ぼくは、ゴッドファーザー(God-father)
God childを知ってますか?
ぼくの机の上には、
god childの写真が置いてある。
God childと聞いて、
ピンと来る人は少ないのではないだろうか?
直訳すると「神の子」だが、
山本キッド選手(総合格闘家)ではない。
God childとは・・・
手元のジーニアス英和大辞典で調べてみると、
godchild = 名づけ子と書いてある。
ネットで詳しく調べてみると、
キリスト教の言葉であることが分かる。
それもそのはず、
Godという観念自体がキリスト教のものである。
キリスト教では、
子供が洗礼を授かる前に、
親に次ぐ責任者を決めることがある。
この取り決めにかかわる子供がgod childになり、
責任者がgod parentになる。
日本語のカトリック用語だと、
代子(だいし)と代父母(だいふぼ)と呼ばれる。
ぼくは男性なので、god father(代父)になる。
ゴッドファーザーのテーマ曲をどうぞ。
André Rieuのコンサート観てみたい。
ちなみに、
God childの両親はキリスト教徒ではない。
宗教的でもない。
ぼくのgod childは洗礼も受けていなし、
教会に行くこともない。
そして、ぼく自身が、
科学者として
無心論者寄りの
不可知論者の立場をとっている。
そう考えると、
キリスト教の言葉(代子、代父)が
しっくり当てはまらないことに気づく。
God childを日本語で言うと?
もっと適訳が無いかと、
法律専門家の親父に聞いてみたところ、
「後見人」じゃないかといわれた。
後見人の読み方も知らなかったので、
wikipediaでその読みと意味を調べてみた。
後見人(こうけんにん)とは、財産に関するすべての事項で、未成年者あるいは成年被後見人の法定代理人となる者をいう。ただし、未成年者の場合には、本来、法定代理人となるべき親権を行う者(親権者: 父母、養親)がいないとき、または、親権者に財産管理権がないときにのみ後見人は置かれることになる(民法838条1号)。
なお、以下で述べる法律用語としての意味合いとは別に、日本の実社会においては、「能力はあるが、実務経験や知名度に欠ける者」が事業の責任者となる場合に、事業への出資者や利害関係人等に対し、その者の能力を保証すると共に、失敗等があった場合の後始末をする意思を表明した者(当然ながら、それに見合うだけの地位、能力、信用等を兼ね備えている者)を、「後見人」と呼ぶ場合がある。
後見人には、次の2種類がある。
- 未成年後見人- 未成年者に対する後見人。親権を行う者がいないとき、または、親権者に財産管理権がないときに置かれる(838条1号)。
- 成年後見人- 事理を弁識する能力を欠く常況にある者に対して、第7条の後見開始の審判がなされたときに置かれる(838条2号)。
ぼくには何のことかさっぱり分からない(法律家ってすごい)。
ただ、同じページに
後見人=(英) Guardian
と書いてあるのを発見し、
ぼくの中で全てが落ち着くべきに落ち着いた。
つまり、こういうことになる。
夫婦に子供が生まれる。
夫婦に万が一のこと(例:事故)があり、
子供の世話をみる人がいなくなるかもしれない。
そんなときのために、
子供の世話役を事前に決めておきましょう、
ということだ。
この解釈をすると、
キリスト教徒ではないぼくでも、
God childという言葉になんの違和感も感じなくなる。
God fatherの適訳は、ゴッド・ファーザー
映画「ゴッド・ファーザー」のヴィトー・コルレオーネは、
「代父」であり「後見人」なんだと思う。
ただ、ヴィトーはマフィアのドンだから、
「ゴッド」のように力のある存在として
みんなに畏敬の念をもたれている。
だから、ただの「代父」や「後見人」ともいえない。
やはり、「ゴッド・ファーザー」以外の敬称は
存在しないのではないか。
映画はこちらからどうぞ。
友人に言わせると、
シチリアなまりの英語がたまらなく愛しい、
らしいです。
Godfather I
Godfather II
Godfather III
洋書で読んでみたい人は、
こちらをどうぞ。
マフィア小説の名著です。
映画よりも心の描写がうまくできています。
ただ、登場人物の名前を把握するのに、
ぼくは時間がかかりました。
人の名前が苦手だという人は、
ぜひ映画を見てから本に挑戦されることをお勧めします。
本が結構厚いので、
読み終わったときの達成感は、
自分がマフィアのドンに成り上がったのでは?
と勘違いするぐらいのものがあります。
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