Tag: ラグビー

ハカ抜きではニュージーランドのラグビーは語れない

  ラグビー遠征   ぼくは小学生のときに ニュージーランドのチームと 試合をしたことがある。   草が江ヤングラガーズが おこなっているラグビー国際遠征の一環で、 ワイテマタにチームで遠征したのだ。   日本人強豪チームの実力   ぼくの代の草が江ヤングラガーズは、 九州地区のなかではあまり負けたことが無い 強豪チームだった。   一方のワイテマタのチームは、 試合中に「痛い、痛い」といって、 地面に寝そべって プレーを中断する選手が多かった。   また、疲れたから交代してくれ と監督にお願いをする選手もいた。   それでも、 われわれのチームは、 ワイテマタのチームに歯が立たなかった。   まったく、歯が立たなかった。   ラグビーはニュージーランドの宗教である、といわれる。   そのことを、肌身で感じる経験だった。   ハカを目の前にして、心が震えない漢がいるだろうか?   ちなみに、 ニュージーランドのチームは、 ラグビーの試合前にハカ (起源は戦闘前の威嚇の儀式)をおこなう。   それを、目の前にすることができただけでも ラグビーをやってきて良かったと思える瞬間だった。   ハカを目の前にして、 心が震えない漢がいるだろうか?   https://www.youtube.com/watch?v=Sn_ZyQ7jW9o     出典:plus.google.com    

ぼくが楽しいと思うふたつのラグビー・ポジション

  (1)スクラムハーフ ラグビーは、 ぼくにとって小学3年生から 中学3年生までの 青春だった。 草ヶ江ヤングラガーズで 挫折も経験した。 小学生のときは、 スクラムハーフをしていた。 その時代は、 小さくてすばしっこいプレーヤーが スクラムハーフをすることが多かった。 憧れだったのは、 早稲田大学の堀越正巳選手。 パスも綺麗だったし、 ボールがあるところに堀越あり、 というぐらい存在感のある そして安定感のある選手だった。 スクラムハーフは小さい選手が多いのですが、 (ラグビー選手の中では、の話です) 最近では190cmのスクラムハーフもいます。 ヴェストハイゼン選手は、 185センチながらも俊敏で強靭なプレーヤで、 南アフリカが1995年ワールドカップを制した時のメンバー。 下の動画は、ヴェストハイゼン選手(背番号=9番)のプレーを紹介したもの。 https://www.youtube.com/watch?v=POUAJCVYnQs (2)フランカー 中学生時代は、フランカーをやっていました。 1軍の選手にはなれませんでしたが、 泥臭いことが好きなぼくには、 とても相性のいいポジションでした。 フランカーの役割を一言で表すと、「ハイエナ」です。 ニュージーランド代表のリッチー・マッコー(背番号=7番)は、 世界一のフランカーと呼ばれたこともあります。 ボールに貪欲で、 一発でタックルを決めるチカラは超一流です。 オトコを感じさせるプレーヤで、 現在(2015年)もニュージーランド代表のキャプテンです。 https://www.youtube.com/watch?v=9Q1ZaTOXm8k 近年では、日本が 世界ラグビーランキング10位以内に入るなど、 目覚しい発展を遂げています。 ぼくが死ぬまでに、 日本がワールドカップで優勝争いできるかもしれない、 とかすかな夢を見ています。 日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんに、 日本ラグビーを変えてもらいたいと願っています。 こんな感じで少年時代にラグビーをしていたひろですが、 今ではラグビー大国(オーストラリア)に永住し、 タッチラグビーで汗を流しています。

ラグビーが少年の成長を促進させてくれる3つの理由

  (1)根性がつく   ラグビーは、 ぼくの心に根性を植えつけてくれた。   体も小さく身体能力が平凡だったぼくは、 根性でしかラグビーをプレーできなかった。   その根性は、 吐くことを繰り返すことで養われていった。   ラグビーを始めた数年間は、 練習がきつくてよく吐いた。 特に夏合宿は毎日何度も吐いた。   (2)体力がつく   練習に慣れて基礎体力がつき 吐かなくなったのは、 ぼくが中学生の頃である。   でも、吐くことはなくなっても、 成長期の乳首が ごわごわしたラグビージャージに擦れるのは 本当に痛いのだ。   吐くことも成長期の痛みも、 根性で乗り越えようとしたのが ぼくの青少年期である。   根性の話をすると『巨人の星』が頭に浮かぶ。興味のある人はどうぞ。   (3)自分で考えられるようになる   ラグビーは体力的に とてもハードなスポーツなので 「根性、根性、根性」だけでは 絶対にうまくなれない。   どの瞬間に力を使うか、 どの瞬間に力を抜くか、 これを自分の頭で考えられない選手は ラグビーはうまくならない。   ぼくは、 「根性、根性、根性」 だけでプレーしていたので 上手くならなかった。   オーストラリアで ラグビーを観戦していると 一流選手は必ずどこかで力を抜いている ことがわかる。     今となっては、 スポーツだけでなく、勉強においても 根性は最後の切り札として使うべきであって、 最初から抜くべき刀ではない ということがよくわかる。   そうしないと、 楽しくない。   最初から根性、根性、根性だと、 ぼくの場合物事が続かない。   それよりは、 のらりくらりでもいいから 継続しないと気持ちが悪い という自分を創り上げ、 どうしても必要な時 (たとえば、挫折寸前) だけ抜刀するようにしている。   根性を出すときは、 Youtubeのこんな動画なんかを見て 自分自身を鼓舞するようにしている。   https://www.youtube.com/watch?v=g-jwWYX7Jlo     出典:www.dailymail.co.uk    

最新の記事

オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート5:リハビリ科)

  ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として次の4つの研修を無事修了した。 一般内科 (General Medicine)(リンク) 移植外科 (Transplant Surgery)(リンク) 救急医療 (Emergency...

オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート4:コロナウイルス病棟)

  ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として次の4つの研修を無事修了した。 一般内科 (General Medicine)(リンク) 移植外科 (Transplant Surgery)(リンク) 救急医療 (Emergency...

オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート3:心臓病科・心疾患集中治療室)

  ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として次の4つの研修を無事修了した。 一般内科 (General Medicine)(リンク) 移植外科 (Transplant Surgery)(リンク) 救急医療 (Emergency...

オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート2:急性疾患医療)

  ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として次の4つの研修を無事修了した。 一般内科 (General Medicine)(リンク) 移植外科 (Transplant Surgery)(リンク) 救急医療 (Emergency...

オーストラリアで総合医になる必勝方法

  ぼくには、「オーストラリアで温かい医者になる」という夢がある。この夢の旅路に就くまでのその道は、控えめに言っても、紆余曲折で満ち溢れていた。   ごとうひろみちの紆余曲折の人生に興味のある方はこちらをどうぞ。 ↓↓↓↓↓↓   オーストラリアの医学部を一年休学した後に卒業し、ぼくは現地の病院に就職した。現在は、医師3年目のペーペー Registrarをやっている。通常、オーストラリアで言うRegistrarは「専門医になるための訓練を受けている医師」を指すのだが、ぼくはいまService registrarという少し変わったポジションで働いている。Service registrarは、特定の専門のトレーニングプログラムに入っているわけではないが、病院側が働き手が一時的に足りていない分野に送り込むRegistrarのことを指す。オーストラリアの医師のハイラルキーに興味がある方は、過去記事『オーストラリアのインターン医師になったらやらなければならない6つのこと』をどうぞ。   インター医師よりも経験はあるが専門をまだ決めかねている医師は、このService registrarとして働くことが多い。そして、Service registrarとしてインターン医師よりは重い責任を負いながら、どの専門に進むかを考えている。どの専門に進むのかを決める要因は千差万別で、流行りの専門を選ぶ医師がいたかと思えば、朝の問診が嫌いだからという理由で救急医療を選ぶ医師がいたりする。色々な思惑と背景を持った医師がいる以上、これさえ押さえておけば専門医トレーニング選びに後悔しない、というものはない。 ちなみに、医学部に入ったときにこんなフローチャートが授業で出てきたが、あながち間違いではないような気がする。専門を迷われている方は参考にするといいかもしれない(が、あまり気にする必要もないと思う)。     オーストラリアのインターン医師は、大きく分けて外科、内科、救急、精神科のローテーションを通じて医師としての一般的なスキルを磨く。3年という限られたインターンシップの期間中に、すべての科を回ることは不可能である。あらかじめ「~科で働きたいなぁ」と思っている医師は、病院側にその科に優先的に回してもらうことをお願いする。また、「~科には興味がない」ということを病院側に伝え、それ以外の科に回してもらうこともできる。   ぼくは医師として以下のローテーションを回ってきた。 1年目 内科(記事) 移植外科(記事) 救急(記事) ...