オーストラリア医師、レジデンシーを振り返る(パート10:小児救急科)

 

ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として次の4つの研修を無事修了した。

  1. 一般内科 (General Medicine)(リンク
  2. 移植外科 (Transplant Surgery)(リンク
  3. 救急医療 (Emergency Medicine)(リンク
  4. 急性疾患医療 (Medical Assessment Unit)(リンク

 

レジデント医師(生まれたてホヤホヤ1年目の医師はインターン(aka Junior Medical Officer、JMO)と呼ばれ、2年目以降はレジデント(aka Resident Medical Officer、RMO)と呼ばれる)として働き始めたぼくは、次の9つのローテーションを修了した。

  1. 整形外科(Orthopaedic Surgery)(記事
  2. コードブルーチーム(Charlie’s Afterhour Team)(記事
  3. 精神科(老年)(Psychogeriatrics)(記事
  4. 救急科(Emergency Medicine)(記事
  5. 神経科(Neurology)(記事
  6. 腎臓科(Renal medicine)(記事
  7. リウマチ科・免疫科(Rheumatology Immunology)(記事
  8. 精神科(Psychiatry)(記事
  9. 救急科(Emergency Medicine)(記事

 

 

知識とスキルを身に着けたぼくは、レジデント医師から成長し、臨床決断を直接下すため責任がより重いレジストラ医師として次の研修を受けてさらに研鑽を積んでいった。

  1. リハビリ科(Rehabilitation medicine)(記事
  2. 急性疾患医療(Acute Medicine)(記事
  3. 心臓病科・心疾患集中治療室(Cardiology, Coronary Care Unit)(記事
  4. コロナウイルス病棟(COVID ward)(記事
  5. リハビリ科(Rehabilitation medicine for gerontology and neurosurgery)(記事
  6. 消化器科(Gastroenterology, ERCP fellow)(記事
  7. 呼吸器内科(Respiratory Medicine)(記事
  8. 腫瘍内科(Medical Oncology)(記事

 

レジストラ医師として働きながら、総合医師になるためのプログラムに幸いにも合格することができたため、総合医師に必要な技術と知識を得ることを決断した。そして、ポジションをレジストラ医師からレジデント医師へ落とし、

  1. 小児救急科(Paediatric Emergency Medicine)(この記事)
  2. 整形外科(Plastic Surgery)(記事
  3. コードブルーチーム(Charlie’s Afterhour Team)(記事
  4. 婦人科(Women’s health, Obstetrics/Gynaecology)(記事

の研修を受けた。

 

医者という仕事上、患者さんや医療関係者のプライバシーを保護することが最重要事項となる。そのため、ぼくがレジストラ医師として経験した笑いあり涙ありのヒューマンドラマをブログで一般公開するわけにはいかない。それでも、ドラマの端々を恣意的に加工してプライバシーを保護することで、ぼくの記憶の中に残っている「レジデント医師のレッスン」を皆様とシェアすることは可能かと思う。

それでは、ぼくがオーストラリアのレジストラ医師として経験した「小児救急科のレッスン」をお話ししようと思う。

 

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ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

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