ぼくは現在、3LDKのアパートを3人でシェアしながら暮らしている。
ぼくが代表賃借人なのだが、ひとりのシェアメイトが家賃を滞納しており、金銭的な困難に直面している。
このシェアメイトは1か月以上も$840を滞納しており、ぼくは家賃を支払うように話し合いを進めてきた。
シェアメイトの説明によると、家賃はすでに支払われており、銀行側のミスでぼくの口座に振り込まれていないだけだという。
これに対し、ぼくは(1)振り込みの履歴を送ること、(2)銀行に一緒に出向いてクレームをつけることをお願いした。
銀行にクレームに行くことを提案したのは、お金の回収だけでなく、シェアメイトが支払いを行ったかどうかを同時に確認できるからだ。
しかし・・・シェアメイトは振込履歴を送ると約束したのだが、ぼくは今だにそれを受け取っていない。それだけでなく、銀行に一緒に出向いてクレームするという日を設けたのだが、2日間連続でドタキャンとなった。
この事態を受けて、ぼくは「シェアメイトは銀行振り込みをしたと嘘をついている」と考えることしかできなかった。
まぁ、世の中には家賃を滞納する人はたくさんいる。目くじらを立てて怒るほどのことではない。
滞納者に言わせれば、彼らには彼らなりの理由がある。しかし、その全ては常に身勝手で、自分が責任を果たしていないという現実を直視しようとはしない。彼らはまだまだ、周りの人はあなたを助けることが当たり前、と考える情緒的に未成熟な子供なのだ。
子供と金銭的な契約を交わしても損をするのは大人である、ということは誰にでも想像ができると思う。
そこで、ぼくは次のメールを家賃を滞納しているシェアメイトに送った。もしこのメールを見て、怖いと思ったら、ぼくの目的は達成されていることになる。
次の日、シェアメイトと話し合いとなり、ぼくとシェアメイトは妥協案に達した。そして、これから3週間にわたり、毎週$560を支払うことを明記した下の文書に署名してもらい、一時的な解決となった(家賃は支払われていないのでまだ解決はしていない)。
家賃を滞納されている人は、すべてを文書にしておくことが必須です。相手が「知り合い・友達なのに、こんなことするなんて悲しすぎる」とか、「文書を書かせるなんて脅しているのと一緒だ!」とか言ってきますが、関係ありません。あっけらかんと、文書に署名しないなら、裁判所と警察署に相談するとはっきりと告げましょう。
そして、「あなたが家賃滞納していなければ、起こらなかった問題です。自分の尻を拭くべき人は、誰ですか?」と相手の目をまっすぐ見て伝えましょう。
忘れないでください。あなたは家賃滞納されている「被害者」なのです。全てのやり取りを文書にすることがあなたの責任であり、その対価として被害者の権利(家賃)を享受できるのです。
追伸:心配しないでください。家賃滞納で壊れてしまう人間関係なんて、たかが知れています。友情は金銭的な問題が解決されて始めてスタートラインに立てるということを忘れてはいけません。今回の方法で解決できない場合は、その人間関係をきっぱり解消することです。泣き寝入りはいけません。裁判所・警察・弁護士という第3者に介入してもらい、あなたのストレス・被害を最小に食い止めましょう。いつまでも弱みに付け込まれていると、家賃滞納だけでは済まされませんよ。相手にとって、あなたは「口先だけでどうにでもできるカモ」でしかないのですから。