オーストラリアの医学生が最終学年に受ける課目
「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を実現するために入学した医学部もあと1年で卒業、というところまで来てしまった。
思えば、遠くを来たもんだ。高校を中退し、その後フラフラしながらも、なんとか腐らずに英語を続けてきて本当に良かったと思う。(ぼくのフラフラ歴はこちらをどうぞ)
2017年はもうひとつの夢「日本人の英語を変える」という夢に力を注ぐために医学部を1年間休学したが、2018年は医学部での最後の1年となる。留年しなければ、ぼくは「オーストラリの温かい医者」のスタートラインに立つことになるのだ。
1年生と2年生の時はパースのキャンパスと病院で勉強・研修をし、3年生のときは奨学金をもらいながらブルームで1年間勉強・研修させていただいた。3年間、自分の能力の無さに毎日泣いてしまいそうになりながらも、自分にできるだけのことは70%ぐらいやり遂げたきたつもりだ。2018年は、これを90%まで持って行きたいと思う(100%は試験前と試験中だけ)。
70%できるようになったら別のことをしてしまう軟弱なぼくがなぜ高みを目指すのか?
それは、医学部の最終学年がぼくにとって最後の大学生活になると思うからだ。大学時代ほどたくさんの時間と自由が与えてもらえる瞬間はない。そんな宝物のような時間を無駄にはしたくない。
よく考えてみると、今という時間が戻ってくることは、もう二度とない。フラフラしてきたぼくも、そろそろより良く生きることを目指してもいい人生の段階に入ったのかもしれない。
ちなみに、より良く生きるためのヒントとして、勉強量が膨大で臨床現場での経験も大きく成績に関わる医学部で学んだことがある。それは、準備を徹底するということだ。
準備に自分が持っている90%の精神と時間を使い、残りの10%をペーパーテストや臨床試験に使う。当たり前のことかもしれないが、準備の段階で結果は決まっている。戦う前から結果が決まっているのだ。やってみなければ分からないという精神も大事だが、困難な挑戦ほど徹底した準備が大切であることを、医学部で学ばさせた頂いた。(裏を返せば、徹底した準備が無くても上手く行くことは、たいした挑戦ではないということでもある)
それでは、医学部の最終学年の準備を徹底するために、医学部の最終学年に受ける5つの課目をここで確認しておこうと思う。
1)Elective Placement
2)Integrated Medical Practice 3 Part 1
3)Integrated Medical Practice 3 Part 2
4)Service Learning Unit 4
5)Preparation for Internship
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