科学者の成功には、英語力が必要不可欠である。
実験に使用する機材や用品の取扱説明書は英語で書かれてあるし、自分の研究の方向性を決める論文は英語で書かれている。
自分の研究の結果を世の中に発信する場合も、英語で論文を執筆しなければならない。
学会に出席すると、海外の研究者と英語でコミュニケーションをとることになるので、リスニングとスピーキングの能力が必要となる。
サイエンティストの研究はとても時間がかかる作業で、毎日カタツムリがあくびをしながらノロノロ歩いているかのようなスピードでしか進まない。長期的なプロジェクトではあるものの、科学者たちには毎日やることが沢山あって、めまいがするような状態で研究を行っている。
そんな忙しい科学者たちがスキマ時間を使ってアカデミック英語を身に付けられるようにと、日本最高峰・東京大学が無料英語コースを開講している。
その名も、English Academia である。
対象は、
- 英語でのコミュニケーションに
- 苦手意識がある大学院生学術的な交流の輪を
- 国際的に広げたい大学院生研究者を目指す大学院生
となっているが、一般の方も登録すれば受講することが出来る(無料)。
現在、English Academiaには2つのコースが設けられている。
アカデミックなコミュニケーションが交わされる研究室、学会、授業での基礎知識を学ぶことができる。
プレゼンテーションやディベート、メールや電話、就職面接など実践的かつ発展的な英語表現を学ぶことができる。
コースを終わらせると、東京大学から修了証書がもらえる。日本最高峰・東京大学から単位を取得できた気分になれる。修了証明書をあなたの履歴書に中に書いておくというのも、決して悪い選択ではないはずだ。
出典:いつもの匠