ぼくには、「オーストラリアで温かい医者になる」という夢がある。
この夢を追いかけるために、ぼくは2014年からオーストラリアのパースにある西オーストラリア大学(UWA)の医学部に在学している。
2017年は医学部を休学し、日本に戻ってもうひとつの夢「日本人の英語を変える」に取り組んだ。1年の休学で色々なことに挑戦した。とても、充実した年だった。(←詳しくは、こちらの記事をどうぞ)
2017年の年末にオーストラリアへ戻ってきたぼくは、医学部の友人たちに再会し、医学部最後の年を留年しないためのアドバイスを求めた。(←詳しくは、こちらの記事と動画をどうぞ)
ぼくの学年には250名ほどの同級生がいる。数が多いので、すべての人が友達になるわけではない(顔見知りにはなるけど、お互い名前を憶えていないので、なんとなく疎遠になる)。
それでも、勉強が大変な医学部は、仲の良い友達ができる。お互いに大変なことが分かっているから、助け合う精神が磨かれるのだと思う。苦労を共にすると、なかなか得難い友情が芽生えるのだ。人によっては、愛情が。
2017年12月12日、医学部の友だちが一足先に卒業式を迎えた。
友だちは、1年間(長い人だと2年間)も会っていなかったにもかかわらず、ぼくの顔を見るなり1年生の時のように声をかけてくれた。
卒業式のセレモニー会場から出てきたみんなは、目がキラキラしていて、誇らしげな顔をしている。
そんな彼らの顔を見ていると、ぼくは自然に胸が熱くなった。娘を嫁に出すお父さんの気持ちはこんなものなのかもしれない。
医学部の時間は濃密なのに、一瞬一瞬があっと言う間に目の前を過ぎ去っていく。走馬灯のような瞬間を、あなたたちと共有できたことは、ぼくにとっての大切な財産です。ありがとう。
そして、医学部の卒業、本当におめでとう。I am very very very very proud of you!
来年は病院で会いましょう、ドクター。
ぼくも頑張りますので、皆様からの応援をお待ちしております!