Tag: 4年生

オーストラリアで医療に従事するために必要な手続き(5) MRSA Screening

  ぼくは2014年からオーストラリアで医学生をしている。   昨年(2017年)は、医学部を休学し、日本でやりたかったことに全力を尽くした。大変だったが、自分でも70点ぐらいの点数を上げてもいいと思う。   今年(2018年)は、医学部の最終学年である。つまり、留年しなければ医学部を卒業し、「オーストラリで温かい医者になる」というぼくの夢のスタートラインに立つことになる。留年の可能性は十分あるけど(休学中は一切勉強しなかった)。   医学部に復学し、病院などで臨床研修するにあたり、医学生がクリアしなければならない必須条件がある。この条件は、医学部に合格し、晴れて医学生になったときと同じものでもあるので、ここで紹介しておこうと思う。(注意:これは西オーストラリア州の条件です。他州の場合は異なることもありますので留意ください)   基本的には、犯罪歴に関するものと、感染症歴に関するものである。   犯罪歴 Working with Children Check National Police Check WA Criminal Recording Screening Clearance   感染症 Blood test (Hepatitis B&C, HIV, MMR, Varicella, Tuberculosis, Pertussis) MRSA screening...

オーストラリアで医療に従事するために必要な手続き(4) Infection Control

  ぼくは2014年からオーストラリアで医学生をしている。   昨年(2017年)は、医学部を休学し、日本でやりたかったことに全力を尽くした。大変だったが、自分でも70点ぐらいの点数を上げてもいいと思う。   今年(2018年)は、医学部の最終学年である。つまり、留年しなければ医学部を卒業し、「オーストラリで温かい医者になる」というぼくの夢のスタートラインに立つことになる。留年の可能性は十分あるけど(休学中は一切勉強しなかった)。   医学部に復学し、病院などで臨床研修するにあたり、医学生がクリアしなければならない必須条件がある。この条件は、医学部に合格し、晴れて医学生になったときと同じものでもあるので、ここで紹介しておこうと思う。(注意:これは西オーストラリア州の条件です。他州の場合は異なることもありますので留意ください)   基本的には、犯罪歴に関するものと、感染症歴に関するものである。   犯罪歴 Working with Children Check National Police Check WA Criminal Recording Screening Clearance   感染症 Blood test (Hepatitis B&C, HIV, MMR, Varicella, Tuberculosis, Pertussis) MRSA screening...

オーストラリアで医療に従事するために必要な手続き(3) WA Criminal Recording Screening Clearance

  ぼくは2014年からオーストラリアで医学生をしている。   昨年(2017年)は、医学部を休学し、日本でやりたかったことに全力を尽くした。大変だったが、自分でも70点ぐらいの点数を上げてもいいと思う。   今年(2018年)は、医学部の最終学年である。つまり、留年しなければ医学部を卒業し、「オーストラリで温かい医者になる」というぼくの夢のスタートラインに立つことになる。留年の可能性は十分あるけど(休学中は一切勉強しなかった)。   医学部に復学し、病院などで臨床研修するにあたり、医学生がクリアしなければならない必須条件がある。この条件は、医学部に合格し、晴れて医学生になったときと同じものでもあるので、ここで紹介しておこうと思う。(注意:これは西オーストラリア州の条件です。他州の場合は異なることもありますので留意ください)   基本的には、犯罪歴に関するものと、感染症歴に関するものである。   犯罪歴 Working with Children Check National Police Check WA Criminal Recording Screening Clearance   感染症 Blood test (Hepatitis B&C, HIV, MMR, Varicella, Tuberculosis, Pertussis) MRSA screening...

オーストラリアで医療に従事するために必要な手続き(2) National Police Check

  ぼくは2014年からオーストラリアで医学生をしている。   昨年(2017年)は、医学部を休学し、日本でやりたかったことに全力を尽くした。大変だったが、自分でも70点ぐらいの点数を上げてもいいと思う。   今年(2018年)は、医学部の最終学年である。つまり、留年しなければ医学部を卒業し、「オーストラリで温かい医者になる」というぼくの夢のスタートラインに立つことになる。留年の可能性は十分あるけど(休学中は一切勉強しなかった)。   医学部に復学し、病院などで臨床研修するにあたり、医学生がクリアしなければならない必須条件がある。この条件は、医学部に合格し、晴れて医学生になったときと同じものでもあるので、ここで紹介しておこうと思う。(注意:これは西オーストラリア州の条件です。他州の場合は異なることもありますので留意ください)   基本的には、犯罪歴に関するものと、感染症歴に関するものである。   犯罪歴 Working with Children Check National Police Check WA Criminal Recording Screening Clearance   感染症 Blood test (Hepatitis B&C, HIV, MMR, Varicella, Tuberculosis, Pertussis) MRSA screening...

オーストラリアで医療に従事するために必要な手続き(1) Working with Children Check

  ぼくは2014年からオーストラリアで医学生をしている。   昨年(2017年)は、医学部を休学し、日本でやりたかったことに全力を尽くした。大変だったが、自分でも70点ぐらいの点数を上げてもいいと思う。   今年(2018年)は、医学部の最終学年である。つまり、留年しなければ医学部を卒業し、「オーストラリで温かい医者になる」というぼくの夢のスタートラインに立つことになる。留年の可能性は十分あるけど(休学中は一切勉強しなかった)。   医学部に復学し、病院などで臨床研修するにあたり、医学生がクリアしなければならない必須条件がある。この条件は、医学部に合格し、晴れて医学生になったときと同じものでもあるので、ここで紹介しておこうと思う。(注意:これは西オーストラリア州の条件です。他州の場合は異なることもありますので留意ください)   基本的には、犯罪歴に関するものと、感染症歴に関するものである。   犯罪歴 Working with Children Check National Police Check WA Criminal Recording Screening Clearance   感染症 Blood test (Hepatitis B&C, HIV, MMR, Varicella, Tuberculosis, Pertussis) MRSA screening...

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オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート5:リハビリ科)

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オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート4:コロナウイルス病棟)

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オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート2:急性疾患医療)

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オーストラリアで総合医になる必勝方法

  ぼくには、「オーストラリアで温かい医者になる」という夢がある。この夢の旅路に就くまでのその道は、控えめに言っても、紆余曲折で満ち溢れていた。   ごとうひろみちの紆余曲折の人生に興味のある方はこちらをどうぞ。 ↓↓↓↓↓↓   オーストラリアの医学部を一年休学した後に卒業し、ぼくは現地の病院に就職した。現在は、医師3年目のペーペー Registrarをやっている。通常、オーストラリアで言うRegistrarは「専門医になるための訓練を受けている医師」を指すのだが、ぼくはいまService registrarという少し変わったポジションで働いている。Service registrarは、特定の専門のトレーニングプログラムに入っているわけではないが、病院側が働き手が一時的に足りていない分野に送り込むRegistrarのことを指す。オーストラリアの医師のハイラルキーに興味がある方は、過去記事『オーストラリアのインターン医師になったらやらなければならない6つのこと』をどうぞ。   インター医師よりも経験はあるが専門をまだ決めかねている医師は、このService registrarとして働くことが多い。そして、Service registrarとしてインターン医師よりは重い責任を負いながら、どの専門に進むかを考えている。どの専門に進むのかを決める要因は千差万別で、流行りの専門を選ぶ医師がいたかと思えば、朝の問診が嫌いだからという理由で救急医療を選ぶ医師がいたりする。色々な思惑と背景を持った医師がいる以上、これさえ押さえておけば専門医トレーニング選びに後悔しない、というものはない。 ちなみに、医学部に入ったときにこんなフローチャートが授業で出てきたが、あながち間違いではないような気がする。専門を迷われている方は参考にするといいかもしれない(が、あまり気にする必要もないと思う)。     オーストラリアのインターン医師は、大きく分けて外科、内科、救急、精神科のローテーションを通じて医師としての一般的なスキルを磨く。3年という限られたインターンシップの期間中に、すべての科を回ることは不可能である。あらかじめ「~科で働きたいなぁ」と思っている医師は、病院側にその科に優先的に回してもらうことをお願いする。また、「~科には興味がない」ということを病院側に伝え、それ以外の科に回してもらうこともできる。   ぼくは医師として以下のローテーションを回ってきた。 1年目 内科(記事) 移植外科(記事) 救急(記事) ...