「〇〇って英語でなんて言うんだっけ?」
「〇〇って英語でなんて言えばいいの?」
そんなことをつぶやきながら、英語の表現を探したり、日本語訳をネット検索したことが、あなたにもあるはずです。
Apple⇔リンゴのような単語レベルであれば、ほぼ100%の確率で正しい表現にたどり着くことができます。
しかし、文章となると、不自然な翻訳に出くわすようになります。多くの人は、英語⇒日本語の翻訳をネットで検索しています。そして、「何、この不自然な日本語は?」という場面にぶち当たります。そして、一度不自然な翻訳に出会ってしまうと、今回検索した表現も不自然なのではないか?と思ってしまい、どうしても100%信頼することが出来ません。
英語⇒日本語の翻訳が不自然なので、もちろん、日本語⇒英語の翻訳が不自然なことも多いです。ネイティブの人が読むと「何、この不自然な英語は?」となります。
コミュニケーションの誤りを未然に防ぐために、今回は、どの翻訳サービスが一番自然な文章を提供してくれるのか、ということを検証していきます。
ちなみに、日本で一番使われている翻訳サイトは、
- エキサイト
- Weblio
の3つです。
この3つのサイトを使って、一番自然な翻訳を教えてくれるサイトを決めていきます。(注意:使われる文章によって個人差が出ることはご理解ください。今回選んだ文章はぼく個人が事前にランダムに選んだもので、初めから特定のサイトを推奨する意図があるわけではありません)
今回使う文章は、できるだけ平易なものでありながら、心を打つ表現を選びました。
(1)英語⇒日本語の場合
今回使う英語の文章は、
We’re just two lost souls
Swimming in a fish bowl
Year after year
Running over the same old ground
What have we found?
これは、Pink FloydのWish you were hereという名曲の歌詞です。
それでは、どんな日本語に翻訳されるのか、見ていきましょう。
We’re just two lost souls
Swimming in a fish bowl
Year after year
Running over the same old ground
What have we found?
私たちは、失われた2人の魂で、
年々魚の鉢で泳ぎ、
同じ古い地面を走っています。
何が見つかりましたか?
エキサイト
We’re just two lost souls
Swimming in a fish bowl
Year after year
Running over the same old ground
What have we found?
魚ボウルにおいて
毎年毎年泳ぎ、私達は、
ちょうど2つの失われた魂であり、
同じ古いグラウンドから溢れる。
私達は何を見つけたか?
Weblio
We’re just two lost souls
Swimming in a fish bowl
Year after year
Running over the same old ground
What have we found?
我々はちょうど迷った2人です。
そして、年々金魚鉢の中に泳ぎます。
そして、同じ古いアースをひきます。
我々は、何を見つけましたか?
勝敗:ふむふむ。これは、Google翻訳の圧倒的勝利ですな。エキサイトとWeblioは、誤訳があり敗北。
(2)日本語⇒英語の場合
今回使う日本語の文章は、
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。(川端康成『雪国』より)
それでは、どんな英語に翻訳されるのか、見ていきましょう。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
It was a snowy country when I passed through a long tunnel in the border
エキサイト
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
When I went through the long tunnel in the border, it was Snow Country.
Weblio
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
It was a snowy district when I passed through the long tunnel of the border.
勝敗:エキサイト翻訳、すごいな。作者の意図を知っているかのような翻訳。おそらくだが、人間が翻訳してデータ化している可能性がある。GoogleとWeblioは、in the borderとof the border、snowy countryとsnowy districtという細かい違いはあれど、ほぼ同じ。いずれにしても、エキサイトの勝利。
【結論】最強の翻訳サイトはここだ!
N=1の検証データだが、
- 英語⇒日本語の翻訳の場合はGoogle翻訳、
- 日本語⇒英語の翻訳の場合はエキサイトe翻訳、
を使おう、という結果が出た。
この記事を読んでいるあなたも、ぜひ仮説が正しいのかどうか検証を続けてほしい。そして、あなたの検証結果を下のコメント欄でシェアしてほしい。