東京大学で先生をしている理研時代の友人にサインをもらった話

 

最初は、オーストラリアの医学部を卒業してから医者として働き始めるまでゆっくりしようと思っていた。しかし、卒業式に出られないというアクシデントがあり、日本に帰国したぼくは、

  • 異能vationのイベントに出たり(詳しくはこちら⇒リンク)、
  • Urdocアプリの創始者と対談したり(詳しくはこちら⇒リンク)、
  • 日本の医学生にセミナーを開いたり(詳しくはこちら⇒リンク)、

と結構忙しくしていた。

 

そんな忙しいスケジュールの中で、ゆっくりと息を付ける時間も少しだけあった。以前対談させていただいた脳科学者・中谷裕教さんに再会することが出来たのだ。

 

【対談】なかたにひろのりxごとうひみち「英語の達人になるためのヒント」

 

現在、中谷さんは研究室を理化学研究所から東京大学へと席を移し、脳科学の研究を続けられている。また、東大生に対し教鞭も振るっているとのことだった。

 

中谷さんのことは自著『サイエンティストのお仕事』でも触れているが、枠にとらわれない思考を行動に移す人である。そんな中谷さんは、ぼくの「日本人の英語をネイティブにする」という突拍子もないアイデアを、アイデア誕生初期から温かく見守ってくれている唯一のアドバイザーでもある。二言目には「アドバイス料、払え、払え」と言うけれど、決してアドバイスを惜しむことがない寛容な人である。

 

ごとうひろみち著『サイエンティストのお仕事』

 

中谷さん自身が忙しいということもあり、お会いできたのは短い時間だった。それでも、中谷さんには、東大の駒場キャンパスを案内していただいたり、カフェで甘いものとお茶を御馳走になった。

 

そのとき、ぼくが感じたこと

 

さらには、東大の本屋さんで購入した中谷さんの書籍『「次の一手」はどう決まるか』に、サインと一言を一筆書いてもらった。有名人と写真を撮ったり、サインをもらうことに価値をあまり見出さないぼくだけれど、友人の功績に触れることは素直に嬉しいものだと実感しました。

 

東京大学で先生をしている理研時代の友人にサインをもらった話

 

ちなみに、書籍のなかに伊藤正男先生が登場する。伊藤先生は理化学研究所・総合脳科学研究センターを創り上げた神経科学界の重鎮である(伊藤先生の功績はこちらを参照)。ノーベル医学生理学賞受賞者で、伊藤先生の師にあたるジョン・エックルスとともに書いた書籍『脳の進化』は様々なアイデアが盛り込まれた本である。

 

『脳の進化』

 

そんな偉大な伊藤先生だが、ぼくが日本にいたときにこの世を去られた。90歳だった。理研時代に聴いた伊藤先生の講演を思い出し、東京のコンクリートジャングルでふと、こんなことをつぶやいた。

 

 

 

前の記事【臨床英語の伸ばし方】日本の医学生にぼくが語ったこと
次の記事【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo
ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください