国際社会における英語の重要性
国際社会における英語が担う重要性を否定できる人はいません。近年、中国の経済力と政治力の成長ぶりはすさまじいものがありますが、中国が経済と政治を自由開放しない限り、英語が国際交流の共通言語として使われ続けることは想像に難しくありません。
当分の間は、英語が世界共通語として使われることは変わらないでしょう。そして、一般人であるぼくらも英語を勉強することで多くの恩恵を受けられることはこれから当分変わらないでしょう。英語を勉強するメリットは、記事「英語をいますぐ始めるべき7つの理由」で触れています。
日本における英語教育
日本では、これまでの英語教育を抜本的に見直す改善が行われようとしまています。東京オリンピックという国際的なイベントがきっかけとなり、「日本の英語教育は効果が低い」と言われ続けている事実を真正面から取り組む形となっています。
政府が発表した「今後の英語教育の改善」のなかで、大きく分けてふたつの方向性が提言されています。そのふたつとは、
- 英語の4技能(読む、聞く、話す、書く)の向上
- 英語で考える能力の向上
です。
どのようにしてこのふたつを政府が実現していくのか、という具体的な戦略・戦術は明示していませんが、この教育方針が、これからの英語教育産業に大きな影響を与えていくことは間違いありません。その結果、廃れていくビジネスが生まれます。どんなビジネスだと思いますか?
廃れていく英語ビジネス
それは、
「英語ができる」を売るビジネス
です。
巷には、「TOEIC満点を取るための勉強法」や「~するだけで英語がペラペラに」などの書籍だけでなく、英語を喋る機会を作ってお金を回収する英会話教室などがたくさんあります。これらのビジネスは、「英語ができる」を売りにしています。確かに、「英語ができる」を売るビジネスがこれまで儲けてきたので、それを踏襲することがビジネスの生き残りの手段ではありました。
しかし、「英語ができる」を目指して勉強してきた多くの消費者(ぼくたち)が英語で勉強どころか仕事さえできない現実を、英語教育産業界はもう無視することができなくなりました。政府が「英語ができる」を目指す教育は効果が低いということを認めたからです。消費者たちが「英語ができる」を目指しても効果がないことを知ってしまったからです。
成長する英語ビジネス
政府は、教育方針を「英語ができる」から「英語でできる」へと転換しました。これは、消費者であるぼくたちが英語で成功するために必要な方向転換です。いつまでも、「英語ができる」を売りにしているビジネスを受け続けて、大切なお金と時間を無駄にするよりも、「英語でできる」を伸ばしてくれるビジネスに投資先を変えることが賢明な行動だと言えます。
「英語でできる」を売りにするビジネスは、国際関係において重要な「英語力」を向上することができるため、夢のあるビジネスでもあります。異国・異文化間における問題が、英語を通じた対話によって解決することができれば、それは国際平和にも貢献したことになります。
結論
これからは「英語ができる」を売りにするビジネスは廃れ、「英語でできる」を売るビジネスが成長していきます。そのビジネスは、日本人の英語力を変え、国際関係に貢献することができるのです。
補足
このテーマを掘り下げたい人は、ぼくの記事「英語でできるようになりたいと思ったら」「英語でできる人の10のスキル」に併せてお読みください。その他にも、英語でできるようになるためのヒントを、アマゾン書籍でも触れています。期間限定で無料プレゼント中ですのでこちらもどうぞ。