験に出たトピックは外れてはいなかったそうですが、質問そのものは自分が暗記した解答がダイレクトには使えないものだったそうです。そのため、結局、試験中に自分で解答を組み立てる必要があったそうです。

 

2.カフェで英会話をする

 

コンサル生は、参考書の内容を暗記すると、自分の考えていることを英語で発言できるように、近所の英会話カフェに行って練習をしたそうです。そのカフェは英検用のカフェというわけではないようで、ただネイティブとお話ができる程度のカフェだったようです。(そんなカフェがあるんですね。便利な時代になりました)

 

コンサル生の二次試験の取り組みかたを見てぼくが感じたこと

 

1.参考書の模範解答をできる限り暗記する

 

まず、参考書の模範解答をできるだけ暗記する戦略について。この戦略の利点は、自分が憶えている解答がそのまま使える問題が試験で出れば、合格する確率が高くなります。しかし、弱点は、自分が憶えている解答が使えない問題が出たら、合格する確率はガクンーと下がってしまいます。

 

ぼくが二次試験の過去問を見る限り、専門知識が求められる問題ではなく、与えられたトピックに論理的に話すことが示すことができれば合格できる試験だと思います。ぼくの個人的な意見としては、「論理的に考える能力」を持っていれば、薄っぺらい(しかも間違った)知識しか言えなくても合格するのではないかと推測します。(面接官に専門知識があるとも思えませんし、受験者に専門知識を求めているとも思えません)

 

大事なことは、「論理的に話をすることとはどういうことか」を理解していることです。あなたは、この質問に答えることができますか?これに答えることが出来れば、スピーキング試験は簡単にパスできるでしょう。

 

2.カフェで英会話をする

 

次に、英会話カフェで暗記した知識をregurgitate(吐き出す)練習方法について。覚えたこと(インプット)を会話に使う(アウトプット)することはとても大事な勉強法です。特に、二次試験は面接、つまりSpeakingが評価されるため、日ごろアウトプットできないことが試験当日にアウトプットできるということはありません。

 

インプット・アウトプットのバランスを考えたことは効果的だったと思いますが、会話の相手を選択ミスしていると言わざるを得ないでしょう。相手は、英検という試験の存在も知らないネイティブの方です。だから、コンサル生がどんなトンチンカンなことを言っていたとしても、会話の中に何を求められているかを把握していないネイティブの人は、コンサル生に的確なフィードバックを与えることはできません。

 

アウトプットするときに重要なのは、自分よりも能力が高い人間を相手にフィードバックをもらうことです。そうすることで、自分のやっていることが合格に向けて効果的かどうかを確認することができます。もし効果的な話し方をしていない場合は、こうした方がいいよとアドバイスをもらうことができます。

 

まとめ

 

(1)ぼくの英語コンサル生が英検1級の二次試験に我流で挑戦し、不合格となった

(2)英検1級の二次試験は、専門知識ではなく、論理的に話す能力を判定している

(3)スピーキングの練習は、あなたにフィードバックを与えられる英語上級者と行うべし。

 

 

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ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

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