オーストラリアの医学生が見たクロコダイル・パーク

 

ブルームは毎年、

「クロコダイルがビーチに出た」

というニュースがある。

 

今年も例にもれず

ケーブルビーチで

クロコダイルがのっそのっそ歩いているところを

目撃され捕獲されている。

 

パースにいるころから、

ぜひとも天然のクロコダイルを

見てみたいと思っていた。

 

下のような動画は御免だが、

なんとか目にしたいと願っていたが、

ついに遭遇することはなかった。

 

 

でも、ブルームに来たからには

クロコダイルは見ておこうと、

ぼくは友達と車で

15分ぐらいのところにある

クロコダイル・パークを訪れた。

 

入口は、

クロコダイルが大きく口を開けているので、

そこから中に入る。

 

すぐにお土産売り場がり、

クロコダイルの歯や

クロコダイルの財布などが売られている。

 

お土産屋を通過すると、

奥にチケット売り場がある。

 

チケットを売っているおばさんに、

「もうすぐクロコダイル食事ショーが始まるわよ」と言われ、

チケット売り場すぐ外の長椅子が

並べられているところを指さされた。

 

会場に置かれている長椅子に、

観客が世間話をしながら

座り始めているのが見えた。

 

餌付けは鶏である。

羽は付いてないが、

もちろん調理などはされていない。

 

白い鳥肌が浮いている生の鶏が丸ごと一匹だ。

 

男性の飼育員が鶏肉を手に持つと、

ぞろぞろクロコダイルがこちらに向かってくる。

 

湖面の下で場所取りをしながら

争っているクロコダイルも見える。

 

でかい。

 

3~4メートルあるだろうか。

 

飼育員が鶏肉を天にかかげる。

クロコダイルが鶏肉をめがけて、グバァン!

 

グバァン!

クロコダイルが鶏肉をもぎ取ろうと

顎をかみ合わせた音だ

 

鉄板プレス機が、

高速で動いたようなすさまじい音だ。

 

集まってきたクロコダイルの中に、

足がないものが数匹いた。

 

そのことを飼育員に聞いたら、

次の動画を見せてくれた。痛い。怖い。

 

 

パークの中は飼育員と

共に歩いて観覧することもできるが、

自分でゆったりと歩きながら

観覧することもできる。

 

ソルティ・クロコダイルや

フレッシュウォーター・クロコダイルだけでなく、

ディンゴや無数の鳥がパーク内にいる。

 

ぼくは、

子供のクロコダイル

(たぶんフレッシュウォーター・クロコダイル)に

触れられただけでも、

来てよかったと思えるところだった。

 

クロコダイルの歯をお土産にしようかと思ったが、

奥の虫歯が少しうずいたので、

結局買わずにパークを後にした。

 

 

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ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

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