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オーストラリアの医学生が作った動画「医学生生活 in へき地」

  ブルームにいるUWAの同級生で動画を作った。   医者や看護師のコーヒーのパシリとしてスタートした医学生が 成長していく姿をユーモラスに描いた動画だ。   https://youtu.be/tK5FUNg8bD0   実は、この動画の音源は、 うちの大学(UWA)の大学紹介の動画が元になっている。   https://www.youtube.com/watch?v=gfv_cC243vQ  

「日本人の英語力の向上に一番貢献した人」は 誰ですか?

  あなたが考える 「日本人の英語力の向上に一番貢献した人」は 誰ですか?   <新たな試み> 1年間で 日本人の英語力向上に一番貢献した人に、 iTELLian Award を 贈ることを計画しています (予定12月)。   <受賞メリット> (1)初代 iTELLian Award の名誉あるアワード (2)iTELLian Course 無料 (3)iTELLian Teacher として招待され、独自の英語オンラインコースを100%の利益還元でオープンできる (4)オンラインコースの開設をフル・サポート (5)ブログにて対談および特集記事   <現時点での有力候補> ATSU(ブロガー)https://www.atsueigo.com/ 長井悠(ハバタク社代表取締役)https://habataku.co.jp/ 白川寧々(TAKTOPIA & Co. 共同創業者)https://taktopia.com/welcome/   <結果> 白川寧々さんに受賞の連絡をしたところ、喜んでいた様子だったのですがそのご連絡が無く受賞が取り消されました。第2候補だったATSUさんに受賞を連絡したものの返信が無く受賞が取り消されました。長井さんは白川さんのビジネスパートナーに当たる人なので、こちらに賞を出すのも控えさせていただきました。辞退される場合は連絡をいただけると助かるのですが、世の中には色々な人がいるということを学べた2016年のiTELLian Awardのイベントとなりました。残念ですが、受賞者を見つけることができませんでした。   <これからのiTELLian Award> iTELLian Awardは今後、総務省が行っている異能vationのジェネレーションアワードを通じて受賞者を決めていくことになりました。「日本人の英語を変えるアイデア」を持っているという方は、こちらに応募してくださいますようお願い申し上げます。    

オーストラリアの医学生がへき地の新聞の一面を飾った話

  ブルームの新聞に載ってしまった。   それも、一面記事に、写真付きで。 英語が読める方はこちらをどうぞ。   ぼくは、医学部の3年生を ブルームという田舎町で過ごしている。   2年生の時に Rural Clinical School と呼ばれるプログラムに運良く合格し、 家賃無料プラス週110ドルのお小遣いをもらいながら、 ぼくを含む8人の同級生と一緒に生活をしている。   時間が経つのは早いもので、 最初の内科・外科・精神科のロテーションが もうすでに終わってしまった。   次は、原住民アボリジナル・ピープル専用のクリニックである Broome Regional Aboriginal Medical Service (BRAMS) にて5週間の研修を行う。   さらに、3月21日には、 ぼくが小学生の時に教科書に載っていた 「空飛ぶお医者さん」と一緒に、 Bidyadanga と呼ばれるアボリジナル集落に お邪魔させていただき、医療活動に従事する。   おそらく、ぼくは、 問診、身体検査、鑑別診断、採血、尿検査などを 患者さんとマンツーマンで行い (女性患者さんであれば Chaperone の看護師さんについてもらいながら)、 そのあとに診断と治療について お医者さんのアドバイスを仰ぐことになると思う。   Royal Flying Doctor Service (RFDS) https://www.youtube.com/watch?v=1Tz4dCLrdTA   話は脱線してしまったが、 ブルームに来た同級生8人の写真が 新聞に載ってしまったことで、 「もう Roebuck Bay Hotel の Wet T-Shirt Contest に行けなくなってしまったね」と みんながっかりした表情をしている。   ブルームは、小さい町で Everyone knows...

オーストラリアの医学生がやっている3つの勉強法

  (0)医学部の勉強を始める前に   医学部の一年生が終わった。 大変だった。   一年生が大変だった理由は3つある。   大学を卒業して10年以上も経っていたので、頭が怠けて(老化して)いた。 試験のために記憶・理解しなければならない情報量が膨大だった。 効率的な「My勉強法」を確立していなかった。   これから海外の大学で勉強するという方には、 学科の勉強 (医学部なら医学、建築学部なら建築の勉強) に集中する前に、 自分が効率的だと思う「My勉強法」を まず確立することをお勧めする。   もちろん、 万人に適応できる勉強法があるわけではないので、 個人の嗜好を考慮して、 最終的には学部の中間テストなどの試験結果を吟味し、 試行錯誤しながら 「My勉強法」を確立していくことになる。   ぼくの周りには すごく頭の良い友人もいる。   しかし、どんな世界も同じで、 そんな才能を持っている人はごく一部で、 その他はぼくと同じように 自分の能力に疑問を持ちながら勉強をしている。   今回の記事は、 そんな凡人たちでも 無事医学部一年生をパスできた勉強方を紹介する。   友人たちの勉強法を大きく分けると、 以下の3つのやり方があるように思える。   論理的なノート作り 絵画的なノート作り 単語帳的なノート作り     (1)論理的なノート作り   論理的なノート作りは、 とても効果的な勉強法である。   とくに、医学生は、病気の勉強するときに、 だいたい同じような形式のノートを作っている。   たとえば、 ぼくの友人は以下の項目を印刷した ノートを授業に持っていき、 授業中にその答えを見つけてノートを作りあげている。   Disease name Definition Epidemiology Prevalence/Incidence Who gets it What causes it Screening / Preventative measure Health care...

高校中退者がオーストラリアで医学生になる

  3度目の正直   ぼくは オーストラリアの医学部に3回合格した 希有の日本人である。   おそらく、 オーストラリア人でも 3回合格した人は あまりいないのではないかと推測する。   日本で働きながら、 オーストラリアの医学部に3度受験したのだが、 永住権が無かったので 入学を辞退せざるを得なかった。   それでも、 2012年に晴れて永住権も取得し、   1年の準備期間中に (医学部が再編成のため)   エアーズロックでツアーガイドの仕事をして、 長年追いかけてきた医学部に無事入学。   これからどんな人生が始まるのか 見当もつきませんが、 My best moment is yet to come. という期待を持って生きていこうと思います。   また、 自分の歩んでいる人生が 他の人のためになればと思い、 ブログもできるだけ 定期的に更新していきたいと思います。   これからも、 末永くよろしくお願いいたします。   ごとうひろみち   出典:www.cumberlandpediatric.org/    

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オーストラリアで総合医になる必勝方法

  ぼくには、「オーストラリアで温かい医者になる」という夢がある。この夢の旅路に就くまでのその道は、控えめに言っても、紆余曲折で満ち溢れていた。   ごとうひろみちの紆余曲折の人生に興味のある方はこちらをどうぞ。 ↓↓↓↓↓↓   オーストラリアの医学部を一年休学した後に卒業し、ぼくは現地の病院に就職した。現在は、医師3年目のペーペー Registrarをやっている。通常、オーストラリアで言うRegistrarは「専門医になるための訓練を受けている医師」を指すのだが、ぼくはいまService registrarという少し変わったポジションで働いている。Service registrarは、特定の専門のトレーニングプログラムに入っているわけではないが、病院側が働き手が一時的に足りていない分野に送り込むRegistrarのことを指す。オーストラリアの医師のハイラルキーに興味がある方は、過去記事『オーストラリアのインターン医師になったらやらなければならない6つのこと』をどうぞ。   インター医師よりも経験はあるが専門をまだ決めかねている医師は、このService registrarとして働くことが多い。そして、Service registrarとしてインターン医師よりは重い責任を負いながら、どの専門に進むかを考えている。どの専門に進むのかを決める要因は千差万別で、流行りの専門を選ぶ医師がいたかと思えば、朝の問診が嫌いだからという理由で救急医療を選ぶ医師がいたりする。色々な思惑と背景を持った医師がいる以上、これさえ押さえておけば専門医トレーニング選びに後悔しない、というものはない。 ちなみに、医学部に入ったときにこんなフローチャートが授業で出てきたが、あながち間違いではないような気がする。専門を迷われている方は参考にするといいかもしれない(が、あまり気にする必要もないと思う)。     オーストラリアのインターン医師は、大きく分けて外科、内科、救急、精神科のローテーションを通じて医師としての一般的なスキルを磨く。3年という限られたインターンシップの期間中に、すべての科を回ることは不可能である。あらかじめ「~科で働きたいなぁ」と思っている医師は、病院側にその科に優先的に回してもらうことをお願いする。また、「~科には興味がない」ということを病院側に伝え、それ以外の科に回してもらうこともできる。   ぼくは医師として以下のローテーションを回ってきた。 1年目 内科(記事) 移植外科(記事) 救急(記事) ...