「日本人の英語力の向上に一番貢献した人」は 誰ですか?

 

あなたが考える

日本人の英語力の向上に一番貢献した人」は

誰ですか?

 

<新たな試み>

1年間で

日本人の英語力向上に一番貢献した人に、

iTELLian Award 

贈ることを計画しています

(予定12月)。

 

<受賞メリット>

(1)初代 iTELLian Award の名誉あるアワード
(2)iTELLian Course 無料
(3)iTELLian Teacher として招待され、独自の英語オンラインコースを100%の利益還元でオープンできる
(4)オンラインコースの開設をフル・サポート
(5)ブログにて対談および特集記事

 

<現時点での有力候補>

ATSU(ブロガー)https://www.atsueigo.com/
長井悠(ハバタク社代表取締役)https://habataku.co.jp/
白川寧々(TAKTOPIA & Co. 共同創業者)https://taktopia.com/welcome/

 

<結果>

白川寧々さんに受賞の連絡をしたところ、喜んでいた様子だったのですがそのご連絡が無く受賞が取り消されました。第2候補だったATSUさんに受賞を連絡したものの返信が無く受賞が取り消されました。長井さんは白川さんのビジネスパートナーに当たる人なので、こちらに賞を出すのも控えさせていただきました。辞退される場合は連絡をいただけると助かるのですが、世の中には色々な人がいるということを学べた2016年のiTELLian Awardのイベントとなりました。残念ですが、受賞者を見つけることができませんでした。

 

<これからのiTELLian Award>

iTELLian Awardは今後、総務省が行っている異能vationジェネレーションアワードを通じて受賞者を決めていくことになりました。「日本人の英語を変えるアイデア」を持っているという方は、こちらに応募してくださいますようお願い申し上げます。

 

 

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異能vation、の伊藤穰一さんが面白い

  変な人を日本政府がサポートするプログラム「異能vation」の2次面接の戦略と戦術を考えている。   記事「異能vation、の2次面接の練習を始めます」で触れたが、もしぼくの「破壊的な挑戦」の申請書が1次選考を通過すると、2次面接で3分間の面接・プレゼンを求められる(かもしれない)。面接・プレゼンを楽しむためにTED Talksやスティーブ・ジョブズ氏関連の書籍を参考にしながら、自分のプレゼンを組み立てている。   プレゼンの練習に疲れたので、何か別のことをしようと思い、近所のジュンク堂に行くことにした。家を出て上を見上げると、真っ青な湖面に白色の積乱雲が漂っている。こんな日は、この歌が自然に頭に流れてくる。   https://www.youtube.com/watch?v=PQXMU1A8CjI   書店に行く目的は、異能vationの方向性を決めているプログラムアドバイザーが日頃どんなことを考えているかを理解するためである。プログラムアドバイザーが異能vationの具体的な方向性に言及している書籍は無い(と思う)。しかし、プログラムアドバイザーがどんな思想を持って活動しているのかは著作を通して知ることができる。総務省はこの思想に魅力を感じてプログラムアドバイザーに選んでいるはずなので、プログラムアドバイザーの思想を知れば、異能vationの選考条件が自然に浮かんでくる(とぼくは青空を目で聞きながら夢想している)。   伊藤穰一(じょういち)さんの紹介   プログラムアドバイザーのリストに最初に来ている人物は、伊藤穰一(じょういち)(愛称はJoi)さんである。伊藤穰一さんのことはTEDを通じて存在を知っていたが、どんな思想・経歴をお持ちなのかぼくは全く知らなかった。   https://www.youtube.com/watch?v=LN6Vn-aqgFs   伊藤さんの経歴をWikipediaで調べてみると、おもわず笑ってしまった。     大学中退の学歴で、MITのメディアラボ所長になるって!現在は、博士号も取り、現実的な処世術としてMIT教授にもなっている(その時の話は、彼のブログ記事「教授になります」が面白い)(追記:現在、伊藤さんはジェフリー・エプスタイン関係の事件が原因でMITのメディアラボ所長を退職されています)   経歴の面白味は、それだけじゃないです。伊藤さんは、過去に六本木でナイトクラブを経営したり、DJだったり、IT会社を複数起業していたり、大企業の取締役をしていたり、赤ちゃん企業にスタートアップ投資するエンジェル投資家の顔も持っています。かと思えば、スキューバー・ダイビングの先生であったり、著名人を写真に収める写真家であったりもします(そのほかにも突っ込みどころが満載なのでWikipediaとその脚注・外部リンクの情報を読んでみてください。面白いに尽きます)   https://www.youtube.com/watch?v=Fbqib311QgA   伊藤穰一さんって、変な人でしょ?異能vationの最終選考者の竹内さんが、伊藤さんを「Joi = 神」と表現している理由がなんとなくわかったような気がします。   UCアーバイン校で人類学教授をしている伊藤瑞子さん(穰一さんの妹)との対談を聞いていると、穰一さんの異能ぶりを家族の視点から知ることもできます。   https://www.youtube.com/watch?v=P0CxCR9Uj60   伊藤穰一(じょういち)さんの書籍   伊藤穰一さんにHookedされてしまったぼくは、ジュンク堂におかれている彼の書籍をすべて買って読んでみた。           そのなかでも、異能vationの面接に役立ちそうな切り口を与えてくれたが、著書『9プリンシプルズ』である。書籍の内容は学術的であるため、ターゲット読者はおそらく知識人であると考えられるが、メッセージはシンプルである。書籍に書かれているメッセージとは、これからのネット時代においてイノベーションを起こしながら生き残るには9つのマインドセットが必要であるということだ。   1.権威より創発 2.プッシュよりプル 3.地図よりコンパス 4.安全よりリスク 5.従うより不服従 6.理論より実践 7.能力より多様性 8.強さより回復力 9.モノよりシステム   ↓↓どういうものか知りたい人ははこちらの動画をどうぞ。 https://www.youtube.com/watch?v=CkMS03WSz9I   ↓↓Why bother writing a book?という質問に対するJoiさんの答えに共感 https://www.youtube.com/watch?v=Ak2Chkhn87o   ビットコインとブロックチェーンの部分も面白い https://www.youtube.com/watch?v=k_O4x6xdDZY   wired.jpの池田純一氏が、著書『9プリンシプルズ』に関する批評を書いている。ここでは添付していない動画なども掲載されているので、興味がある方はどうぞ。⇒リンク   異能vationの選考を通過するために   異能vationの2次選考のためにこの書籍の学術的な部分を理解しておく必要はないと思うが、これらの9つの切り口を、自分のプレゼンに当てはめてアピールできるかを考えることは大切である。自分に嘘をついてまで、9つのプリンシプルズを当てはめる必要はないが、自分の持っているアイデアがこれらのプリンシプルズに入るかどうかを考えることで、どこが自分のアイデアの強みなのかを知ることができる。(この考え方は1次選考の応募書類にも当てはまる)   どれにも当てはまらない人は自信を持つことだ。何より「従うより不服従」に当てはまるし、自分のプリンシプルズを生み出す絶好の機会だからだ(これは「権威よりも創発」に当てはまる)。   ぼくと伊藤穰一さんには「中退」というの共通点がある(伊藤さんは大学中退、ぼくは高校中退)。共通点を持つと親近感が湧くことは周知の事実である。そういうことで、伊藤さんの思想を参考にしながら、自分のプレゼンを創り上げることにします。必要・時間があれば、ほかのプログラムアドバイザーのことも調べてみようと思います。    

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【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo

  えー、巷では名須川天心対フロイドメイウェザーの世紀の一戦がもっぱらの話題です。英語の世界も負けてられん、と【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo を(一方的に)実現させました。それでは、前置きを含めてどうぞ。   ☆★☆★☆★☆★   オーストラリアの医学部を卒業した後、日本に一時帰国し、総務省の異能vationのイベントに参加したり、Urdocアプリの創始者と対談したり、日本の医学生に臨床英語のセミナーを開いたり、東大で先生をしている友人にサインをもらったり、1日5~8時間ぐらい東京の町を当てもなく歩いたりした。   オーストラリアにとんぼ返りする直前にAtsueigoさんの東京トークライブに参加してきた。今回の記事では、トークライブでのAtsueigoさんの印象や、Atsueigoさんがこれから挑戦しなければならない問題を提起していく。記事の流れはこうなっている。   Atsueigoとは誰なのか? ごとうひろみちとは誰なのか? Atsueigoのトークライブと彼の英語力 Atsueigoに挑戦状を叩きつける 挑戦状の先にあるもの   まずは、自己紹介から。Atsueigoさんを知らない方のために、彼のことを簡単に紹介しておく。   Atsueigoとは誰なのか? 以下、Atsueigoページより抜粋。   1990年生まれ。 日本生まれ日本育ち。 大学受験勉強をきっかけに本格的に英語学習を開始。 2012年大学院留学のため渡豪し、22歳にして初の海外長期滞在を経験。 2014年にオーストラリア国立大学(世界大学ランキング20位)会計学修士を成績優秀(Distinction)で修了。 同年よりオーストラリアメルボルンにて世界4大会計事務所の1つに勤務し、アメリカ、イギリス、日系など幅広いグローバル案件の監査業務に従事している。 IELTS Academic 8.5、実用英語技能検定1級 、TOEIC 990点満点 、TOEFL iBT 114点、米国公認会計士(ワシントン)、オーストラリア永住権保持。 Atsueigoさんは、Youtubeを通じて英語学習に役立つ良質なコンテンツを提供している。その質は他の類似Youtuberと比較しても群を抜いており、彼のコンテンツに影響を受けて英語の勉強を頑張る視聴者が多数いる。(ごとうひろみち評)   ごとうひろみちとは誰なのか? これから、Atsueigoさんと(一方的に)対決するわけだが、Atsueigoさんのファンの中には「ごとうひろみち」って誰?と訝る方もおられると思うので、自己紹介をしておく。   1979年生まれ(はい、おっさんです)。 ...

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東京オリンピック、英語を生かせる5つの仕事

  (1)ボランティア 仕事と書いておきながらボランティアか、と落胆してはいけない。ボランティアはお給料はもらえないものの、だれでも「東京オリンピックに参加する」ことができる仕事なのだ。そのうえ、ボランティアは、東京オリンピックを大成功につなげられる非常に大事な存在である。 というのも、日本に知人がいない、日本語も出来ない海外からの観光客を一番近いところでお世話をできるのが、このボランティアだからだ。 日本語ができない海外からのお客様を日本好きに変える最善の方法は、日本人の優しさに触れてもらうことである。ボランティアは、その役目を果たせる大事なキープレーヤーなのだ。 通訳ボランティアをやっていれば、オリンピックの有名選手などに出会うことも可能になるので、お給料以上のメリットを受けられる可能性もある。また、いつもはテレビ観戦だけのオリンピックに、関係者として参加できるという思い出作りにもなる。 オリンピック直前は、ボランティア募集をうたった胡散臭いサイトがたくさん生まれることだろう。海外からのお客様に日本の良さを分かってもらおうというあなたの優しい心遣いが、悪い人に利用されないためにも、公式のボランティアサイトを使って、ボランティアの仕事を探すことを強くお勧めする。 ボランティアの公式サイト 東京オリンピック公式 ボランティア募集ページ 東京ボランティアナビ 東京都オリンピック・パラリンピック準備局 (2)翻訳 翻訳家の仕事は幅広い。ボランティアが補えない専門的な分野において、翻訳家は大きな役割を果たす。もちろん、専門的な英語を日本語に翻訳することが、翻訳家の仕事ではない。しかし、東京オリンピックに限ると、翻訳家は高い正確性と専門知識を求められることになる。 オリンピックで翻訳の仕事をしてみたいと思っている人は、「翻訳家になる」ことを目指すことは止めましょう。競争相手が多いうえに、翻訳家を探している関連会社から見れば、どの翻訳家を採用すればいいか分からないからだ。インターネットで翻訳家を探している会社は、「この人は翻訳家なんだ。それじゃ仕事を頼もう」とは思わない。 そこで、翻訳を通じてオリンピックに貢献したい人は、「どの専門分野の翻訳をしたいのか?」ということを明確にすることが必要である。企業に「この人は、観光産業の翻訳を専門にしているのか。うちのビジネスに合致するから、翻訳を頼もう」と思わせる必要があるのだ。 現在、日本では翻訳家の資格が無くても翻訳をすることができる。ただ、オリンピックまでに翻訳資格を取り実務経験を積んだ人は、企業に強くアピールできる。それどころか、そういう翻訳家から重要なポストに就いていくだろう。 翻訳の資格 翻訳実務検定(TQE) 日本翻訳協会の各試験(JTA) ほんやく検定(JTF) (3)通訳(観光ガイドを含む) 通訳の仕事も、翻訳家と同じように幅広い。すべてをここに書くことはできないが、少し頭に浮かんだだけでも、オリンピックの運営・管理(広報、財務、警備、観客の交通、メダル表彰式など、細分化すればきりがない)、オリンピック選手や審判団への通訳業務(選手村でのアシスト、医療通訳も含む)、マスメディア対応(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット報道関係者への対応)、そして観光アシスト(旅行代理店や接客スタッフ)などの仕事がある。 オリンピック関係者(選手を含む)そして海外からの観光客が行くところには、通訳のニーズが必ずあるといっても過言ではないだろう。 通訳の仕事は、翻訳家の仕事に比べたら専門性を持たなくても仕事をゲットできる可能性が高い。しかし、やはり「自分はどの分野(例えば、観光や医療)の通訳に長けているか」をアピールできなければ、通訳のお仕事にたどり着くことは難しいだろう。そして、翻訳と同じように、通訳資格と実務経験がアピールポイントになるだろう。 通訳の資格 通訳案内士 ビジネス通訳検定 (4)接客スタッフ(飲食・ホテル・ビジネス) オリンピック関係者(運営スタッフや選手)も人だから、ご飯を食べるし宿泊もする。それも日本に来ているのだから日本食を食べに行ったり、日本の旅館に泊まったりする。慣れ親しんだ食事・生活をしたい人は、日本式以外の食事・宿泊を選択する。 レストラン・ホテル経営者は、海外からのお客様に対応できるように、いたるところに英語表記のガイダンスを置くために、翻訳の仕事を外注するだろう。しかし、レストラン・ホテルの接客サービスは、英語表記だけで完結することはできない。お客様との一対一のコミュニケーションが一番大切な業務であるからだ。 そこで、お客様と一対一でサービスを提供するのが、接客スタッフである。接客スタッフに求められることは、言語能力だけでなく、海外の文化の知識・理解があり、高い接客サービスを提供できる能力である。 いまのところ英語に特化した接客資格は無いが、接客検定はあるので、こちらの資格を持っていると大きなアピールをすることができろ。特にビジネス系検定は、接客以外の資格もあるので、自分のターゲットに合ったものを取得すると、大きく一歩リードすることができる。もしかしたら、理想の職場に転職できるかもしれない。 接客の資格 ビジネス系検定 接客サービスマナー検定  (5)ウェブサイト・スマホアプリ製作者 ウェブサイト、スマホアプリを作る仕事の依頼は、オリンピックに向けて飛躍的に増えることが予想される。ウェブサイト・スマホアプリ製作能力は、英語ができなくても重宝されることだろう。企業やビジネスオーナーが、「ウェブサイト・スマホアプリ」と「翻訳」を別途に外注すればいいからだ。 しかし、企業はできるだけお金をかけずに目的を果たしたいので、「わたしは英語でウェブサイト・スマホアプリが作れますよ」とアピールできれば、たくさんの企業やビジネスオーナーがドッとあなたのところへ依頼の連絡をするはずである。経費を削減できるだけでなく、ふたつのところに依頼するという手間と失敗する要因(例えば、ひとつはうまくいても、もうひとつはうまくいかないかもしれないケース)を潰せるからだ。 ここでも資格を持っていると、強くアピールが出来る。あなたが、従来の英語試験であるTOEICや英検などに加え、ウェブサイト製作資格やスマホアプリ製作資格を持っていると、企業やビジネスオーナーにとってたまらなく仕事を依頼したい存在に映るだろう。 ウェブサイト製作の資格 Web検 ウェブデザイン技能検定 ホームページ作成検定試験 ウェブデザイナー検定 Webクリエイター能力認定試験 SEO検定 ウェブライティング検定 スマホアプリ製作の資格 スマ検 Ruby技術者認定試験 Rails技術者認定試験 Android™技術者認定試験 PHP5技術者認定試験 一番稼げる仕事は・・・ 通訳や接客スタッフは、オリンピック大会中に爆発的なニーズを生むため、大会期間中に大きな金銭的メリットを受けるだろう。しかし、オリンピックが始まる前から仕事ができるという点では、翻訳家とウェブサイト・スマホアプリ製作者はとても有利である。 翻訳家に注目する人はたくさんいるが、ウェブサイト・スマホアプリ製作者になろうという人は少ない。沢山の競争相手がいるところで仕事を奪い合いするよりも、待っていても仕事が舞い込んでくる「英語でウェブサイト・スマホアプリを作れる人」は正直、一番お金を稼げるのではないかと思う。 ウェブサイト・スマホアプリを作る勉強をする自信・時間が無いという人は、WEBライティング技能検定あたりを狙ってみても良いかもしれない。こちらで、あなたのWEBライティング力を診断することもできます。 東京オリンピックに向けて英語力を伸ばしたい方は ぼくが英語の個人コンサルしている男性Aさん(68歳)は、オリンピックに英語で参加したいという夢を持っている。その夢に向けて通訳案内士の資格を取りたいのだが、一次試験が免除になる英検1級がなかなか取れないということで、ぼくに個人コンサルを申し込まれてきた。 英検1級は合格率が10%ぐらいです。司法試験の20%の合格率に比べると、英検1級の合格率が低いことがわかります(ただ、全く違った試験なので内容の比較はできません)。 個人コンサルのヒアリングをしてみると、Aさんは英検1級を数年間かけて挑戦してきたのですが、なかなか成績が上がらず、困っていました。オリンピックまでにぜひとも通訳案内士になって、オリンピックに積極的に参加したいという気持ちが焦りを生み、成績も上がらないという悪循環に陥っていました。 ぼくはまず、英検1級合格へのマインドとスキルを、Aさんに認識してもらうことから始めました。正直、これを理解することが一番時間がかかります。でもぼくは辛抱強くマインドとスキルの重要性を説明し続けました。 その結果、この男性は英検1級だけでなく通訳案内士に合格することができ、オリンピックに向けて自分の仕事を開拓しています。Aさんに時々会うことがありますが、ニコニコとした表情からは若々しい希望が満ち溢れています。 コンサルは有料ですが、コンサルで伝えている「英語で成功するマインド」は、ぼくのアマゾン書籍と共に無料プレゼントしています。東京オリンピックに向けて、英語を勉強したい人は、どうぞお立ち寄りください。 東京オリンピックで英語を生かそう! おまけ:エンブレムのコンセプトムービー https://www.youtube.com/watch?v=OEFfrdnvWZs&feature=youtu.be 出典:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

【検証】林修氏の「幼児に英語教育は不要」は正しいのか?

  林修氏という教育者がいる。知人によれば、「いつやるか?今でしょ!」という有名な文句を持った、東進ハイスクールの予備校講師だという。   東京大学法学部卒の高学歴を持つ林氏の頭脳明晰ぶりは有名なようで、「林先生が驚く初耳学!」という人気テレビ番組の中心人物である。   最近になって、その番組「林先生が驚く初耳学!」で発した、早期英語教育に関する林氏の一言が議論を巻き起こしているという。   その一言とは、「幼児に英語教育は不要」   というものだ。   ぼくは、林氏の「幼児」の定義が分からない。ゆえに、林氏の意見に賛成も反対もできない。ただ、幼児を「小学校以前の子供たち」と一旦定義して林氏の意見を考えてみたいと思う。   第2言語学の習得の臨界期から考えると・・・   第2言語の習得の臨界期(ある年齢を過ぎると言語の完全習得が不可能になる時期)は、様々な意見があるものの、だいたい7歳ぐらいだと言われている。このことは、つまり、小学校1,2年生で英語を始めても完全習得に遅くはないということになり、林氏の意見「幼児に英語教育は不要」は擁護される。   さらに、大人になってから英語を勉強し始めた場合でも、「外国語が日常的に使われる環境に身を置き、高いモチベーションを持って聞き取りや発音のなどの音声的な訓練を長期間行なえば、10%以上の人がネイティブ並みといえる文法・発音能力を習得できる」という研究結果がある(Wikipediaより)。これは、林氏の意見「幼児に英語教育は不要」をさらに擁護するデータである。   ぼくが英語を真剣に勉強し始めたのは18歳からである。それを考えれば、ぼくの第2言語の習得の臨界期はゆうに過ぎていたことになる。しかも高校を中退しているため、ほかの友達よりも学歴の点では劣っている。そのためか知らないが、ぼくの英語の発音はネイティブ並みとはお世辞でも言えない。それでも、英語の質そのものはネイティブのそれを変わらないのではないかと思っている。その「質」の土台となっているものは何か?   それは、思考力である。簡単に言えば、考える力である。   ちなみに、林氏は同番組内で「幼児期は英語よりも思考力を伸ばすべき」と主張している。   ぼくは林氏の意見に賛成はしない。林氏とは違い、ぼくは「英語は思考力と一緒に学ぶことが一番効果的」という考え方を持っている。つまり、林氏の「英語or思考力」という考え方ではなく、「英語and思考力」という考え方を持っている。この考え方こそが、日本政府が長年迷走しながら改革を進めている英語教育の羅針盤になるとぼくは考えている。   「英語and思考力」の教育を具体的にどうやって実現するかは、「なりたい自分に最短でなれる英語勉強法」の後半で触れています。期間限定で無料プレゼント中ですので、ご気軽にどうぞ。   https://www.youtube.com/watch?v=XCViXR2Mysk   ちなみに、第1言語学の習得の臨界期から考えると・・・   英語を第1言語として習得するには3歳前から英語教育をスタートさせるのがベスト、と主張しているのが元イェール大学助教授の斉藤淳氏である。子供に高い英語力を身に付けてもらいたいと思っている親御さんは、斎藤氏の著書『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語 わが子の語学力のために親ができること全て!』を読まれたい。       出典:毎日放送  

伊藤穣一さんに聞いてみた『日本人の英語力を変革するために必要なこと』

  このブログでも何度か取り上げさせていただいている伊藤穣一さんは、とても面白い方である。どこか掴みどころが無さそうな方なのに、実は突っ込みどころ満載といった、とても稀代な方である。どれぐらい面白いかは、過去記事『異能vation、の伊藤穰一さんが面白い』で詳しく触れていますのでこちらをどうぞ。端的に言えば、伊藤さんの経歴を見れば、ぼくなんかよりもよっぽど「中退の星」の名にふさわしい方であることが分かります。 追記:現在、伊藤さんはジェフリー・エプスタイン関係の事件が原因でMITのメディアラボ所長を退職されています。   それだけじゃないです。伊藤さんは、過去に六本木でナイトクラブを経営したり、DJだったり、IT会社を複数起業していたり、大企業の取締役をしていたり、赤ちゃん企業にスタートアップ投資するエンジェル投資家の顔も持っています。かと思えば、スキューバー・ダイビングの先生であったり、著名人を写真に収める写真家であったりもします(そのほかにも突っ込みどころが満載なので、Wikipediaとその脚注・外部リンクの情報を読んでみてください。面白いに尽きます) https://www.youtube.com/watch?v=Fbqib311QgA   そんな稀代な伊藤穣一さんは最近、Podcastを通じて『変革への道』というテーマをもとに著名な方々と様々な議論を交わしながら、日本のデジタル改革の行く末について語っています。2021年12月1日現在、7つのテーマについて語っており、これからも議論を重ねていくようです。 #1 日本のデジタルDX推進で決定的に欠けているものとは? #2 DX推進が加速する中、社会や文化のあり方も変革が必要!? #3 インターネット元年から数えて25年目の今、求められている姿とは!? #4 デジタル庁顧問に伺うニッポンのDX推進事業の成果と課題 #5 オープンソースは開かれた社会への扉となるか? #6 就任から5年を迎えたデジタル担当大臣オードリー・タン。その功績から、我々が学ぶべきものとは? #7 台湾デジタル担当大臣オードリー・タンに伺う、ニッポンのデジタル政策に関するアドバイスとは?   次のページでは、ごとうひろみちの質問に伊藤穣一さんが答えています。     伊藤穣一さんに聞いてみた『日本人の英語力を変革するために必要なこと』   自分にも「日本人の英語を変える」というテーマをもとに活動をしている経緯があり、視野の広い伊藤穣一さんに考えをお聞かせていただけないかと、Podcastに質問を送らさせていただいた。幸いにも、Podcast#3 「インターネット元年から数えて25年目の今、求められている姿とは!?」の中で、伊藤穣一さんがPodcastで初めて答えるリスナーの質問として採用していただいた。以下、Podcastより抜粋(実際の音声を聞きたい方は、Podcastの21:28~聞いてみてください)。   ごとうひろみちの質問 日本人の英語力を変革するために必要なビジョン、哲学、手段などのアイデアがありましたら教えていただきたいです。   伊藤穣一の考え 武邑先生とも話してたんですが(詳しくは本編のPodcastのをお聞きください)、システムを変えるのにはこうルールとか変えるよりも、そのゴールを変えるっていうことが重要なんじゃないかと思ってまして。 たぶん、英語を覚えたいと思えば、覚える手段っていろいろあって。もちろん先生たちもいますし、先生が近くにない人でもネットで勉強することもあると思うんですよね。例えばこないだ、私13歳でインドでYouTubeを通じて英語ペラペラになって、メディアラボにたどり着いてきた若い人と会ったりしていますし。村井純先生のWIDEの研究所は、ほとんどエンジニアなんですけれども僕が会った人ほとんど英語ペラペラなんですよね。 僕の勝手な発想なんですけども、たぶんインターネットの研究者をやると、国際会議に参加しなきゃいけないので必然的に英語が上手になるので、教育とかもうたくさんちゃんとしてないとダメだと思うんですけども。一番欠けてるのはやる必要性とか、やる意志だと思うんで、そんなモチベーションにはプロジェクトがあってだとかいろんな国際的なグローバルの視点で事を考えるっていう必要だと思うんで。だから、どっちかっていうとその哲学的なところとビジョンにそこでつながっていくんじゃないかと思います   伊藤穣一さんの考えを簡単にまとめると、「個人のレベルで言えば手段やツールはそろっている。重要なことは、英語が必要となるようにゴールを変えること」となるだろうか。このことは、ぼくも過去動画「日本人の英語が伸びない理由」で触れています。   https://www.youtube.com/watch?v=TK9nL4xZp5c   さて、「TOEIC満点」などの小さいゴールが理想化されている日本で、どうやればゴールを変えられるのか?こんなことを考えている人はほとんどいないけど、ぼくは異能vationなどを通じて、自分なりの貢献をしていこうと思います。     伊藤穣一さんが考える、これからの世界・時代を生き抜くための9つの必須スキル   最後に、伊藤穣一さんはこれからの世界・時代を生き抜くためのアドバイスもしています。個人的レベルだけでなく、グループや社会、そして国家レベルが生き残るために必要なスキルを語っています。とても興味深いので聴いてみてください。   https://www.youtube.com/watch?v=CkMS03WSz9I   9つのスキルを簡単にまとめる・・・ 1. Disobedience over compliance 2. Pull over push 3. Compasses over...

パースの日本雑誌Perth Expressに「ごとうひろみち」登場

  パースにいる日本人や日本語を勉強している人が読んでいる Perth Express 誌に「ごとうひろみち」のインタビュー記事が掲載されました。   インタビューを受けたのは、神経外科研修を早めに終えた午後の時間。場所は、Sir Charles Gairdner Hospital のそばにあるカフェでした。インタビュー担当の方は、とても丁寧な方で楽しくインタビューをすることが出来ました。   基本的には、過去のインタビュー動画と内容は同じですが、医学部生活の写真などもアップしているので、楽しんでいただけると思います。興味がある方はどうぞ⇒記事はこちら。   過去のインタビュー動画はこちら。 https://youtu.be/CQ_YIduECOo   高校中退から豪州医学部までの道のりをつづっているのが書籍シリーズ「高校中退から豪州医学部へ」です。期間限定で無料プレゼントしています。興味がある方はこちらをどうぞ。↓↓↓↓↓    

大学生がやっておきたい、たったひとつの英語の勉強

  日本人の英語力を飛躍的に伸ばす教育(大学生編)   英語の勉強にはゴールが必要なのに・・・ 英語を勉強している日本人に、「なぜ英語を勉強しているの?」と聞いてみると、「英語がしゃべれないよりしゃべれた方がいいから」「英語ができれば就職に有利だから」「英語は世界の共通言語だから」などといった、漠然とした答えが返ってきます。   まわりにいる99%の英語学習者が同じような答えをしているため、自分自身の答えを疑ったり・顧みることをすることがほとんどありません。そのため、「なぜ英語を勉強しているの?」に対するこのような答えが、その人の英語力のアップを妨げていることに気づけないのです。   「英語がしゃべれないよりしゃべれた方がいいから」「英語ができれば就職に有利だから」「英語は世界の共通言語だから」などの答えが、英語力のアップにつながらないことをたとえ話で説明してみましょう。   まず、あなたに、プロ野球選手の卵を探すスカウトマンになっていただきます(頭の中で)。   スカウトマンのあなたの目の前には、野球を熱心に練習する大学生がいます。将来のスター選手を探しているあなたは、その大学生の本気度を知るために、「なぜ野球を練習しているの?」と聞いてみます。   もし、その大学生がこんな答えを返して来たら、あなたはその人をスカウトの対象にしますか? 「野球ができないよりできた方がいいから」 「野球ができればプロ野球選手になれるから」 「野球は世界で人気のあるスポーツだから」   もし、その大学生がこんな答えを返して来たら、あなたはその人をスカウトの対象にしますか? 「イチロー選手のような3割バッターになりたいから」 「ダルビッシュ選手のようなスライダーを投げる投手になりたいから」 「大リーグでゴジラ松井選手のような成績を収めたいから」   あなたはプロ野球の卵を探すスカウトマンとして、どちらの答えに将来の有望性・可能性を感じますか?また、なぜあなたはそちらがより有望だと判断しましたか?   99%の英語学習者は、自分の英語がうまくならない理由が、「なぜ英語を勉強しているの?」に対する自分の答えの中にあることに気づいていません。英語がうまくなるには、「明確なゴール」がなければならないことにまず気が付かなければなりません。   ゴールがないせいで・・・ 明確なゴールが無いと、なぜ英語はうまくならないのか?その理由は単純です。目的地が決まっていないのに、目的地に向かおうとすることと同じだからです。自分では前に進んでいるつもりでも、もしかしたら、同じところをグルグル回っているだけかもしれません。   また、目的地が決まっていないということは、その目的地までどのようなルートで行くかというプランも立てられないということです。英語学習における目的地までのルートプランを戦略と言いますが、「なぜ英語を勉強しているのか」という明確なゴールが無ければ、効果的な戦略も立てられません。どんなに素晴らしい戦略でも、あなたのゴールがはっきりしていなければ、それは宝の持ち腐れです。   英語の勉強、大学生は何をすればいいの? 「英語ができる」ようになりたいと願い、英会話スクールに行く大学生がたくさんいます。楽しい大学生活のなかでわざわざ教育にお金と時間を投資するという行動は賛辞に値することですが、あなたに「なぜ英語を勉強しているのか?」の明確な答えが無ければ、その投資は水の泡になってしまう可能性があります。   もちろん、「なぜ英語を勉強しているのか?」という答えは、一朝一夕に生まれるものではありません。ほとんどの場合、色々な経験を積んで初めて芽生えるようになります。また、芽生えた答えは、時間と経験と共に変化するものです。   「なぜ英語を勉強しているのか?」という答えを出してから英語の勉強を開始することはお勧めしませんが(英語を勉強することで色々なことを経験できるので)、答えを急ぎすぎたり、ひとつの答えに固執する必要はありません。   それでも、「明確なゴール」を持つことは大切です。理想的には、大学生のあなたに「なぜ英語を勉強しているのか?」を考えさせる英会話スクールがあればいいのですが、英会話スクールがそんなことまでケアしてくれる(重要だと認識している)とは想像できないので、やはり「明確なゴール」を持つことはあなた自身の責任となるでしょう。   大学生の勉強はこれだけでいい 幼少期のたったひとつの英語の勉強、中学生のたったひとつの英語の勉強、高校生のたったみっつの英語の勉強を終え、「なぜ英語を勉強しているのか?」という疑問の種が植えられた大学生がやっておきたい英語の勉強はひとつしかありません。それは、英語で考えることです。   大学における英語の勉強は、英語で考えることに専念すべきです。その理由はこうです。   幼少期のボキャブラリーの勉強、中学生のたったひとつの英語の勉強、高校生のたったみっつの英語の勉強を続けていれば、英語で考える基盤(ボキャブラリー、グラマー、Phrasal verbs、Collocations、Idioms)が出来上がっています。あとは、この基盤の上で「英語で考える習慣」を返すだけで、あなたのコミュニケーション能力は爆発的に成長します。   英会話スクールに行きたいけど、月謝が高くて払えないという大学生はたくさんいます。しかし、英会話に行けないからと言って、「英語で考える」トレーニングをあきらめる必要はありません(こんなことを教えている英会話スクールは見当たりませんし)。英会話スクールに劣らないツールが存在するからです。それは、スマホのアプリです。   大学生を観察するとわかりますが、大学生はスマホを手放しません。人と会話するよりも、スマホを触っている時間の方が長いのではないでしょうか?   現在アメリカで人気のある「英語で考える」を鍛えてくれるアプリ(iPhone)をリストアップしておきました。スマホに長時間触り続けている大学生であれば、使い方はすぐに理解できるはずです。あ、ちなみに英語の勉強は英語でやることをお勧めします。英語への精神的な抵抗が減ります。   これをすべてやれば全てOKというものではありません。あなたが熱中できるアプリにたどり着けるといいですね。   その他にも「英語で考える」を鍛えるアプリを知っている人は、この記事の下のコメントでシェアしてあげましょう。また、Androidのアプリを知っている人も、コメント欄にてシェアしてあげましょう。Sharing is caring!!   連想ゲーム iPhone Stupidness 3(無料) 4 Pics 1 Word(無料+コンテンツ追加有料) Close Up Pics Quiz(無料+コンテンツ追加有料)   発想ゲーム iPhone Tricky Test 2(無料+コンテンツ追加有料) Blackbox - think outside the box(無料+コンテンツ追加有料) Lateral Thinking Puzzles($0.99) Thinking Time Pro($4.99)   習慣・知識ゲーム iPhone  QuizUp(無料+コンテンツ追加有料)  Elevate - Brain...
ごとうひろみち
ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

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ぼくは高校英語が理解できなかった。そんなぼくがどうやってオーストラリアで医者になれたのか?この物語を読めば、あなたにも英語で夢を叶えるヒントが見つかるかも。

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【翻訳】英語で知っておきたい、20の自然の名言

英語で知っておきたい自然の名言を、翻訳家・ごとうひろみちが20個厳選しました   まえがき:ここで紹介している英語の名言は、英語を勉強している人、名言を知りたい人、何かのヒントを探している人など、たくさんの方の役に立ててもらえたらと思い、ごとうひろみちが翻訳をしたものです(ぼくは翻訳会社ulatusのフリーランサー翻訳家です)。名言を読んだ瞬間に心を揺り動かし、あなたを突き動かしてくれる、そんな英語の名言に出会えるといいですね。高校中退者のぼくでもプロ翻訳家になれた英語勉強法に興味がある方はこちらをどうぞ。   Look deep into nature, and then you will understand...

日本人が海外医学部で一番苦労する(だろう)こと

  最近、ぼくはブログの中で、異能vationに応募したことや、英語コンサルを行っていること、ビジネスを学んでいることを、心赴くままに綴ってきた。この3つのことはすべて、ぼくが持っている「日本人の英語を変える、ノンネイティブの英語を変える」という英語ドリームを叶えるためである。この夢を叶えるには時間と労力がかかることは理解しているし、一朝一夕に実現できることではない。だからこそ、ぼくは医学部を1年間休学することを選択したのだ。   それでも、時間は、ぼくの人生から無表情に削り取られてゆく。   これまでのように、英語ドリームに時間と労力をかけることはできなくなっている。というのも、ぼくにはもうひとつの夢があるからだ。それはオーストラリアで温かい医者になるという夢だ。2018年には、西オーストラリア大学の医学部に戻り、医学の勉強を再開しなければならない。それも、医学部の最終学年であり、これまでの知識とスキルをしっかりと身に付けて、最終試験をパスしなければならない。   医学の知識とスキルは、使い続けていなければ、一気に頭の中から消えていってしまう。そのスピードたるや、頭の中の消しゴムどころの話ではない。誰かが巨大な業務用掃除機で、ぼくの頭の中にある知識とスキルを、けたたましい轟音とともに吸い取っていくレベルである。   https://www.youtube.com/watch?v=HOhgP4fEx6s   ↓次のページに続く     あなたも学校でこんな経験をしたことが無いだろうか?あなたは学校の試験のためにたくさん勉強する。それでも、試験が終わり会場を後にした瞬間、詰め込んだ知識がふわぁ~と頭から抜けて、もう一回試験を受けたとしてもパスする自信がない、みたいな経験が。ぼくは毎回の試験で経験します。   試験が終わってから数分~数時間しか経っていないのに、詰め込んだ知識が指先からこぼれていく感じがするのに、これが1年間だとどうなるのか?   はい、正直に言います。ヤバいです。留年確実です。何もしなければ。   https://www.youtube.com/watch?v=ZrSH_TsRsec   ということで、ぼくは日本での残された時間を少しずつ、医学の勉強に使い始めようと思っています。それもかなり効果的な戦略を練らないと、1年休学した後遺症のせいで留年が決定してしまうので、日本でできることから始めようと思います。しかも、自分の苦手分野と対峙することにします。   ぼくは医学部で筆記試験を落としたことはない。もちろん、たくさん勉強して四苦八苦するのは事実だが、筆記試験が苦手だと思ったことはない。筆記試験は、医学部が用意しているガイドラインの意図を読み取ることができれば、落とすことはない。高得点は取れないかもしれないが、落とすことはない。と思う。多分。恐らく。     しかし、ぼくには、逃げ出したくなるほど苦手なものがある。それは、医療現場におけるコミュニケーション技能である。コミュニケーション能力は、問診(History-taking)、身体検査(Physical examination)、医療検査(Investigation)、医学的管理(Management)、医療チームへの報告(Presentation)、などにおいて文字通り患者の生死にかかわる重要なスキルである。コミュニケーション能力が低いせいで医療ミスが起こることを、医学生は頭に叩き込まれる(参考文献)。   特に患者さんとのコミュニケーションが大事なことは、尊敬するオリバー・サックス氏だけでなく、医療器具に頼りすぎる若い医師たちを危惧する先輩方の医師が口をそろえて言うことである。   https://www.youtube.com/watch?v=8LZJz7GtJA0 動画でよく出てくるLVADは、Left Ventricular Assist Deviceの略(参照資料)   実は、このコミュニケーション能力が、ぼくが最も苦手とするものである。内向的な性格もひとつの要因ではあるが、苦手意識を作り出している一番の要因が「英語の壁」だと思う。英語ネイティブではない事に対する負い目みたいなものである。しかし、この負い目は、ぼくが頭の中で作り上げている「心理的虚構」にすぎないことにぼくはうすうす気づいている。できなくてもしょうがないという言い訳を作っているようなものではないかと。   もちろん、ネイティブの同級生に比べれば、ぼくは彼らの英語の表現の幅や奥ゆかしさには到底敵わない。しかし、医学において大事なのは、患者さんとコミュニケーションを取ることであって、英語の表現の幅や奥ゆかしさを競い合うものではない。とぼくは自分に言い聞かせることにした。←これが日本でできる一番目のこと。     次に、ぼくは医療現場における英語表現に慣れていないという事実。同じ英語であっても、働く現場によって使われる表現が微妙に変わることは当たり前で、とくにプライバシーや尊厳が重要視される医療現場の英語は、パブや家で話されているものとは違うものだ。この微妙に違う言葉遣いにぼくが慣れていないのだ。だから、医療現場に立つと医者や医療スタッフが何を言っているのか分からないし、何を言えばいいのか分からないのだ。   医療現場の英語表現に慣れるために、日本にいるぼくができることは何か?   いきなり近所の大学病院に押しかけて外国の患者さんに対して英語でコミュニケーションをしてみるというのはどうだろうか?否。ぼくはオーストラリアの医学生であって、日本の医学生ではない。そんなことをしていたら、書類送検でとっ捕まってしまう。   https://www.youtube.com/watch?v=2ue_wRn-Ke8   現場で学ぶことが一番だが、それが無理なら書籍から学ぶしかない。と考えたぼくは、近所のジュンク堂や丸善、紀伊国屋を周り、自分のためになりそうな本を探し回った。     そのなかでも、置かれていた医療英語の書籍をすべて立読みし、そのなかでも自分の学習のためになりそうな9つの書籍を購入した。まだ書籍を読み終わったわけではないので内容には触れないが、それぞれ違った角度から「医療現場で使われる英語」を紹介している。   やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ   CDで学ぶ 外国人患者が来ても困らない 外来診療のための英会話   医師のための診療英会話   医師のための身体診察と検査の英語   医師のための医療面接の英語   CDで学ぶ医師のためのオールラウンド英会話   CD付き 正しく診断するための...

異能vation、の伊藤穰一さんが面白い

  変な人を日本政府がサポートするプログラム「異能vation」の2次面接の戦略と戦術を考えている。   記事「異能vation、の2次面接の練習を始めます」で触れたが、もしぼくの「破壊的な挑戦」の申請書が1次選考を通過すると、2次面接で3分間の面接・プレゼンを求められる(かもしれない)。面接・プレゼンを楽しむためにTED Talksやスティーブ・ジョブズ氏関連の書籍を参考にしながら、自分のプレゼンを組み立てている。   プレゼンの練習に疲れたので、何か別のことをしようと思い、近所のジュンク堂に行くことにした。家を出て上を見上げると、真っ青な湖面に白色の積乱雲が漂っている。こんな日は、この歌が自然に頭に流れてくる。   https://www.youtube.com/watch?v=PQXMU1A8CjI   書店に行く目的は、異能vationの方向性を決めているプログラムアドバイザーが日頃どんなことを考えているかを理解するためである。プログラムアドバイザーが異能vationの具体的な方向性に言及している書籍は無い(と思う)。しかし、プログラムアドバイザーがどんな思想を持って活動しているのかは著作を通して知ることができる。総務省はこの思想に魅力を感じてプログラムアドバイザーに選んでいるはずなので、プログラムアドバイザーの思想を知れば、異能vationの選考条件が自然に浮かんでくる(とぼくは青空を目で聞きながら夢想している)。   伊藤穰一(じょういち)さんの紹介   プログラムアドバイザーのリストに最初に来ている人物は、伊藤穰一(じょういち)(愛称はJoi)さんである。伊藤穰一さんのことはTEDを通じて存在を知っていたが、どんな思想・経歴をお持ちなのかぼくは全く知らなかった。   https://www.youtube.com/watch?v=LN6Vn-aqgFs   伊藤さんの経歴をWikipediaで調べてみると、おもわず笑ってしまった。     大学中退の学歴で、MITのメディアラボ所長になるって!現在は、博士号も取り、現実的な処世術としてMIT教授にもなっている(その時の話は、彼のブログ記事「教授になります」が面白い)(追記:現在、伊藤さんはジェフリー・エプスタイン関係の事件が原因でMITのメディアラボ所長を退職されています)   経歴の面白味は、それだけじゃないです。伊藤さんは、過去に六本木でナイトクラブを経営したり、DJだったり、IT会社を複数起業していたり、大企業の取締役をしていたり、赤ちゃん企業にスタートアップ投資するエンジェル投資家の顔も持っています。かと思えば、スキューバー・ダイビングの先生であったり、著名人を写真に収める写真家であったりもします(そのほかにも突っ込みどころが満載なのでWikipediaとその脚注・外部リンクの情報を読んでみてください。面白いに尽きます)   https://www.youtube.com/watch?v=Fbqib311QgA   伊藤穰一さんって、変な人でしょ?異能vationの最終選考者の竹内さんが、伊藤さんを「Joi = 神」と表現している理由がなんとなくわかったような気がします。   UCアーバイン校で人類学教授をしている伊藤瑞子さん(穰一さんの妹)との対談を聞いていると、穰一さんの異能ぶりを家族の視点から知ることもできます。   https://www.youtube.com/watch?v=P0CxCR9Uj60   伊藤穰一(じょういち)さんの書籍   伊藤穰一さんにHookedされてしまったぼくは、ジュンク堂におかれている彼の書籍をすべて買って読んでみた。           そのなかでも、異能vationの面接に役立ちそうな切り口を与えてくれたが、著書『9プリンシプルズ』である。書籍の内容は学術的であるため、ターゲット読者はおそらく知識人であると考えられるが、メッセージはシンプルである。書籍に書かれているメッセージとは、これからのネット時代においてイノベーションを起こしながら生き残るには9つのマインドセットが必要であるということだ。   1.権威より創発 2.プッシュよりプル 3.地図よりコンパス 4.安全よりリスク 5.従うより不服従 6.理論より実践 ...

【期間限定】アマゾン書籍『高校中退から豪州医学部へ』無料プレゼント中!(前半戦)

  アマゾン書籍『高校中退から豪州医学部へ』前半戦を期間限定プレゼント(無料)!     いまなら期間限定で、アマゾン書籍『高校中退から豪州医学部へ』の前半戦の感想をコメントするだけで、アマゾン書籍【後半戦】を無料ゲットできます!     このページの一番下に感想コメントすると、アマゾン書籍『高校中退から豪州医学部へ』の後半戦のページに移動することができます。 ↓↓↓↓↓↓

【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo

  えー、巷では名須川天心対フロイドメイウェザーの世紀の一戦がもっぱらの話題です。英語の世界も負けてられん、と【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo を(一方的に)実現させました。それでは、前置きを含めてどうぞ。   ☆★☆★☆★☆★   オーストラリアの医学部を卒業した後、日本に一時帰国し、総務省の異能vationのイベントに参加したり、Urdocアプリの創始者と対談したり、日本の医学生に臨床英語のセミナーを開いたり、東大で先生をしている友人にサインをもらったり、1日5~8時間ぐらい東京の町を当てもなく歩いたりした。   オーストラリアにとんぼ返りする直前にAtsueigoさんの東京トークライブに参加してきた。今回の記事では、トークライブでのAtsueigoさんの印象や、Atsueigoさんがこれから挑戦しなければならない問題を提起していく。記事の流れはこうなっている。   Atsueigoとは誰なのか? ごとうひろみちとは誰なのか? Atsueigoのトークライブと彼の英語力 Atsueigoに挑戦状を叩きつける 挑戦状の先にあるもの   まずは、自己紹介から。Atsueigoさんを知らない方のために、彼のことを簡単に紹介しておく。   Atsueigoとは誰なのか? 以下、Atsueigoページより抜粋。   ...

オーストラリアの医学部に進もうかと考えている日本の女子高生からの悩みに、ごとうひろみちが答えてみた

  ぼくのブログには、オーストラリアで医者になりたいというコメントがたくさん寄せられます。そのほとんどは、具体的なプランが無いなど、どうやって返信をしていいのか分からないものが多いです。 そんな中、オーストラリアの医学部に行くことを真剣に考えている日本の女子高生からお便りをいただきました。丁度、深夜勤務明けのお休みの日にお便りをいただいたこともあり、ぼくも真剣にコメントを返してみました。 以下、高校生からの文章を太字にして、パラグラフごとにぼくなりの返事をしています。   こんにちは、初めまして。 ⇒初めまして。   今回は大学進学について悩んでいたところ、このサイトと出会い、ぜひ助言をいただきたくこの文面を書いています。拙い文章力で申し訳ありませんが、しばらくお付き合いください。 ⇒この時点ですでに文章力の高さを感じます。   私は広島在住の18歳で、将来の夢は小さな頃から医師になること、「人の命を救うこと」でした。昨年高校を卒業し、高校では日本の文部科学省規定の学習ではなくIBディプロマを取得しました。英語でBiologyやChemistryなど、様々な科目を学習してきた私でしたが、自分の英語に日本人の中では話せる方であったとしても、nativeと戦っていけるほどの自信はなかったので、そのまま日本の大学(subject requirementの関係で一校のみ)を受験しました。しかしscoreがrequirementに及ばず不合格に。医師の道を諦めるという選択肢はなかったので、IB生では異例の浪人を決意し、IBの最終試験の再受験のための勉強(自宅にて)とセンター試験のための勉強を一から(予備校にて)並行して行い、無事IB scoreはrequirementを越え、今年はセンター試験の点数も持っていたため、昨年受験した大学を含め三校受験しました。一週間ほど前に開示された結果は全校不合格でした。 ⇒IBディプロマというものがあるんですね。知りませんでした。まずは、IBディプロマ修了おめでとうございます。大学受験は残念でしたが、前に進んでいる(行動している)ので全く問題ありません。今は胸が痛いかもしれませんが、数年後にはこの経験があったからこそ「自分」のアイデンティティが確立されたと思えるようになります。   合否発表前より、全て不合格だった場合にはどうするかを考えており、以下の2つが家族の中でも濃厚な線でした: 1. ハンガリー医科大学時事務局を通じてハンガリー国立大学医学部を受験し、進学。卒業後は日本の医師国家試験を受験(卒業と同時に受験資格は得られる)し日本で医師として働く。 ⇒ハンガリー医科大学事情は詳しく知らないのですが、確か留学生の留年率が50%だったような気がします。つまり、毎年、半分の同級生が留年するというとても大変な道のりです。このことを考えると、日本で浪人をして日本の医学部に行くほうが時間的・金銭的にベターかも、という可能性も見えてきます。 追記:留年率は66%でした。過去記事を参照。   2. オーストラリアの大学に進学し(昨年の段階で合格はもらっていたため)、学士をとった上で帰国、日本の国立大学医学部へ学士編入し、日本で医師として働く。元来私は日本で医師になることを目標にしていたので、このどちらかを考えていました。しかし、高校の先輩で今オーストラリア・ブリスベンで看護師として働く方と話す機会があり、とても生き生きと自分の夢に向かって走っている彼女の話を聞くと、この先輩のようになりたい、オーストラリアに進学したいという気持ちが強くなりました。 ⇒オーストラリアの大学合格おめでとうございます。パチパチ!素晴らしいです。オーストラリアで学士を取った後、日本の医学部に編入する選択肢も現実的です。おそらくですが、オーストラリアで学士を取ると、そのままオーストラリアの医学部(大学院コース)に進みたくなるかもしれません。これも、選択肢の中に入れておいてください。   両親も私が医師になる夢はずっと応援してくれているので、日本での進学の道がほとんど閉ざされてしまった今、オーストラリアへの進学を前向きに考えてくれています。 ⇒両親が応援してくれるのは、すごくプラスです。ぼくは、誰からも応援されることなく医学部受験をしたので、両親が応援してくれたら、もっと高い点数を取ることができたかもしれません。   ただ、master courseの学費の高さや、(学費を安くするための)永住権取得の難しさ、そしてオーストラリアで日本人が医師になることの現実性など、本格的に考えれば考えるほど、実際に医師として働けるなど夢のまた夢のように思えてしまっています。 ⇒学費の高さは、とても重要なポイントです。最近では、クラウドファンディングなどで学費を捻出する強者もいるようですが、ほとんどの人は高い学費が払うことができずに医学部に行くことを断念します。ぼくもその例にもれず、医学部を3度受験し3回合格したにもかかわらず、永住権が無かったために2回入学を辞退しています。ここをどうクリアするかは、経済事情によりますので、ご両親とよく議論されることをお勧めします。オーストラリアで日本人が医師になることの夢のまた夢と表現されていますが、オーストラリアで働く日本人医師はちらほらいます。例が少ないために、「無理なんだ」と思い込んでいるだけだと思いますよ。前例が無ければ自分が最初の例になればいいだけのことです。   一番の夢が「人の命を救うこと」である以上、医師になれる確率が高い道、という考えで進学先を決めるとすると、上記のようにハンガリー -> 日本、もしくは学士編入が良いのでは、という考えが両親の中では強いようです(医師として働けるようになるまでの年月も踏まえて)。 ⇒日本で医師になることを前提にハンガリーへ留学する人が多いことは認知しています。詳しいことは知らないのですが、ハンガリーの医学部には日本の医師国家試験の勉強もしている医学生が周りにいるらしいです。この点において、オーストラリアよりもハンガリーのほうが有利かもしれません。というのも、オーストラリアの医学部には日本人の医学生はゼロですし(いるのかなぁ?)、周りに日本の医師国家試験の勉強する人はいません。アメリカのUSMLEを受験する人は少ないですが存在します。   私の一番の希望は、オーストラリアでbachelorをとり、その後永住権をとった上でmasterに進む、という道ですが、masterへの進学が叶いそうにない(永住権を取れそうにない)場合は、bachelorだけでもオーストラリアで取得し、そこからハンガリー/日本の医学部へ進学/編入したいと考えています。*bachelorに関してはメルボルン大学またはUQのbachelor of...

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オーストラリアで総合医になる必勝方法

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