オーストラリアの医学生が受ける精神科の研修

この記事の目次

 

精神科@Fremantle hospital

 

精神科で出会った患者さんは、

なぜか心に残っている人ばかりである。

 

2年生の医学生が出会った精神科の患者さんたち

ケース1:男性A、45歳、薬物と幻聴と統合失調症)

ケース2:女性B、37歳、失禁と夢とうつ病)

ケース3:女性C、47歳、想像妊娠と妄想型統合失調症)

ケース4:男性D、65歳、怒りと妄想型統合失調症)

 

ぼくが出会った患者さん達は、

躁うつ病、うつ病、統合失調症、

薬物中毒、人格障害などを患っていた。

 

精神科に興味があるぼくだが、

正直Garbage In, Garbage Out的な

Quick fixの手法でしか治療を行なわない

現代の精神科のやり方は、

ぼくが学びたかった治療法ではなかった。

 

それでも、

世界中の曇り空が顔の周りを覆っていた

うつ病患者さんが、

電気けいれん療法(ECT)後に

明るい表情を取り戻したのを見ると、

一概にも誤ったやり方ということも言えない。

 

うーん、

精神科の道を志すか、

どうしよう。

 

ECTは野蛮だという批判の対象に

さらされることがありますが、

精神科の中で

最も効果があり安全な治療のひとつなんだと

精神科の先生は教えてくれた。

 

 

映画『カッコーの巣の上で』の強烈な印象がいまだにみんなの頭の中に残っているのかもしれませんね。

 

フリーマントル病院の近くには、

お洒落なカフェやにぎやかなマーケットがあった。

 

研修後にマーケットで

たくさんのフルーツを買って、

コテスロービーチで泳いだ後に、

木陰の下でフルーツをかじる瞬間は、

医学生として最高の瞬間のひとつだった。

 

 

 

出典:www.goodreads.com

 

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ごとうひろみち
『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

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