ぼくには、「日本人の英語を変える、ノンネイティブの英語を変える」という夢がある。
その夢を実現する手がかりとして、異能vationに応募した。具体的な応募内容は、結果が発表されるまで、公表することを避けたいが、8つの応募のうち1つを概要を説明してみたいと思う。
ぼくが挑戦したい課題は、「受験者のためになる英語試験」を作ることである。
一般的に英語試験というと、英検、TOEFL、TOEIC、IELTSなどを示す。これらの試験は「英語ができる」能力を測定する試験で、日本人だけでなく、多くの英語ノンネイティブの人たちが受験をしている。
これらの英語試験で高得点を取っている人が英語で成功しているのかと聞かれると、残念ながら、そうでは無いというのがぼくの印象である(そういうデータもある)。正直、英検1級を持っている、TOEIC連続満点を取った、と言われても、よく頑張ったねとしか、ぼくには言うことが無い。
確かに、これらの英語試験の点数が低い人たちが、英語でバリバリ学業・仕事できることはまずないだろう。しかし、英語試験の点数が高いからと言って、その人が英語で成功している、というわけでもない。この事実に気づいている人は、英語試験の点数が高い人ほど多い。
そこで、ぼくは異能vationを通じて、「日本人を英語で成功者に変える試験」を提案させていただいた。ぼくが理想とする試験は、成績が良い人ほど英語で成功者になれる確率が高い試験である。具体的にどうすればいいかは、異能vationの応募書類に書いていますよ~。企業秘密。
異能vationの応募が終わって、Science誌を読んでいたら、アメリカの大学院入試試験であるGREが批判されている記事を見つけました。この記事は、GREの点数が科学者としての成功と相関性が低いデータ(1・2)を踏まえて、将来有望な人材を育成・確保するために参考となるデータは何か?ということを議論しています。
日本人の英語力を高めるヒントがこの記事に隠されている、とぼくは考えています。知りたい人は原文を読んでみてください。
ぼくが応募した別の申請書にそのアイデアが含まれていたので、すこしだけホッとしました。複数の応募をしておいてよかったなぁ。ちなみに異能vation自体はこのアイデアをすでに採用しているんですね、すげー。