著書第5弾『サイエンティストのお仕事』

 

よく買い物に行った

スーパーの隣に

古びれたたこ焼き屋があった。

 

黄色のビニール屋根に

「大阪名物タコ焼き」と

赤色のゴシック体で書かれている。

 

70代ぐらいの女性の

少し骨が浮き出た手は

右へ左へ鉄板の上を走っていた。

 

いつも香りだけを

無料でいただいていたので

今日はたこ焼きを買ってみる。

 

おばちゃんの手は

いつものように

右へ左へ鉄板の上を走っていた。

 

「お待たせ」

ぼくは店前でパックを開けて

アツアツのたこ焼きを口に入れた。

 

口の中に広がった味は

ぼくが大阪で食べた有名なたこ焼きよりも

明らかに美味かった。

 

「おばちゃんのが一番美味いわぁ」

「ほんま?ありがとうぉ」

おばちゃんは手ぬぐいで顔の汗を拭いていた。

 

ぼくが和光の理研に移ってからも

おばちゃんのたこ焼きの味は

ランキングトップを走り続けている。

 

「タコ焼き」の看板を見るだけで

大阪の古びれたたこ焼き屋で食べた

Deepな味が脳裏によみがえる。

 

 

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