2018年もあと1日を切りました。
皆様、年の瀬をいかがお過ごしでしょうか?
えー、いきなりですが、2018年の最後に、ウソつきました。
オーストラリアの医学部の卒業式を蹴った、というのは真っ赤なウソでございます。
過去の記事『【悲劇】オーストラリア医学部の卒業式に出席できない』を読まれた方はご存知だと思いますが、ぼくは卒業式出席希望を提出していなかったため、医学部を無事に卒業できたのにもかかわらず、卒業式に出席することが出来ませんでした。
卒業は本当です。卒業生が作った動画に一瞬映っているでしょ?
卒業式に出席できないのであれば、同じぐらい楽しそうなイベントに参加しようと考えていたところ、総務省が行っている変な人を支援するプログラム「異能vation」の新たな試み「inno meets business ピッチ&ミートアップイベント」というものを見つけました。
オーストラリアの芝生でゴロゴロしたいという気持ちをギュッと抑えながら、ぼくは日本に帰国し、異能vationの協賛企業の一人として、このイベントに参加してきた。
「日本人の英語をネイティブにする運動」に拍車をかける人材やアイデアに出会いたい
と願いながら・・・。
イベントの会場に着くとまず、参加者はイベントの内容をSNSなどで口外しませんと書かれた誓約書にサインをさせられる。そのため、イベントの内容をここで話すことはできない。それでも、ぼくがこのイベントで感じたことを3つ簡単に説明しようと思う。
(1)面白い人・アイデアに出会える
このイベントには、自分のアイデアを実現するために資金を必要としている、異能vationの破壊的な挑戦部門およびジェネレーションアワードの受賞者(および関係者・保護者)が参加する。そしてその中の数名の受賞者が自分のアイデアをプレゼンする。全ての受賞者が発表する時間は設けられていない。英語教育に一石を投じたいという狭いゴールを持っているぼくではあるが、発表者のすべてのプレゼンが面白いものだと感じた。困難に挑戦する人を見ていると、ぼくも頑張らなきゃと元気をもらえる。
(2)面白い人・アイデアに投資して一山当てたい人に出会える
これはぼくの憶測でしかないが、協賛企業には二通りある(ような気がする)。面白い人・アイデアに投資して世界をより良くしたい、というパターン。そして、もうひとつが、面白い人・アイデアに投資して一山当てたい、というパターン。この二つのパターンは相互排他的ではないが、投資家によってどちらかひとつの想いが強いような印象を受けた。どのような投資家に出会いたいか、受賞者はハッキリさせておかないと、お互いのビジョンの違いのせいで失敗する、と感じた。
(3)イベントはまだ試行錯誤段階
inno meets business ピッチ&ミートアップはまだ起ち上げられたばかりで、しっかりとした骨格のようなものがなかった。このことは、イベントの最初に謳われた「ざっくばらんな議論をすることで受賞者と協賛企業の間にまだ存在しない大切な何かを生み出す」というゴールにはっきりと現れていた。受賞者・協賛企業・主催者もまだ暗中模索なのだ。それでいいし、それがいい。これを続けることができれば何か生まれるような気がする。ただ、このイベントに参加する人には自分の思惑が必ずあるはずなので、イベント後にそのことをアンケートでまとめるなどして将来のための積み上げ作業が不可欠であると感じた。
これまで、オーストラリアの医学部の勉強に時間を割かれて、なかなか参加できなかった異能vation。これからバンバン参加していきます。そして、すこしでも世界を変えられるアイデアや人材に出会い実現していけるように尽力していきたいと思います。「日本人の英語をネイティブにする運動」を加速させます。