Atsueigoに挑戦状を叩きつける
前のページでも触れたが、Atsueigoさんは英語を長年勉強している大体の人が通過するステージにいる。このステージいる人たちは、
- 日本の英語試験偏重教育が生み出す英語力は、世界に通用しない。
- 世界で価値を創造するには、「実践的な英語」を身に付けなければいけない。
- 日本の英語教育を変えるには、信用とお金がいる
ということに気付いている。
ぼくがAtsueigoさんに叩きつける挑戦状はこうです。
- 「実践的な英語」を明確に定義してください。
- 「実践的な英語」を習得するための道筋を明確に提示してください。
- 「日本の英語教育を変える」というゴールを忘れないでください。
それでは、3つの点を解説する。
1.「実践的な英語」を明確に定義してください。
トークライブでAtsueigoさんが用いた「実践的な英語」とは何を意味しているのか?日本の英語教育を変えようとする人たちは、「実践的な英語」「使える英語」「世界に通用する英語」「本物の英語力」などなど様々な表現を用いて、日本の英語教育と自分の教育は違うんだアピールをします。
しかし、これらの表現が明確に定義されていないことに、ぼくは正直辟易しています。なぜなら、「ゴール」が明確に定義されない限り、それに到達するための道のりを示すことが出来ないし、その手法の評価を数値化することが出来ないからです。
2.「実践的な英語」を習得するための道筋を明確に提示してください。
上にも書かれているように、「実践的な英語」の明確な定義がない以上、それを実現するための学習マップが目の前に広がらない。これでは、「山に登ろう」と呼びかけているのにもかかわらず、「どの山に登り、その上り方はどうすればいいのか」を聞かされていない人たちが道に迷ってしまうのと同じ状態になってしまう。
3.「日本の英語教育を変える」というゴールを忘れないでください。
これは、Atsueigoさんの英語教育に対する挑戦状ではありません。これは、Atsueigoのトークライブ後に行われたオフ会に参加させていただいたときの一コマで感じたことです。
ぼくは、Atsueigoさんに少しでも興味を持ってもらおうと、わざわざ白衣と聴診器を身に付けてオフ会に参加した。自己紹介の時に、オーストラリで医師をやっていること、「日本人の英語をネイティブにする運動」を行っていること、「英語で夢を叶えるオンラインコース」をやっていることなどを伝えた。また、英語教育においてAtsueigoさんとほぼ同じビジョンを持っていることもお伝えした。
そんなたわいもない時間の中で、あれ、と違和感を感じた瞬間がある。
それは、Atsueigoさんのアイデアが世の中により認知されればと思い、弊社が協賛企業をしている総務省の異能vationの破壊的な挑戦部門に応募することを、ぼくが強く勧めた瞬間だ。Atsueigoさんは異能vation応募への費用対効果について質問をされた。Atsueigoさんは、異能vationがどんなものなのかということよりも、受賞されたらどれぐらいの人に認知されるのか?ということや、その他にどんなメリットがあるのかということに強い興味を示された。
Atsueigoさんのように沢山のフォロワーがいる人は、多くの人からAtsueigoさんの名声に乗っかろうとビジネスの話を持ちかけられるのだと思う。すべての人の話を聞いていたのでは、自分の考えていることを実行する時間がないことは十分にわかる。費用対効果を優先することは、限られた人生の時間をどう使うかということにつながるため、深い理解を示すことが出来る。ぼくも全く同じ考えだ。
しかし、Atsueigoさんは、費用対効果への関心があまりにも強く、ほぼ同じビジョンを持って活動している人(つまり、ぼく)に出会えたことの重要性に気付かなかった。偉そうなことを言うが、「日本の英語教育を変える」には、明治維新のような「うねり」を創り出さなければいけない。明治維新が坂本龍馬だけでは実現できなかったように、様々な考えを持った人がひとつのゴールに向かわなければいけないのだ。
別の次元の話をすると、物事の真実はお金や多数の意見では決まらない、ということも忘れてはいけない。例えば、Atsueigoさんに「わたしとコラボすれば、300万人に認知され、年間〇〇億円の収入が見込めます」と言い寄ってくる英語教育会社がいたとする。しかし、彼らは既得権を守るために必死で、じつはAtsueigoさんには現状を打破してほしいとは考えていない。だから、自分たちの利益を損なわないようにとAtsueigoさんを数字をちらつかせ上手に飼いならそうとするのだ(この状況は、医者を飼いならそうとする製薬会社との関係に少し似ている)。
物事の真実(ここでは英語学習者に本当に役立つ教育を指す)は、決してお金や多数の意見では決まらない。これは、歴史、科学、医学が示すところで、お金を持ったグループや多数の意見に迎合しても、現状は絶対に変わらない。お金を持ち、多数の人に受け入れられることで、自分の意見を真実に変えようとする愚策は避けなければならない。それでは、ワン・オブ・ゼムにすぎない。
ぼくが言いたいことはこうだ。Atsueigoさんには、信用構築と資産作りに心を奪われて「日本の英語教育を変える」というゴールを忘れることがないようにしてください、ということだ。 Please don’t throw the baby out with the bathwater.
次のページに続く。(最後まで読まないと意味がない)
Atsuさんともう少し分かりあえたら良かったですね。、同じ志(幕末は私も大好きです、志士っていいよね。)を持つものに出会い共感しお互いを高めあい、突き進めたら最高だし、心強いな~、がんばれるもの。お金と名声、これを悪いとは思いませんが、自身の心の芯がしっかりしてないと、壮大なビジョンをかかげ、成し遂げられないのだろうな~。途中で投げちゃう。現代は情報はたくさんあるし、手にはいるし、つらい事を避けて生活できちゃうからね、お金と名声をある程度無視して、中には完璧に無視できる人もいるけれど、ただでは動かないな~私がそう。でも志がどうであれ、同じ分野にいれば、会って、喋って、化学反応が起こる事もある。今回、お互いに何か反応がおきたのでは? なーんて何かえらそうに、まとまりなく書いてしまいましたが、私からすれば、お二人ともすごい事をしてるし、わたしには出来ない事を成し遂げてます。 私にとって坂本龍馬の尊敬できるところは地位や名声そっちのけで日本の為に命をかけ走った事。明治政府を創ったのに、その組織に入らず、その自由になった日本で船に乗って世界へ、みたいのに、感動したんだな~わたしにはぜえ~たい出来ないって。 うまくまとめが出来ませんがそろそろ終わります。 P.S. 話が面白い人って魅力的でわたしも好きです。どんなにすごい実績を残した人でもつまらない人は、つまらない人です。
Wakushimaさん、
コメントありがとうございます。ぼくは地位や名声を持てるほどの器はないです。どちらかと言えば、独りで芝生の上をゴロゴロしていたいので、リーダーにはなれません。そんな人について行きたい人はいませんからね。でも、英語界の坂本龍馬になりたい、と真剣に思っています。何も持たずにいつか死ぬんです。生きている間ぐらい夢を持っていたいです。Wakushimaさんに魅力的な人間だと思われるように、これからも精進していきます。
Atsuさんにしても、ごとうさんにしても、英語の試験にパスした段階で話しており、それは資格試験としての英語です。英語学習の話しではありません。
英語学習なら、英語と言う言語の本質を理解して、その言語を脳はどう学習するかという科学的な視点はまったくありません。英語の資格試験は知識量の問題です。
しかし、英語の学習の本質は英語運用能力のスキルの向上です。そのスキル向上の英語において、英語資格試験レベルで話されては、まったく意味がありません。
文科省がアクティブラーニングを提唱しているのに、未だにお二人は英語を以前の先生のように教えようする姿勢は、私から見れば、滑稽にも見えます。
英語も主体的・対話的な深い学びが大事です。少なくと、教えたり指導する事ではありません。
日本人が英語文化圏で医師になるのは非常に難しい事だと思います。
しかし、私は長い事ビジネス通訳をやっていましたが、専攻はSDSUの経営学部です。でも通訳では飛行機(回転翼、固定翼)や医療やコンピュータは得意分野でした。
通訳が英語としてみれば、医療と言うのは比較的簡単な分野です。医療には非常に難しい、見た事もないような単語がたくさんあります。しかし、医師にしても医療全般に詳しい訳でありません。
専門性があるので、通訳の仕事であればその分野の専門用語を数百も覚えれば、後は通常の英語力でカバーできます。
医療や飛行機等の専門性が高くなるほど、専門用語で意志の疎通が楽になります。
現在三菱のスペースジェットのエンジニアに英語を教えています。だれも飛行機関連の英語では困っていません。通常の会話を勉強しているのです。
医療も同様だと思います。こう考えると、ごとうさんの英語力もご自身の分野は得意でしょうが、医療全般に詳しい訳ではありません。
言語としての英語学習はまだあまり豊かとは言えません。多くの時間は英語というより資格試験の英語勉強だったと思います。
その方が英語学習に興味を持ってくれるのは嬉しいのですが、現在はまだまだその英語の修行中であり、まだ他の方へのアドバイスとか指導をするには、あまりにも経験や知識が少ないと思っています。
ごとうさんのご意見をお聞かせください。