日本政府が変な人を探し出して支援するプログラム「異能vation」に、とんでもなく大きなパートナーが加わった。彼の名はアダム・ディアンジェロ。Quoraの創業者である。
Quoraという名前はまだ日本ではあまり知られていないかもしれないが、Facebookという名前は大体の人が知っているだろう。アダム・ディアンジェロ氏は、FacebookのCTO(Chief Technology Officer)だった人である。噂によれば、Facebookの創業者Mark Zuckerbergにコーディングを教えたと言われている。
引用: fastcompany.com
異能vationのプログラムアドバイザーを過去の記事にて(1,2)紹介してきたが、海外出身のプログラムアドバイザーはアダム・ディアンジェロ氏が初めてである。そんなディアンジェロ氏から、異能vationのプログラムアドバイザー就任についてコメントが寄せられている。
以下、異能vationのページより転載。
アダム・ディアンジェロ氏からのコメント
I’m excited to announce that I’m joining the Innovation Program as a Program Advisor as it expands internationally.
Innovation depends on unique insights and untested theories. New ideas are often misunderstood at first, and it’s important that we nurture creativity and ambition.
Silicon Valley has built a culture that supports innovation through the open sharing of knowledge and experiences. I started Quora to create a platform where everyone in the world can participate in that process.
As an entrepreneur working in AI and Machine Learning, I’m looking forward to sharing my experience with a new generation of founders and innovators.
異能ベーションプログラムが海外にも門戸を開くにあたり、プログラムアドバイザーとして参加できることを嬉しく思います。
イノベーションはユニークな洞察とまだ誰も試していない方法論に依っています。新しいアイディアは最初は誤解されることも多く、創造性や冒険心を育んでいくことが大切です。
シリコンバレーはオープンに知識や経験を共有することでイノベーションを支えていく文化を育んできました。私がQuoraを始めたのは、世界の誰もがそんなプロセスに参加できるようなプラットフォームを作ろうと思ったからです。
AIや機械学習に取り組む起業家として、自分の経験を新しい世代のイノベーターの皆さんと共有するのを楽しみにしています。
動画も添えられている。
異能vationに異能な人物を連れてくるあたり、総務省の本気が垣間見えます。口説き落とした人、本当にすごい。