著書第2弾『語学る?留学る?』

 

How are you?

I am fine. Thank you.

And you?

 

語学留学する前は

こんな会話さえも

ぼくの頭には浮かばなかった。

 

英語を正しく喋らなければ

という緊張の呪縛から

心と頭がフリーズしていた。

 

正しく喋る前に

君はまず何を言いたいの?

と、あなたは聞きました。

 

少し俯いて考えてみると

18歳のぼくの中には

言いたことがなかった。

 

言いたいことがないのに

正しく喋るも間違って喋るもないんじゃない?

と、そばでゴロゴロしている猫さんは言った。

 

悔しかったぼくは

右手で顔を洗っている猫さんに

明日雨降るよ、と言った。

 

コーヒーでも煎れるね

と、あなたは言って

喧嘩の仲裁に入ってくれました。

 

何かを言いたかったぼく。

何も言いたいことが無かったぼく。

言う前にしなければいけないことに気づいたぼく。

 

異国の芝生に寝転んで

蒼き空を見つめながら

本を読むようになった語学留学時代。

 

 

前の記事著書第1弾『ぼくが高校を辞めた理由』
次の記事著書第3弾『高校中退者が大学受験 しかも海外2カ国で』
ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください