ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として働いている。
オーストラリアのインターン医師がやることは、研修先の専門のうんぬんにかかわらず、大体同じような仕事をこなす。このことは過去記事『オーストラリアのインターン医師になったらやらなければならない6つのこと』に触れたので、詳しいこと知りたい方はこちらを読んでみてください。
ぼくのオーストラリアにおける医師インターンシップは、次の4つのローテーションから構成されている。
- 一般内科 (General Medicine)(リンク)
- 移植外科 (Transplant Surgery)(この記事)
- 救急医療 (Emergency Medicine)(リンク)
- 急性疾患医療 (Medical Assessment Unit)(リンク)
医者という仕事上、患者さんや医療関係者のプライバシーを保護することが最重要事項となる。そのため、ぼくがインターン医師として経験した笑いあり涙ありのヒューマンドラマをブログで一般公開するわけにはいかない。それでも、ドラマの端々を恣意的に加工してプライバシーを保護することで、ぼくの記憶の中に残っている「インターン医師のレッスン」を皆様とシェアすることは可能かと思う。
それでは、ぼくがオーストラリアのインターン医師として経験した「移植外科のレッスン」をお話ししよう。