2017年7月5日~6日、九州北部に記録的な大雨が降った。九州北部豪雨である。観測史上最大の降水量を記録したところもある。その大量の雨が原因で、各地は災害に見舞われることとなった。
ぼくは変な性分の持ち主で、対岸の家事を目の前にして自分の指に刺さった棘を気にしている人たちに腹を立ててしまう。その苛立ちが耐えがたい衝動となり、ぼくを被災地へと突き動かす。てめえらみたいな人間にはなりたくねぇ、と背中で語りかけるかのように。それでも、彼らはぼくの背中を見ることは無い。自分の指に刺さった棘をじっと見つめている。
ぼくは東北沖地震のボランティア経験があったので、まずボランティア活動保険に加入することから始めた。この保険が無いせいでボランティア団体に活動を断られることがあることを知っていたからだ。
ボランティア団体に所属しなくても、自分ひとりで活動することもできる。しかし、ボランティア活動保険には加入することをお勧めする。東北沖地震のボランティア中に釘を垂直に踏んだことがあるぼくからのアドバイスでもありお願いだ。保険があるのとないのでは、もしもの時の安心感が全然違うものになる。
ぼくがボランティア活動保険に加入したのは、福岡県が行っていた災害ボランティア説明会(7月12日19時~)だった。100名定員の説明会に120~130名ほどの有志の人たちが集まっていた。老若男女すべての人がいたし、メディアもいた。参加者の顔は真剣な面持ちの人が多く、みんな真剣に説明を聞いていた。話された内容は、だいたいこんな内容である。
ボランティア活動保険(天災A)の500円を支払い、カードをゲットしたぼくは、ボランティア活動の準備をひとり始めるのだった。これから暑い日が続くから、水だね。水&塩。ぼくができることは微々たるものだけど、ぼくにはあなたに会いに行くことはできる。待っててください。
ぼくがやることはふたつ。ひとつ目は、民家を訪ねて何ができるかを聞いて、ぼくにできることは協力し、できないことは町役場に報告すること。ふたつ目は、フリー・ハグズ!
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フリー・ハグズのサインを見た人は、寄って来てね。そして、他の人にもフリーハグを与えてね。