異能vationの締め切りが近付いている。2017年6月30日だ。
先日、説明会にて、申請書の書き方について質問したところ、
「申請書のガイドラインは設けているけど、面白くて革新的なものであればどんなものでも採用対象となる。破壊的な進歩を生み出せる変な人を探しているんだから、型にはまる必要はない。あまり気にせずに、書きたいことを、ど~んと書いてこい」
というメッセージをいただいた。
申請書を書く際の注意点
自分が想い描いている世界を自由に書いていいのだから、それは楽しい作業である。でも、気を付けなければいけない点がある。字数制限だ。
異能vationの「破壊的な挑戦部門」に応募する場合、以下の点を字数制限内に書かなければならない
自分のアイデアによっぽど自信があるのであれば、この制限を無視してアピールしてもいいと思う。でも、申請書を読むのは「人」である。辞書並みの厚さがある申請書をわざわざ読みたいと思う人はいないだろう。人情とすれば、できるだけ少ない字数のなかに革新的なアイデアを見つけたいであろう。
どうしても書きたいことを心行くまで書くのであれば、Step06の「技術課題への挑戦に関する詳細」に書くのが賢明だろう。ここは、字数制限が無い(←説明会のプレゼンター福田正さんに確認済み)。
異能vation、の選考を通過するための戦略(1)
異能vationの選考通過の倍率は、1次選考が約2~3%。2次選考は1次選考に通過した人の約50%である。つまり、100人の応募者の中から、2,3人が1次選考を通過し、最終的に選ばれるのは1人という計算になる。倍率は100倍である。(まぁ、受かるか受からないなので、申請者にとっては50%です)
100人の変な人の中から、さらに厳選された変な人を1人選ぶわけだから、高い戦略を持った変な人でなければならないことが分かる。(←ぼくみたいな凡人はこう考えます)
戦略を立てる際に大切になるのが、申請書のどこが評価されるのかを知ることである。ウェブサイトに、評価の観点がこう説明されている。
自分の申請書を友だちや知り合いに渡して評価してもらうのは、非常に効果的な戦略になると思います。ぼくのように友だちが少ない・忙しい人は、自分自身で評価するのもいいと思います。その際は、申請書の下書きを一度済ませて、数日の空きの時間をつくり、そして推敲することをお勧めします。
自己評価
独創性:ぼくのような考えを持っている人に会ったことは無い。
自己追求性:だれかに指摘された問題点を解決しているわけではない。
認識の明確性:ぼくが考えている問題点は深刻だ、ぼくの解決案は世界を変える、と信じている。
不屈の精神:誰に頼まれたわけでもなく、誰に応援されるわけでもなく、自分の理想を目指し細々と挑戦を続けている。
ということで、採用します、ってなる確率はいつも50%。
異能vation、の選考を通過するための戦略(2)
過去の選考に通過・落選した人の申請書も大切な情報で、申請書を書く人には宝石のようなもである。
というわけで、1時間ぐらいかけてググってみました。
残念ながら、選考に通過した人の申請書は見つけられませんでした。それでも、過去に落選した方の申請書を3つ見つけることができました。(←落選した申請書を公開することはとても勇気がいることです。その博愛的な精神と行動に感謝します)
申請書を見たい方は、こちらからどうぞ。
1.「育成ゲーム」を作って、大衆により人工知能を開発する(リンク)
2.地図要素の情報リンクによる現実世界の位置情報ゲーム化(リンク)
3.血管シートシステム(リンク)
ぼくの申請書とかなりロジックが違いますが、参考になります。なぜ落選したのかという可能性を考えることができるからです。自分が考える落選の理由を踏まえて、自分の申請書を書き直していきます。
先人たちの知恵を借りて戦略的に書こうとしても、やっぱり書きたいことを書いてしまうぼくは、やっぱり凡人なのでしょうか?