日本政府の総務省が、世界をアッと言わせることができるアイデアを持った異能な人物をサポートするプログラムを行っている。異能vationだ。
過去の記事で、破壊的な挑戦部門の最終選考通過者を発表した。ぼく自身も申請していたのだが、残念ながら選考通過はならなかった。それでも、異能vationとの関係性が絶たれたわけではない。
異能vationに応募すると、選考に通過しなかった申請書を協賛企業に公開し、企業側が面白いと思えば、ビジネス提携を結ぶことができる。これは、マッチングプログラムと呼ばれる。
ぼくの会社も異能vationの協賛企業として、「日本人の英語を変える人物」を探したのだが、残念ながらぼくが持っているビジョンに沿うアイデアや人物を見つけることはできなかった(もちろん、面白いアイデアはあるのだが、どれもこじんまりしていて、「日本人の英語を変えることができるのか?」と聞かれたら、自信がなかった)。そのため、異能vationを通じて異能な人材を探したのだけれども、iTELLian Awardの受賞者は出てこなかった。我こそはという人は、来年度の異能vationに応募してほしい。
話が逸れてしまったが、協賛企業とビジネス提携を結ぶステップをここに記しておく。
(1)異能vation、破壊的な挑戦部門に応募する
詳しくは過去の記事を参照。
(2)マッチングプログラムに登録する
破壊的な挑戦部門の最終選考者が発表されてから3日後に、「協力協賛企業マッチングプログラムのご案内」がメールに届く。以下、転載。
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協力協賛企業マッチングプログラムのご案内
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今回、ご応募を頂いた技術や課題などを、協力協賛企業とビジネスに
発展させる可能性をお求めの方には、協力協賛企業(現在123社)との
マッチングプログラムを推薦いたします。
最終選考には至らなかった技術課題も、別の視点をもつ企業から見れば
とてつもなく魅力的な”異能”である可能性があります。
その様な技術課題と、企業との橋渡しを行うマッチングプログラムです。
「異能(Inno)vation」プログラムに応募され、協力協賛企業に対する
開示受付を希望される方、全員にマッチングのチャンスが開かれます。
https://www.inno.go.jp/h29/matching-h29.php
※「破壊的な挑戦部門」における協力協賛企業への技術課題名開示の流れをご確認下さい
協力協賛企業(現在123社)
https://www.inno.go.jp/h29/sponsor.php
協力協賛企業とのマッチングをご希望の方は、下記のフォームよりお申し込み下さい。
応募者の知的財産保護の観点から、受付フォームにある秘密保持契約に同意し、注意事項を了承し遵守して頂くことを前提と致します。
ここにリンクが表示される。
※「異能(Inno)vation」プログラム[破壊的な挑戦部門]へ応募いただいた技術課題のみの受付です。新たな技術課題の受付は一切行っておりません。
※同意を頂いたご応募に関してのみ、全ての協力協賛企業へ技術課題名を応募者が指定する表現で開示します。
さらに事務局と秘密保持契約を締結した協力協賛企業に対しては、技術課題の内容に関する情報を開示いたします。
※協力協賛企業が技術課題の情報開示を受けた際に既に類似のアイディアを有していた場合には、当該協力協賛企業があなたとは
無関係に当該アイディアに基づくビジネスを推進することを妨げることはできません。
※協力協賛企業に開示された情報の内容と時期を事務局がエビデンスとして確保します。
※協力協賛企業が必ず閲覧すると保証するものではありません。閲覧し、企業側が協力を希望した人のみ別途ご連絡を差し上げます。
※協力協賛企業への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
以上、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合せ下さい。
今後とも、「異能(Inno)vation」プログラムを宜しくお願い申し上げます。
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お問い合わせ先
業務実施機関:株式会社角川アスキー総合研究所
メールの中のリンクをクリックすると、協賛企業マッチングプログラムの登録ページが表示される。以下の流れで、記入を済ませると登録が完了する。
登録が完了すると、確認メールが届く。以下、転載。
こちらは異能vation事務局でございます。
この度は平成29年度「異能vation」プログラム「破壊的な挑戦部門」
協力協賛企業へのデータ開示確認の受付をありがとうございます。
角川アスキー総合研究所の「個人情報保護方針」および、
異能vationプログラムにかかる協力・協賛企業紹介プログラムの
「秘密保持契約」の内容に同意を頂き、同契約を締結致させて頂きました。
マッチングプログラムに参加しよう
異能vationの「破壊的な挑戦部門」に落選した方も、このマッチングプログラムを通じて、あなたのアイデアを日本(そして世界)にアピールする機会が与えられるかもしれない。自分のアイデアが企業に乗っ取られてしまうと懸念をしている人は、アイデアの所有権はすべて応募者に帰属していることを知っておいてほしい(←総務省がこれを保障している)。つまり、盗用や乗っ取りは無いということだ。安心して、協賛企業とビジネス提携を結ぶマッチングプログラムに参加してほしい。