オーストラリアの医学生のバレンタインデーの過ごし方

 

肌に触れるそよ風がすこし肌寒く感じる、

今日この頃のパースです。

 

パースでも、

「バレンタインデーは恋人たちの日」

的な感じがあります。

 

日本のようにチョコレートを渡す

という習慣は無いのですが、

 

素敵なレストランに女性を招待して

その場でバラの花束を渡している男性を見ました。

 

照れている女性の赤くなった頬が、

ピンク色のバラと同じように震えていました。

 

ぼくはそのレストランにたまたま、

モデルのようなスタイルをした妖艶な女性と

楽しく食事をしていた、

わけではありません。

 

レストランのそばの浅橋からひとり、

釣りをしていただけです。

 

ぼくのバレンタインデーの愛の香りは、

手のひらのなかに残ったフラットヘッド(コチ類の魚)の

ぬめりだけでした。

 

釣りもほどほどに家に帰ったあと、

シェアメートのみんなにバラの花束を贈りました。

 

3人の女性と暮らしているぼくは

すこしでもいい関係を保てるように努力をしています。

 

花束は、

ホストファミリーの庭から摘んで

ホストマザーと一緒にフラワーアレンジしたものです。

 

シェアメートはとても喜んでくれて、

目をつぶってバラの香りを嗅いでいました。

 

バレンタインデーの曲で好きなのは、

Paul McCartneyのMy Valentineです。

 

 

 

映画だと、ジョアン・ハリスの小説を映画化した「ショコラ」です。

 

 

映画(DVD)はこちらからどうぞ。

 

書籍はこちら

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【インターン医師】オーストラリアのインターン医師の給料はいくら?

  えー、下世話な話ですが、とても大事な話をします。それは、お金です。   前回の記事で、オーストラリアでインターン医師になるための応募方法を読んだ読者から「インターン医師の給料はいくらですか?」という質問があったので、隠さずお答えします。   オーストラリアのインターン医師は公募であるため、給料が公開されています(現在の正確な年俸を知りたい方は、こちらのサイトから WA intern で検索すると最新の情報が出てきます)。オーストラリアの州によって給料は変動しますが、今年の西オーストラリアのインターン医師の年俸は $77,319 (税抜き前)です。これプラス、$5,742 ぐらいの引っ越し費用などが追加されるので、合計で$83,061 になると思います。   つまり、月給は$7,000弱になります。週80時間働いたとして、月に約350時間。時給にすると、20ドル弱です。   スーパーマーケット・コールズの荷物運びの友人が時給25ドルと言っていたので、インターン医師の給料は決して高いわけではありません。   ・・・   お金の話から逸れますが、それ以上に大事なことに触れます。オーストラリアでインターン医師になる人は、絶対に忘れてはいけないことです。   それは、インターンの1年を失敗すると、医師としての道が閉ざされるということです。それも永遠に。   医学部であれば留年しても次の年に頑張れば、進級または卒業することが出来ます。つまり、セカンドチャンスが残されているわけです。しかし、インターン医師は、インターン修了の条件をクリアできないと、医師として次のステップに進むことができません。   過去の記事「【医学部卒業後のインターンシップ申請】申請方法の全貌」でも触れましたが、インターン医師に2回なることは出来ません。つまり、インターン医師として失敗してしまった人は、医者としての就職先を失ってしまうということです。   コネがある人はどうにかなるのかもしれませんが、オーストラリアの医者の仕事は公募で選ばれるため、インターン医師として失敗した人は裏口のルートでしか医者の仕事を続けることが出来なくなってしまいます。よって、ほとんどの人にとって、インターン医師は、ファーストチャンスであると同時にラストチャンスなのです。   おぉ、ハイリスク、インターン。   それでもインターン医師になって、ぼくの夢である「温かい医者になる」を実現するために必要なことをやり続けていきますので、影からこそっと応援していただけたら嬉しいです。  

【続】オーストラリア政府の学生補助金Austudyの申請が拒否されたら

  過去の記事『オーストラリア政府の学生補助金Austudyの申請が拒否されたら』にて、Austudyの申請が拒否されてもあきらめずに行動すれば、Austudyを受け取れるということを書いた。   この記事に詳しく書いたように、ぼくは直接電話をしてAppealをした。その次の日に、CentrelinkからAustudyが認可されたことをお伝えした。     これで、ハッピーエンド、のはずだった。   ハッピーエンド、のはずだった   Your Austudy claim has been approved from 06 january 2018. という文章に違和感を覚えていたが、ぼくは医学部からの手紙を読むように、と電話越しで強調したので、大丈夫だろうと思っていた。   しかし・・・   Austudy認可の手紙を読んでみると、てめー、ふざけんな!としか言うことができなかった。     Centrelinkからのレターによれば、 Austudyは2018年3月から支払われる 3月より前には払えない。$10,900以上の資金が銀行口座にあるから。 と書かれている。   はぁ?まじでふざけんなよ!   そもそも、ぼくがAustudyのAppealをしたのは、ぼくは2017年の12月から医学部を再開していたにも関わらず、学校開始までに13週間以上空いているとかいうわけのわからないことを理由に、Centrelinkが申請却下したことに不服を申し立てたからである。   2017年の12月から勉強を再開していたことを示す手紙を読んでいれば、Austudyは最低でも2017年の12月から支払うという決断をしなければならないはずだ。   3月という部分も不明瞭だ。同じ手紙の中に、Austudyの支払い開始日が、 3月5日 3月12日 3月26日 と3つも書いている。Regular paymentがなぜ3月5日ではなく26日からなのか、その説明も無い。   この他にも   てめー、と思った部分がある。   $10,900以上の資金が銀行口座にあるからAustudyが受け取れないだと?   ぼくの医学部の年間授業料は$10,500がかかっとうたい。Centrelinkの条件によれば、医学生は$400以上の余剰金を持っとたらいかんことになるっつぇ。まじで、自分の言っとうことが分かっとうとか?👈怒ると博多弁になるったい。   $10,900の条件はこじつけにすらなっていない。なぜなら、ぼくが医学部に入ったときには、$10,900x4以上(4年間分)の預金が入っていたからだ!!   再び、Austudyの審査結果にAppeal   次の日、ぼくはCentrelinkオフィスに出向いて、2度目のAppealを行なった。Appealの手続きを担当してくれた女性も(Appealの審査官はクインーズランドにいるらしい)、ぼくの申請内容とAustudyの認可内容を照らし合わせて、   「あなたが不服を申し立てるAustudyは、まるであなたの提出した書類を全く読んでいないかのような審査結果ね」   と慈悲深い目で、ぼくを見た。   オフィスに出向いた後日、過去の記事でも紹介した電話番号、Youth and Students 132 490に電話をし、Appealを早急に行うように不服を申し立てた。   それから数日が経つが、まだCentrelinkからの連絡はない。   なにが起ころうとも、税金を払っているぼくは、自分の権利を守ろうと思う。お役所のずさんな仕事ぶりの犠牲になるつもりは毛頭ない。ぼく個人の生活がどうなろうとも全く気にもならない人たちだ。おれは、そんな人たちを相手に、自分の人生のために戦うぜ。   怒ったら負けとか言う極論主義者もいるけど、怒らなければいけないときに怒れない大人にならないようにしようとぼくは思う。   怒る人たちの動画を見て、エネルギーを昇華中・・・ https://www.youtube.com/watch?v=GHdazIXFx-E    

オーストラリアの医学生がへき地ブルームで出会った日本人真珠ダイバー

  先住民医療センター(BRAMS)で 出会った患者さんの中に、 日本人のTさんがいた。   Tさんには、 手作りのお寿司をいただいたり、 食事に誘っていただいたり、 本当によくしていただいた。   Tさんのお寿司は、 オーストラリアで食べたお寿司の中で ダントツ旨かった。   そのほかにも、 初めて食べた真珠の帆立が メチャクチャ旨かった!   食べるのに夢中で 写真を撮ることを忘れていたのですが、 こんな感じのサイズです。   https://www.youtube.com/watch?v=NZOAnPRLPq4   Tさんが昔真珠ダイバーをしていたこともあり、 知り合いから新鮮な魚や真珠の帆立が送られてくるらしい。   Tさんから、 真珠ダイバーの仕事の話や、 町でけんかして刑務所に入れられた (でも日本人の素行はよかったので、毎日外出できた)話など、 楽しい話をたくさん聞かせていただいた。   Tさんと奥さんに 「BRAMSでのひろの評判はすこぶる良かったよ。 卒業したら、ブルームに戻ってきてね」 と言っていただいた。 深く感謝。   またお会いできるのを楽しみにしております。   ちなみに、 ブルームで遊ぶときは 綺麗な海が多いです。   https://www.youtube.com/watch?v=dTFhJCuPfTM   出典:slwa.wa.gov.au  
00:05:45

オーストラリア医学部の卒業式に行ってきた

  ぼくには、「オーストラリアで温かい医者になる」という夢がある。   この夢を追いかけるために、ぼくは2014年からオーストラリアのパースにある西オーストラリア大学(UWA)の医学部に在学している。   2017年は医学部を休学し、日本に戻ってもうひとつの夢「日本人の英語を変える」に取り組んだ。1年の休学で色々なことに挑戦した。とても、充実した年だった。(←詳しくは、こちらの記事をどうぞ)   2017年の年末にオーストラリアへ戻ってきたぼくは、医学部の友人たちに再会し、医学部最後の年を留年しないためのアドバイスを求めた。(←詳しくは、こちらの記事と動画をどうぞ)   ぼくの学年には250名ほどの同級生がいる。数が多いので、すべての人が友達になるわけではない(顔見知りにはなるけど、お互い名前を憶えていないので、なんとなく疎遠になる)。   それでも、勉強が大変な医学部は、仲の良い友達ができる。お互いに大変なことが分かっているから、助け合う精神が磨かれるのだと思う。苦労を共にすると、なかなか得難い友情が芽生えるのだ。人によっては、愛情が。   2017年12月12日、医学部の友だちが一足先に卒業式を迎えた。   https://youtu.be/-rI0wfmmw5k   友だちは、1年間(長い人だと2年間)も会っていなかったにもかかわらず、ぼくの顔を見るなり1年生の時のように声をかけてくれた。   卒業式のセレモニー会場から出てきたみんなは、目がキラキラしていて、誇らしげな顔をしている。   そんな彼らの顔を見ていると、ぼくは自然に胸が熱くなった。娘を嫁に出すお父さんの気持ちはこんなものなのかもしれない。   医学部の時間は濃密なのに、一瞬一瞬があっと言う間に目の前を過ぎ去っていく。走馬灯のような瞬間を、あなたたちと共有できたことは、ぼくにとっての大切な財産です。ありがとう。   そして、医学部の卒業、本当におめでとう。I am very very very very proud of you!   来年は病院で会いましょう、ドクター。   ぼくも頑張りますので、皆様からの応援をお待ちしております!  

Linkin Park、のチェイスィーが自殺した

  ロック音楽を聞く人で、Linkin Parkを知らない人はいないかもしれない。特に、若い世代にとっては、これまでのロック音楽とは違った、ラップ音楽とオルタナティブ音楽を混ぜ合わせて、ヘビーなギター音楽にふりかけたような、その音楽に衝撃を受けたことだと思う。   Linkin Parkのドキュメンタリー動画↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=Qg3E69XzmqI   Linkin Parkはこれまで、世界で累計5,500万枚のアルバムを売り上げている。この売り上げはとてつもなく凄まじい数字である。   日本で累計アルバム売上数のトップは、B'zで、その数は約5,000万枚である。B'zは28年ほどの活動を通じてこの偉大な数字を達成しているが、Linkin Parkは17年で5,500万枚である。Linkin Parkは17年間、毎年324万枚のアルバムを売り上げている計算になる。とんでもないスピードである。   ロック界だけでなくラップ音楽にも新たな扉を開いた、モンスターバンドLinkin Parkだが、ボーカルのチェスター・ベニントン(愛称チェイスィー)さんが先日自殺で亡くなった。伝えられるところによると、首つり自殺だったという。自殺したのはロサンゼルスの自宅で、家族(奥さんと6人の子供)は外出中だった。(情報源:Dailymail)   実は、この2か月前に友人で音楽仲間のクリス・コーネルさんが首つり自殺していて、チェイスィーが自殺したのは、コーネルさんの誕生日だった。チェイスィーはコーネルさんの息子の代父も務める親しい友人で、ライブでコーネルに向けてのOne More Lightを捧げ、葬儀ではレナード・コーエンのハレルヤを歌っている。最後に声を詰まらせるチェイスィーの姿は、見ているものに心の痛みの深さを想わせる。そばでギターを弾いているブラッド・デルソンの顔には、痛みに耐える友を想う気持ちが浮かんでいる。   https://www.youtube.com/watch?v=L-6PCSZij3I   ぼくは医学を志す人間として、自殺に直接的・間接的に触れ合ってきた。そして、これからもそれは変わらないのかもしれない。それでも、いま死にたいと感じている人は、その手に握った剃刀を横に置いて、最後の勇気を振り絞って、「助けて」と声に出してほしい。   https://www.youtube.com/watch?v=VhZuFbK7tmI   あなたがいなくなったステージ。ファンたちの笑顔と涙にはあなたの姿が映っている。いつまでも。   https://www.youtube.com/watch?v=9VoLHdADma8  

オーストラリアで家を探すために知っておきたい3つの方法

  2017年、ぼくは医学部を1年間休学し、日本で暮らしていた。   2018年は医学部の最終の年ということで、ぼくは早めにパースに戻り、家探しを始めた。   この記事では、オーストラリアで住む場所を探すときに知っておきたい3つの方法を説明しておこうと思う。   日本人用の掲示板 知り合いのツテ オーストラリアの掲示板   ↓↓次のページに続く↓↓     (1)日本人用の掲示板   パースには日豪センターと呼ばれる場所がパース市内にある。ここに置かれている掲示板には、売りたいもの&買いたいもの、アコモデーション、お仕事などの情報が掲載されている。掲示板に書かれている連絡先を辿って、お目当ての住居を探すのだ。   日豪センターに掲載されている情報はおもにバックパッカーズや短期の学生向きである。そのため、プライバシーを重視したり、快適な生活を長期的に続けたい人には向かないかもしれない。それでも、掘り出し物があったりもするので、ぜひ足を運んでみたい。   掲示板はネットでも公開されている。ぼくが知っているだけで、パース通信、パースエキスプレス、エキスパース、日豪プレスなどにアコモデーションの情報が載っている。こちらの掲示板は、日豪センターの掲示板よりも掲載頻度が高いので、家が見つかるまで頻繁に見ることをお勧めする。     (2)知り合いのツテ   現地に知り合いや友達がいる場合、この人たちにあなたが希望するような物件を知っているかどうかを尋ねるのも有りだ。パースには1万人の日本人が暮らしていると言われている。あなたの友人がいい情報を持っていなかったとしても、友達の友達がシェアメイト・ハウスオーナーを探しているかもしれない。また、知り合い・友達の情報なので、ひどい物件に当たる確率が低く、住み始めてから困ったことがあっても気軽に話せることもいい点である。   ↓↓次のページに続く↓↓     (3)オーストラリアの掲示板   (1)~(2)は、日本人同士で交換される情報である。しかし、あなたが住もうとしてる国はオーストラリアだ。それゆえ、オーストラリアの掲示板に載せられている住居情報の数には全然敵わない。 英語で書かれている情報なので、英語が不慣れな方は大変かもしれないが、英語を勉強するうえでも、ぜひともオーストラリアの掲示板を利用することを勧める。   日本から帰ってきてぼくがすぐに使った掲示板は、 Gumtree Realestate.com.au(シェア、賃貸、購入) のふたつである。   このふたつの掲示板に目を通せば、日本人同士で交わされる情報よりもはるかに多くの情報が手に入る。自分の希望をはっきりさせればさせるほど、あなたに合った物件がすぐに見つかるはずだ。   カツカツの生活をしているバックパッカーズや学生にアドバイスをしておくと、「安い物件」だけに注目しないことである。以前、英語の勉強で「機会費用」の話をしたが、お金をかけない生活をすることで失われてしまうものにも目を向けるべきである。   例えば、シティで仕事をしているのに、シティからバスで1時間のところにあるボロボロの安住居(週80ドルとしよう)を選んでしまう人がいるとする。家が3ゾーンのところにあるとすると、毎日バス通勤すると往復で約15ドルかかる。週5で働いていれば、通勤だけで週75ドルの費用が掛かる。   問題はお金だけではない。通勤往復に2時間かかっているので、もしその2時間を仕事に充てることができれば、約40ドルの収入が入ることになる(時給20ドルのところが一般的)。つまり、安い住居を選んでしまっただけで、毎週115ドル($75+$40)の収入を失っている計算になる。また、安い住居の場合は、プライバシーがなかったりイザコザもあったりする。これでは、仕事や勉強でクタクタになって帰宅しても、体も心も休まらない。   遠方にある安い住居(週80ドル)を選んで、毎日バスや電車で揺られながら通勤し、帰宅しても気が休まらない家に住むよりも、週195ドル($80+$115)かかったとしても、職場・学校に歩いて行ける、綺麗で快適な住居を選ぶほうが得策である。   もちろん、仕事場や学校に近い安い住居があれば最高だが、無い場合は「安さ」だけに注目するのではなく、安い住居の「機会費用」を考え、そこで失われるお金と時間を考慮してより快適な住居を選ぶことを心がけよう。   Good Luck.  

パースの日本雑誌Perth Expressに「ごとうひろみち」登場

  パースにいる日本人や日本語を勉強している人が読んでいる Perth Express 誌に「ごとうひろみち」のインタビュー記事が掲載されました。   インタビューを受けたのは、神経外科研修を早めに終えた午後の時間。場所は、Sir Charles Gairdner Hospital のそばにあるカフェでした。インタビュー担当の方は、とても丁寧な方で楽しくインタビューをすることが出来ました。   基本的には、過去のインタビュー動画と内容は同じですが、医学部生活の写真などもアップしているので、楽しんでいただけると思います。興味がある方はどうぞ⇒記事はこちら。   過去のインタビュー動画はこちら。 https://youtu.be/CQ_YIduECOo   高校中退から豪州医学部までの道のりをつづっているのが書籍シリーズ「高校中退から豪州医学部へ」です。期間限定で無料プレゼントしています。興味がある方はこちらをどうぞ。↓↓↓↓↓    

オーストラリアの医学部に通いながら翻訳の仕事もしているぼくが翻訳してみたい2つの本

  (1)She comes first.   ぼくは医学部で勉強するかたわら 小銭を稼ぐために翻訳の仕事をしている。   つまり、ぼくはプロの翻訳家でもあるのだ。   (給料をもらえる翻訳家という意味です)   ぼくが所属する会社は、 翻訳者400名以上、 利用者20,000人を超える、 論文や専門的な文書の翻訳を強みとする ユレイタスである。   ぼくはユレイタスの採用審査に合格し、 医学論文を主な翻訳分野としている。   論文以外にも、 もし機会があれば、 翻訳してみたい本が何冊かある。   そのなかでも 一番最初に頭に浮かぶのが、 She Comes First: The Thinking Man's Guide to Pleasuring a Woman by Ian Kener である。   勘のいい人はすぐ分かったと思うが、 セックス本である。   セックスはごく自然な行為。   でも、自然な行為だからといって、 男女が同じように快感を共有できているかというと、 そうでないという声が多い。   日本人一般男性は、 ポルノビデオ以外に、 加藤鷹、アダム徳永、宋美玄などの本を読んで 知識を得ていると思う。   ぼくも個人的にこれらの本を読んできた。   ただ、なぜだか分からないが、 Kenerの本ほど恩恵を受けたものが無い。   その理由は、 この本が医学的に書かれていること、 そして何をどうすればいいのかということが ステップごとで書かれているから、 とぼくは分析している。   Kenerの本は、 高校生・大学生の男性の性の教科書にしても まったく遜色の無い本である。   ぼくがこれから医者になったとき、 性に悩める患者さんが 「パートナーとの営みがうまくいってないんです。 いい本はありませんか?」と聞かれたら、 この本をまず薦める。   詳しい内容は 本を買って読んでもらう以外に手段は無いが、 タイトルに著者のセックスに対する考え方が凝縮されている。   She Comes First。   ぼくが翻訳本を出すならば、 『レディ・ファースト』というタイトルにする。   女性にも喜んでもらいたいが 何をすればいいのかわからないという男性は ぜひこの本を読んでほしい。   英語が読めない人は、 この本が日本語に翻訳されるよう 「アメリカにはすごいためになるセックスの教科書があるらしいぜ」 とつぶやいてほしい。   そして、みんなで出版社を動かしてほしい。 下の写真からアマゾンで購入できます。   書籍版 Kindle版   (2)Passionista.   ちなみに、 ぼくは読んだことはないが、 同じ著者が女性に向けた本も書いている。   Passionista: The Empowered Woman's Guide to Pleasuring...
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『高校中退⇒豪州で医者』をいつも読んでいただき誠にありがとうございます。著者・ごとうひろみちに興味を持ってくれたあなたのために、詳しい自己紹介を←ここでしていますので、どうぞご覧ください。

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ぼくは高校英語が理解できなかった。そんなぼくがどうやってオーストラリアで医者になれたのか?この物語を読めば、あなたにも英語で夢を叶えるヒントが見つかるかも。

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オーストラリアで総合医になる必勝方法

  ぼくには、「オーストラリアで温かい医者になる」という夢がある。この夢の旅路に就くまでのその道は、控えめに言っても、紆余曲折で満ち溢れていた。   ごとうひろみちの紆余曲折の人生に興味のある方はこちらをどうぞ。 ↓↓↓↓↓↓   オーストラリアの医学部を一年休学した後に卒業し、ぼくは現地の病院に就職した。現在は、医師3年目のペーペー Registrarをやっている。通常、オーストラリアで言うRegistrarは「専門医になるための訓練を受けている医師」を指すのだが、ぼくはいまService registrarという少し変わったポジションで働いている。Service registrarは、特定の専門のトレーニングプログラムに入っているわけではないが、病院側が働き手が一時的に足りていない分野に送り込むRegistrarのことを指す。オーストラリアの医師のハイラルキーに興味がある方は、過去記事『オーストラリアのインターン医師になったらやらなければならない6つのこと』をどうぞ。   インター医師よりも経験はあるが専門をまだ決めかねている医師は、このService registrarとして働くことが多い。そして、Service registrarとしてインターン医師よりは重い責任を負いながら、どの専門に進むかを考えている。どの専門に進むのかを決める要因は千差万別で、流行りの専門を選ぶ医師がいたかと思えば、朝の問診が嫌いだからという理由で救急医療を選ぶ医師がいたりする。色々な思惑と背景を持った医師がいる以上、これさえ押さえておけば専門医トレーニング選びに後悔しない、というものはない。 ちなみに、医学部に入ったときにこんなフローチャートが授業で出てきたが、あながち間違いではないような気がする。専門を迷われている方は参考にするといいかもしれない(が、あまり気にする必要もないと思う)。     オーストラリアのインターン医師は、大きく分けて外科、内科、救急、精神科のローテーションを通じて医師としての一般的なスキルを磨く。3年という限られたインターンシップの期間中に、すべての科を回ることは不可能である。あらかじめ「~科で働きたいなぁ」と思っている医師は、病院側にその科に優先的に回してもらうことをお願いする。また、「~科には興味がない」ということを病院側に伝え、それ以外の科に回してもらうこともできる。   ぼくは医師として以下のローテーションを回ってきた。 1年目 内科(記事) 移植外科(記事) 救急(記事) ...

オーストラリア医師、レジストラを振り返る(パート1:リハビリ科)

  ぼくは「オーストラリアで温かい医者になる」という夢を持っている。ぼくはその夢を叶えるべく、オーストラリアの医学部を卒業し、インターン医師として次の4つの研修を無事修了した。 一般内科 (General Medicine)(リンク) 移植外科 (Transplant Surgery)(リンク) 救急医療 (Emergency...

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【翻訳】英語で知っておきたい、20の自然の名言

英語で知っておきたい自然の名言を、翻訳家・ごとうひろみちが20個厳選しました   まえがき:ここで紹介している英語の名言は、英語を勉強している人、名言を知りたい人、何かのヒントを探している人など、たくさんの方の役に立ててもらえたらと思い、ごとうひろみちが翻訳をしたものです(ぼくは翻訳会社ulatusのフリーランサー翻訳家です)。名言を読んだ瞬間に心を揺り動かし、あなたを突き動かしてくれる、そんな英語の名言に出会えるといいですね。高校中退者のぼくでもプロ翻訳家になれた英語勉強法に興味がある方はこちらをどうぞ。   Look deep into nature, and then you will understand...

日本人が海外医学部で一番苦労する(だろう)こと

  最近、ぼくはブログの中で、異能vationに応募したことや、英語コンサルを行っていること、ビジネスを学んでいることを、心赴くままに綴ってきた。この3つのことはすべて、ぼくが持っている「日本人の英語を変える、ノンネイティブの英語を変える」という英語ドリームを叶えるためである。この夢を叶えるには時間と労力がかかることは理解しているし、一朝一夕に実現できることではない。だからこそ、ぼくは医学部を1年間休学することを選択したのだ。   それでも、時間は、ぼくの人生から無表情に削り取られてゆく。   これまでのように、英語ドリームに時間と労力をかけることはできなくなっている。というのも、ぼくにはもうひとつの夢があるからだ。それはオーストラリアで温かい医者になるという夢だ。2018年には、西オーストラリア大学の医学部に戻り、医学の勉強を再開しなければならない。それも、医学部の最終学年であり、これまでの知識とスキルをしっかりと身に付けて、最終試験をパスしなければならない。   医学の知識とスキルは、使い続けていなければ、一気に頭の中から消えていってしまう。そのスピードたるや、頭の中の消しゴムどころの話ではない。誰かが巨大な業務用掃除機で、ぼくの頭の中にある知識とスキルを、けたたましい轟音とともに吸い取っていくレベルである。   https://www.youtube.com/watch?v=HOhgP4fEx6s   ↓次のページに続く     あなたも学校でこんな経験をしたことが無いだろうか?あなたは学校の試験のためにたくさん勉強する。それでも、試験が終わり会場を後にした瞬間、詰め込んだ知識がふわぁ~と頭から抜けて、もう一回試験を受けたとしてもパスする自信がない、みたいな経験が。ぼくは毎回の試験で経験します。   試験が終わってから数分~数時間しか経っていないのに、詰め込んだ知識が指先からこぼれていく感じがするのに、これが1年間だとどうなるのか?   はい、正直に言います。ヤバいです。留年確実です。何もしなければ。   https://www.youtube.com/watch?v=ZrSH_TsRsec   ということで、ぼくは日本での残された時間を少しずつ、医学の勉強に使い始めようと思っています。それもかなり効果的な戦略を練らないと、1年休学した後遺症のせいで留年が決定してしまうので、日本でできることから始めようと思います。しかも、自分の苦手分野と対峙することにします。   ぼくは医学部で筆記試験を落としたことはない。もちろん、たくさん勉強して四苦八苦するのは事実だが、筆記試験が苦手だと思ったことはない。筆記試験は、医学部が用意しているガイドラインの意図を読み取ることができれば、落とすことはない。高得点は取れないかもしれないが、落とすことはない。と思う。多分。恐らく。     しかし、ぼくには、逃げ出したくなるほど苦手なものがある。それは、医療現場におけるコミュニケーション技能である。コミュニケーション能力は、問診(History-taking)、身体検査(Physical examination)、医療検査(Investigation)、医学的管理(Management)、医療チームへの報告(Presentation)、などにおいて文字通り患者の生死にかかわる重要なスキルである。コミュニケーション能力が低いせいで医療ミスが起こることを、医学生は頭に叩き込まれる(参考文献)。   特に患者さんとのコミュニケーションが大事なことは、尊敬するオリバー・サックス氏だけでなく、医療器具に頼りすぎる若い医師たちを危惧する先輩方の医師が口をそろえて言うことである。   https://www.youtube.com/watch?v=8LZJz7GtJA0 動画でよく出てくるLVADは、Left Ventricular Assist Deviceの略(参照資料)   実は、このコミュニケーション能力が、ぼくが最も苦手とするものである。内向的な性格もひとつの要因ではあるが、苦手意識を作り出している一番の要因が「英語の壁」だと思う。英語ネイティブではない事に対する負い目みたいなものである。しかし、この負い目は、ぼくが頭の中で作り上げている「心理的虚構」にすぎないことにぼくはうすうす気づいている。できなくてもしょうがないという言い訳を作っているようなものではないかと。   もちろん、ネイティブの同級生に比べれば、ぼくは彼らの英語の表現の幅や奥ゆかしさには到底敵わない。しかし、医学において大事なのは、患者さんとコミュニケーションを取ることであって、英語の表現の幅や奥ゆかしさを競い合うものではない。とぼくは自分に言い聞かせることにした。←これが日本でできる一番目のこと。     次に、ぼくは医療現場における英語表現に慣れていないという事実。同じ英語であっても、働く現場によって使われる表現が微妙に変わることは当たり前で、とくにプライバシーや尊厳が重要視される医療現場の英語は、パブや家で話されているものとは違うものだ。この微妙に違う言葉遣いにぼくが慣れていないのだ。だから、医療現場に立つと医者や医療スタッフが何を言っているのか分からないし、何を言えばいいのか分からないのだ。   医療現場の英語表現に慣れるために、日本にいるぼくができることは何か?   いきなり近所の大学病院に押しかけて外国の患者さんに対して英語でコミュニケーションをしてみるというのはどうだろうか?否。ぼくはオーストラリアの医学生であって、日本の医学生ではない。そんなことをしていたら、書類送検でとっ捕まってしまう。   https://www.youtube.com/watch?v=2ue_wRn-Ke8   現場で学ぶことが一番だが、それが無理なら書籍から学ぶしかない。と考えたぼくは、近所のジュンク堂や丸善、紀伊国屋を周り、自分のためになりそうな本を探し回った。     そのなかでも、置かれていた医療英語の書籍をすべて立読みし、そのなかでも自分の学習のためになりそうな9つの書籍を購入した。まだ書籍を読み終わったわけではないので内容には触れないが、それぞれ違った角度から「医療現場で使われる英語」を紹介している。   やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ   CDで学ぶ 外国人患者が来ても困らない 外来診療のための英会話   医師のための診療英会話   医師のための身体診察と検査の英語   医師のための医療面接の英語   CDで学ぶ医師のためのオールラウンド英会話   CD付き 正しく診断するための...

異能vation、の伊藤穰一さんが面白い

  変な人を日本政府がサポートするプログラム「異能vation」の2次面接の戦略と戦術を考えている。   記事「異能vation、の2次面接の練習を始めます」で触れたが、もしぼくの「破壊的な挑戦」の申請書が1次選考を通過すると、2次面接で3分間の面接・プレゼンを求められる(かもしれない)。面接・プレゼンを楽しむためにTED Talksやスティーブ・ジョブズ氏関連の書籍を参考にしながら、自分のプレゼンを組み立てている。   プレゼンの練習に疲れたので、何か別のことをしようと思い、近所のジュンク堂に行くことにした。家を出て上を見上げると、真っ青な湖面に白色の積乱雲が漂っている。こんな日は、この歌が自然に頭に流れてくる。   https://www.youtube.com/watch?v=PQXMU1A8CjI   書店に行く目的は、異能vationの方向性を決めているプログラムアドバイザーが日頃どんなことを考えているかを理解するためである。プログラムアドバイザーが異能vationの具体的な方向性に言及している書籍は無い(と思う)。しかし、プログラムアドバイザーがどんな思想を持って活動しているのかは著作を通して知ることができる。総務省はこの思想に魅力を感じてプログラムアドバイザーに選んでいるはずなので、プログラムアドバイザーの思想を知れば、異能vationの選考条件が自然に浮かんでくる(とぼくは青空を目で聞きながら夢想している)。   伊藤穰一(じょういち)さんの紹介   プログラムアドバイザーのリストに最初に来ている人物は、伊藤穰一(じょういち)(愛称はJoi)さんである。伊藤穰一さんのことはTEDを通じて存在を知っていたが、どんな思想・経歴をお持ちなのかぼくは全く知らなかった。   https://www.youtube.com/watch?v=LN6Vn-aqgFs   伊藤さんの経歴をWikipediaで調べてみると、おもわず笑ってしまった。     大学中退の学歴で、MITのメディアラボ所長になるって!現在は、博士号も取り、現実的な処世術としてMIT教授にもなっている(その時の話は、彼のブログ記事「教授になります」が面白い)(追記:現在、伊藤さんはジェフリー・エプスタイン関係の事件が原因でMITのメディアラボ所長を退職されています)   経歴の面白味は、それだけじゃないです。伊藤さんは、過去に六本木でナイトクラブを経営したり、DJだったり、IT会社を複数起業していたり、大企業の取締役をしていたり、赤ちゃん企業にスタートアップ投資するエンジェル投資家の顔も持っています。かと思えば、スキューバー・ダイビングの先生であったり、著名人を写真に収める写真家であったりもします(そのほかにも突っ込みどころが満載なのでWikipediaとその脚注・外部リンクの情報を読んでみてください。面白いに尽きます)   https://www.youtube.com/watch?v=Fbqib311QgA   伊藤穰一さんって、変な人でしょ?異能vationの最終選考者の竹内さんが、伊藤さんを「Joi = 神」と表現している理由がなんとなくわかったような気がします。   UCアーバイン校で人類学教授をしている伊藤瑞子さん(穰一さんの妹)との対談を聞いていると、穰一さんの異能ぶりを家族の視点から知ることもできます。   https://www.youtube.com/watch?v=P0CxCR9Uj60   伊藤穰一(じょういち)さんの書籍   伊藤穰一さんにHookedされてしまったぼくは、ジュンク堂におかれている彼の書籍をすべて買って読んでみた。           そのなかでも、異能vationの面接に役立ちそうな切り口を与えてくれたが、著書『9プリンシプルズ』である。書籍の内容は学術的であるため、ターゲット読者はおそらく知識人であると考えられるが、メッセージはシンプルである。書籍に書かれているメッセージとは、これからのネット時代においてイノベーションを起こしながら生き残るには9つのマインドセットが必要であるということだ。   1.権威より創発 2.プッシュよりプル 3.地図よりコンパス 4.安全よりリスク 5.従うより不服従 6.理論より実践 ...

加藤将太の次世代起業家育成セミナーを受ける前に知っておきたい13のこと

  加藤将太との出会い   ぼくは自分が叶えたい夢を実現するために、ビジネスを学ぶことを決意した(ぼくの夢はこんな夢)。お客さんを集めて、物を売った経験もないぼくは、つぎの3条件を満たすオンラインコースを探していた。 ずぶの素人でも始められる 自分の時間・ペースで学習できる 実績のある(つまり生徒が成功している)人が教えている   胡散臭いものばかりが氾濫するネット上を、ぼくは血眼になってビジネスの先生を探した。探すだけで数か月の時間が過ぎた。その時間で学んだことは、「手軽に」「これだけ」などのキーワードでビジネスを教えている人は信じられないということだった。 なぜなら、そこに、人生の荒波にもまれても生き伸びることができる人生哲学が感じられないからだ。どちらかと言えば、時代の隙間につけ入って、規制ができる前に稼ぎましょう、という半犯罪行為ともとらえられることを教えている。そんなことをやっていては、一時的に稼ぐことができたとしても、時間が立てば、収入はゼロになる。 生きていくために、「時代の隙間につけ入り、規制ができる前に稼ぐ」を繰り返すのも一つの人生哲学かもしれないが。でも、ぼくは自分の夢をかなえるために、手を変え品を変えるつもりはなく、どんな時代でもしっかりと立っていられるビジネスを学びたいと考えていた。その選択をしなければ、ぼくのビジネスの消費者にメリットを長期間にわたって与え続けられないからだ。 ネットでビジネスを教えている人の中で唯一、しっかりとした哲学を感じられたのが、加藤将太さんである。彼の人生哲学に同意するかどうかに関わらず、哲学に基づいて戦略を持った加藤さんに、ビジネスの教えを乞うことを考えることは自然なことだった。   加藤将太は3つの条件を満たしているのか?   人生哲学があることを感じたぼくは、次に自分自身に課した3つの条件を考えた。 ずぶの素人でも始められる 自分の時間・ペースで学習できる 実績のある(つまり生徒が成功している)人が教えている   (1)ずぶの素人でも始められるのか?   物を売ったことが無い、ビジネスのずぶの素人でも始められるのかどうかについて。答えを先に言うと、「ずぶの素人でも始められる」ということだ。その証拠は、ビジネスに関する知識がゼロであるぼくが、路頭に迷うことなく、ビジネスを学び続けられているという事実である。それだけではない。ぼくよりもずっと若い学生が、ビジネスの知識・経験ゼロの状態から学習を続けている。 「学習を続けている」という部分が大事である。なぜなら、誰だって「始めることはできる」からだ。NBA選手になるために練習を始めることは誰にでもできる。始めるだけなら、ぼくだってできる。でも、そのための練習を続けることは並大抵の人生哲学と戦略が無ければ、不可能である。加藤将太はそれを与えてくれる。   (2)自分の時間・ペースで学習できるのか?   答えは、「自分の時間・ペースで学習できる」である。これを実現しているのが、オンラインコースという形態である。ネットにアクセスすることができれば、自分が学習できる時間や場所から、ネット上のセミナーを閲覧したり、提供されている文書を読むことができるからだ。大学の講義のように、決められた時間に行かなければ学べないということが無いので、自分の生活にあったペースで学習を進めることができる。   (3)加藤将太の生徒は成功しているのか?   答えは、「加藤将太の生徒は成功している」である。加藤さんのページに掲載されている生徒さんは成功例の一部ではあるが、年商数億円を稼いでいる生徒もいる。その他にも、年商数千万の生徒さんがゴロゴロいる。 年商だけで成功は語れないが、ずぶの素人が自分の好きなことをビジネスにしてお金を稼いでいることを考えれば、「加藤将太の生徒は成功している」と言っていいだろう。   ここまでは、ぼくが加藤将太のセミナーを選んだ理由を書いてきたが、つぎに、加藤将太のを受けるかどうか迷っている人が本当に知りたい情報をここで話そうと思う。それは、セミナーを実際に受けている人が感じている、「良いところ」である。   良いところ   まずは、加藤さんの次世代起業家育成セミナーの良いところを紹介していこう。   (4)マインドの重要性を認識している   加藤さんのは、巷に氾濫する、小手先の技術を教えてお金を回収する「テクニック系」のビジネスコースではない。それよりも、ビジネスに必要なマインドを重要視している。 加藤さんのビジネスコースで感心したところは、セミナー受講者の「ビジネスマインド測定試験」がある点だ。この数値自体にどれだけの信頼性・再現性があるのかはまだ実証されていないものの、マインドを数値化しながらビジネスを教えている人は、加藤さん以外に誰もいない。 (学習を続けてもこのマインド数値が上がらない人には、全額返済してもらって学習をやめることができる。裏を返せば、加藤さんが「あなたはビジネスのマインドが身に付いていないから絶対失敗します。だから、お金はいらないので、セミナーにはまだ投資しないでください」という足きりをしているのだ。加藤さんの真剣さがうかがえる)   (5)学習者の挫折ポイントを知っている   加藤さんには多くの生徒さんがいる。そして、セミナーを受けた生徒さんの中から、成功する起業家と失敗する起業家がいることに気づいている。加藤さんは「なぜ同じことを学んでいるのに、挫折する人がいるのか?」ということを深く考えて、「挫折ポイント」なるものを明らかにしている。 この「挫折ポイント」はだれでも経験するものであるが、加藤さんが優れているところは、その挫折ポイントを回避・解決する方法を提供している点である。しかも、この挫折ポイントは、ビジネスだけでなく、人が新しいことを始めるの挫折ポイントでもある。その回避・解決法をしっているだけでも、あなたはビジネスだけでなくやりたいことに挫折しなくなるというメリットがある。 すべての挫折ポイントにはここで触れないが、だれでも思いつくものは「モチベーションの維持」である。何かを張り切って始めても、途中でモチベーションが下がってしまい、ゴール前にやめてしまうということ、あなたも経験があるのではないしょうか?(ぼくの人生は、そればかりです) 加藤さんは、このモチベーションを維持するための仕掛けをいくつも用意している。これまたすべての仕掛けを説明していたのでは、加藤さんの方も商売あがったりなので、ひとつの仕掛けを教えようと思う。その仕掛けとは、他の学習者の進歩状況がネット上で分かるというものだ。となりで一緒に頑張っている人の存在は、あなたのモチベーションを大きく高めてくれるものなのだ。一緒に頑張ってくれる人がいれば、わたし・ぼくも頑張れるのになぁ・・・と感じている人は多いはずである。   (6)コンテンツの量が多く、質も(おそらく)高い   次世代起業家育成セミナーで提供されているすべての動画の時間を計算してみると・・・約300時間である(追加コンテンツで増える可能性あり)。1日1時間を毎日続けても、動画を見終わるのに約300日かかるということである。動画だけではない。動画の説明をしている文書などを読むと、学習時間はさらに増える。ぼくのようなビジネスの素人が学習をしているということは、動画や文書を何度も見返す必要があるので、最低でも600時間の学習が必要になる。これはとんでもないコンテンツの量である。 次世代起業家育成セミナーの質に関して、(おそらく)高い、と書いたのには理由がある。それは、ぼく自身がずぶの素人でビジネスの知識も経験もないため、加藤さんのコンテンツの質を他のコンテンツと比較できないからである。 しかし、(おそらく)低いではなく、(おそらく)高い、と書いたのにもきちんとした理由がある。ぼくが次世代起業家育成セミナーの学習を進めるにつれて、「そういう考え方があるのか」と感心させられるだけでなく、「それを自分のビジネスに取り入れてみたい」と衝動に駆らせるアイデアがたくさん提供されているからである。 これは、とても大事な点である。加藤さんのセミナーを受けている人は、ビジネスで成功したい人である。つまり、加藤さんのセミナーでアイデアを発見し、自分のビジネスに生かせないか?と自問しているはずである。「自分のビジネスを成功させるアイデア」が次から次に生まれてくる事実を考慮すると、加藤さんのセミナーは質が高いと表現するに値すると思う。   (7)ウェブ試験がある   どんな学習でもそうだが、自分がどれだけ理解しているのかというフィードバックが無いと挫折をする。このフィードバックはできるだけ、客観的なもの、つまり数値で評価することが好ましい。 加藤さんの次世代起業家育成セミナーには、あなたの学び度合いを数値で評価してくれる「ウェブ試験」がある。ビジネス素人の受講者は分かると思うが、このウェブ試験は難しい。ビジネスを知っている人がどれぐらいの点数が取れるか分からないが、ぼく(ピッカピッカのビジネス素人)が最初にウェブ試験を受けたときの成績は、30点である。それも、セミナー動画を一通り真剣に見て、内容を理解したと思った後に受けたのにもかかわらずである。(加藤さんのコンテンツはホンモノだ、とぼくが燃え始めたのは言うまでもない) その後、加藤さんが学習者に身につけてほしい知識が分かってくると、だんだん点数が上がってくる。そうすると、何が起こるか?それまでなんとなく眺めていた、世の中のビジネスの仕組みが目に見えてくるではないか!それも、成功しているビジネスと失敗しているビジネスの原因の多くが、このビジネスの仕組みに違いがあるということがわかるようになる。   (8)常に進化している   加藤さんの次世代起業家育成セミナーでぼくがとても素晴らしいと思う点は、コンテンツが常に進化しているところである。先述した「挫折ポイント」を回避する仕掛けも、続々追加されている。 おそらくだが、加藤さんの中には理想的なコンテンツの形があるのだと思う。しかし、加藤さんは、学習者からのフィードバックを加味することで、自分の理想だけでなく、学習者にとっての理想的なコンテンツを実現しようとしている。 加藤さんが成長しようとしているのに、学習者が歩みを止めていたのでは、じぶんのビジネスをなかなか成功させることができないことは明らかである。加藤さんと共に成長できるのが、このセミナーの素晴らしいところである。   ここまでは、加藤将太のセミナーの「良いところ」を書いてきたが、つぎに、加藤将太のを受けるかどうか迷っている人が本当に知りたい情報をさらに話そうと思う。それは、セミナーを実際に受けている人が感じている、「改善できるところ」である。読み続けるには、広告の下の次の数字③をクリックしてください。   改善できるところ   加藤さんの次世代起業家育成セミナーの良いところを述べてきたが、彼のコンテンツも改善できるところがある。そのいくつかを紹介していこう。   (9)動画が編集・洗練されていない   次世代起業家育成セミナーの動画は、文字通りセミナーの動画である。加藤さんは、ホワイトボードに板書しながら、セミナーを進めていく。たしかに、実際のセミナーの臨場感を味わえるだけでなく、加藤さん自身の思考の流れを学ぶことができるので悪くはない。しかし、セミナー動画が一寸の編集もされていない(訂正追記を除く)ため、無駄な空白時間が多い。 一度動画を見ただけで内容が理解できる物であれば、これでもいいのかもしれないが、加藤さんの動画は内容が濃い。とくにぼくのようなビジネスの素人は一度視聴しただけでは理解できない。動画を繰り返し視聴し学ぶ必要がある。これはつまり、繰り返して学習する人にとっては、無駄な空白時間も繰り返されるということである。学習・理解にかかる時間を最短にするためにも、セミナー動画を編集・洗練させるべきである。特に加藤さんは時短をセールスポイントにしているので、ことさらである。   (10)「ん?」となることがある   次世代起業家育成セミナーを視聴していて、総時間の0.1%ぐらい「ん?」となり、分からなくなることがある。これには、ふたつの原因がある。 ひとつ目の「ん?」の原因は、加藤さんが説明している内容を理解するための前提知識が、視聴者に足りないこと。つまり、次世代起業家育成セミナーの内容をすべて理解するには、やはり少しの知識が必要なのである。幸い、視聴者の前提知識を必要とするケースは、加藤さんが脱線しているときに多く見られるので、あなたの学習の大きな障害になることはない。 ふたつ目の「ん?」の原因は、加藤さんの疲労である。加藤さんのセミナーは、一度に長時間行われたものが多いため、講師の加藤さん本人が疲れてしまい、頭が回らなくなり話の内容が「?」となることがある。これは、人間である以上仕方のない事ではある。それでも、セミナーの99.9%は論理的に話されている。 加藤さんのセミナーは総じて、初心者でも分かるように作られており、「ん?」が学びの障害になることはない。   (11)じぶんが学びたいこと以外も学習する   ぼくはインターネットビジネスを学びたいと思い、加藤さんのセミナーを受け始めた。しかし、世の中にはインターネットビジネスだけがビジネスではない。たとえば、物販や美容師など、インターネットだけでは完結しないビジネスもある。 次世代起業家育成セミナーはオンライン(Online)だけでなく、オフライン(Offline)のビジネスも教えている。そのため、ぼくのようにインターネットでビジネスをしたい人には、オフラインのビジネスを学ぶことは少々遠回りに感じられることがある。それでも、オフラインのビジネス知識が、自分のオンラインのビジネスに生かせることもあるので、時間の無駄ではないだろう。   (12)ウェブ試験で高得点を取るためには、記憶が良くなければならない。   先述したウェブ試験だが、この試験で高得点を取るには記憶が良くなければならない。ウェブ試験は選択問題(MCQ)だが、設問の内容だけを読んで、正しい答えに辿りつけないことが多くある。その場合、正しい答えにたどり着くためにセミナー動画の内容を覚えておかなければならない。セミナー動画が長時間なので、その内容を記憶しておくことはとても困難なことである。理想的には、設問の情報だけで正しい答えを導き出せる問題が出題されるウェブ試験である。   (13)それなりの投資が必要である   加藤さんの次世代起業家育成セミナーのすべてのコンテンツにアクセスするには、それなりにお金の投資が必要となる。正直、手軽に出せるような値段ではない。   しかし、成功にはお金を投資しなければならない。なぜなら、お金で成功までの時間を買うことが大事だからである。現代は、時代が変化するスピードがとても速い。これだと思ったビジネスをゆっくり作り上げていたのでは、他の競争者に出し抜かれるだけでなく、そのビジネス分野がすたれてしまう可能性もある。お金の投資は、「ビジネスを立ち上げるまでに必要な時間」を買うことができる大切な行動である。 値段だけで、自分の夢であるビジネスを諦めてはいけない。そのことを、たとえ話で理解してもらおうと思う。 もし、あなたの手元に、ハーバード大学からの無条件入学許可書が届いたとします。あなたはハーバード大学に入学しますか? ハーバード大学は、アメリカにある世界的トップクラスの大学です。そんな大学を卒業したあとのメリットを思い描いてみてください。ハーバード大学卒のあなたが、就職面接で有望視されることは想像にかたくありません。また、大学時代に出会った同級生は卒業後も、仕事や生活の面であなたに大きなプラスとなるでしょう。 でも待ってください。ハーバード大学の授業料は高いです。年間約400万円です。あなたは値段が高いというだけでハーバード大学入学を断念しますか?おそらくほとんどの人は、ハーバード大学に行くメリットが大きいと判断し、どうにかしてお金を工面することを考えると思います。 加藤さんのセミナーも同じようなものだと思ってください(☚年間400万円、みたいな莫大な出資ではありませんのでご安心ください)。すべてのコンテンツを学習しようとすると、値段は安くありませんが、セミナーを受けることで手に入る将来のメリットを考えるとその値段に見合うだけのコンテンツを提供しているとぼくは考えています。   結論   結局、加藤将太の次世代起業家セミナーは買いなのか? ぼくの個人的な考えは、もしあなたが次の13のチェックリストに7つ(つまり半分)以上の丸印(つまりYESと答えたら)を入れたとしたら、買いだと思う。   番号 チェックリスト YESは〇を入れる。 1 わたしはビジネスの知識・経験が無い 2 自分のペースでビジネスを学びたい 3 実績のある人からビジネスを学びたい 4 ビジネスに必要なマインドとスキルを学びたい 5 挫折をしたくない 6 良質かつ豊富なコンテンツから学びたい 7 じぶんが進歩しているか確認したい 8 成長していきたい 9 すこしの時間のロスを受け入れることができる 10 完ぺきではないことを受け入れられる 11 自分以外のビジネスを知ることも大事である 12 記憶力はいい方だ 13 成功には投資は必要だ 14 仮想通貨に興味がある     7つ以上〇がついた人は、まず加藤さんがやっているキャンペーンナーの案内を読んでみましょう。凄いプレゼントももらえるキャンペーンもやっています(⇒プレゼントを釣りにしたく無かったので、記事では一切触れませんでした)   次世代起業家育成セミナーの入口はこちら↓↓↓  

【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo

  えー、巷では名須川天心対フロイドメイウェザーの世紀の一戦がもっぱらの話題です。英語の世界も負けてられん、と【世紀の一戦】ごとうひろみち 対 Atsueigo を(一方的に)実現させました。それでは、前置きを含めてどうぞ。   ☆★☆★☆★☆★   オーストラリアの医学部を卒業した後、日本に一時帰国し、総務省の異能vationのイベントに参加したり、Urdocアプリの創始者と対談したり、日本の医学生に臨床英語のセミナーを開いたり、東大で先生をしている友人にサインをもらったり、1日5~8時間ぐらい東京の町を当てもなく歩いたりした。   オーストラリアにとんぼ返りする直前にAtsueigoさんの東京トークライブに参加してきた。今回の記事では、トークライブでのAtsueigoさんの印象や、Atsueigoさんがこれから挑戦しなければならない問題を提起していく。記事の流れはこうなっている。   Atsueigoとは誰なのか? ごとうひろみちとは誰なのか? Atsueigoのトークライブと彼の英語力 Atsueigoに挑戦状を叩きつける 挑戦状の先にあるもの   まずは、自己紹介から。Atsueigoさんを知らない方のために、彼のことを簡単に紹介しておく。   Atsueigoとは誰なのか? 以下、Atsueigoページより抜粋。   ...

オーストラリアの医学部に進もうかと考えている日本の女子高生からの悩みに、ごとうひろみちが答えてみた

  ぼくのブログには、オーストラリアで医者になりたいというコメントがたくさん寄せられます。そのほとんどは、具体的なプランが無いなど、どうやって返信をしていいのか分からないものが多いです。 そんな中、オーストラリアの医学部に行くことを真剣に考えている日本の女子高生からお便りをいただきました。丁度、深夜勤務明けのお休みの日にお便りをいただいたこともあり、ぼくも真剣にコメントを返してみました。 以下、高校生からの文章を太字にして、パラグラフごとにぼくなりの返事をしています。   こんにちは、初めまして。 ⇒初めまして。   今回は大学進学について悩んでいたところ、このサイトと出会い、ぜひ助言をいただきたくこの文面を書いています。拙い文章力で申し訳ありませんが、しばらくお付き合いください。 ⇒この時点ですでに文章力の高さを感じます。   私は広島在住の18歳で、将来の夢は小さな頃から医師になること、「人の命を救うこと」でした。昨年高校を卒業し、高校では日本の文部科学省規定の学習ではなくIBディプロマを取得しました。英語でBiologyやChemistryなど、様々な科目を学習してきた私でしたが、自分の英語に日本人の中では話せる方であったとしても、nativeと戦っていけるほどの自信はなかったので、そのまま日本の大学(subject requirementの関係で一校のみ)を受験しました。しかしscoreがrequirementに及ばず不合格に。医師の道を諦めるという選択肢はなかったので、IB生では異例の浪人を決意し、IBの最終試験の再受験のための勉強(自宅にて)とセンター試験のための勉強を一から(予備校にて)並行して行い、無事IB scoreはrequirementを越え、今年はセンター試験の点数も持っていたため、昨年受験した大学を含め三校受験しました。一週間ほど前に開示された結果は全校不合格でした。 ⇒IBディプロマというものがあるんですね。知りませんでした。まずは、IBディプロマ修了おめでとうございます。大学受験は残念でしたが、前に進んでいる(行動している)ので全く問題ありません。今は胸が痛いかもしれませんが、数年後にはこの経験があったからこそ「自分」のアイデンティティが確立されたと思えるようになります。   合否発表前より、全て不合格だった場合にはどうするかを考えており、以下の2つが家族の中でも濃厚な線でした: 1. ハンガリー医科大学時事務局を通じてハンガリー国立大学医学部を受験し、進学。卒業後は日本の医師国家試験を受験(卒業と同時に受験資格は得られる)し日本で医師として働く。 ⇒ハンガリー医科大学事情は詳しく知らないのですが、確か留学生の留年率が50%だったような気がします。つまり、毎年、半分の同級生が留年するというとても大変な道のりです。このことを考えると、日本で浪人をして日本の医学部に行くほうが時間的・金銭的にベターかも、という可能性も見えてきます。 追記:留年率は66%でした。過去記事を参照。   2. オーストラリアの大学に進学し(昨年の段階で合格はもらっていたため)、学士をとった上で帰国、日本の国立大学医学部へ学士編入し、日本で医師として働く。元来私は日本で医師になることを目標にしていたので、このどちらかを考えていました。しかし、高校の先輩で今オーストラリア・ブリスベンで看護師として働く方と話す機会があり、とても生き生きと自分の夢に向かって走っている彼女の話を聞くと、この先輩のようになりたい、オーストラリアに進学したいという気持ちが強くなりました。 ⇒オーストラリアの大学合格おめでとうございます。パチパチ!素晴らしいです。オーストラリアで学士を取った後、日本の医学部に編入する選択肢も現実的です。おそらくですが、オーストラリアで学士を取ると、そのままオーストラリアの医学部(大学院コース)に進みたくなるかもしれません。これも、選択肢の中に入れておいてください。   両親も私が医師になる夢はずっと応援してくれているので、日本での進学の道がほとんど閉ざされてしまった今、オーストラリアへの進学を前向きに考えてくれています。 ⇒両親が応援してくれるのは、すごくプラスです。ぼくは、誰からも応援されることなく医学部受験をしたので、両親が応援してくれたら、もっと高い点数を取ることができたかもしれません。   ただ、master courseの学費の高さや、(学費を安くするための)永住権取得の難しさ、そしてオーストラリアで日本人が医師になることの現実性など、本格的に考えれば考えるほど、実際に医師として働けるなど夢のまた夢のように思えてしまっています。 ⇒学費の高さは、とても重要なポイントです。最近では、クラウドファンディングなどで学費を捻出する強者もいるようですが、ほとんどの人は高い学費が払うことができずに医学部に行くことを断念します。ぼくもその例にもれず、医学部を3度受験し3回合格したにもかかわらず、永住権が無かったために2回入学を辞退しています。ここをどうクリアするかは、経済事情によりますので、ご両親とよく議論されることをお勧めします。オーストラリアで日本人が医師になることの夢のまた夢と表現されていますが、オーストラリアで働く日本人医師はちらほらいます。例が少ないために、「無理なんだ」と思い込んでいるだけだと思いますよ。前例が無ければ自分が最初の例になればいいだけのことです。   一番の夢が「人の命を救うこと」である以上、医師になれる確率が高い道、という考えで進学先を決めるとすると、上記のようにハンガリー -> 日本、もしくは学士編入が良いのでは、という考えが両親の中では強いようです(医師として働けるようになるまでの年月も踏まえて)。 ⇒日本で医師になることを前提にハンガリーへ留学する人が多いことは認知しています。詳しいことは知らないのですが、ハンガリーの医学部には日本の医師国家試験の勉強もしている医学生が周りにいるらしいです。この点において、オーストラリアよりもハンガリーのほうが有利かもしれません。というのも、オーストラリアの医学部には日本人の医学生はゼロですし(いるのかなぁ?)、周りに日本の医師国家試験の勉強する人はいません。アメリカのUSMLEを受験する人は少ないですが存在します。   私の一番の希望は、オーストラリアでbachelorをとり、その後永住権をとった上でmasterに進む、という道ですが、masterへの進学が叶いそうにない(永住権を取れそうにない)場合は、bachelorだけでもオーストラリアで取得し、そこからハンガリー/日本の医学部へ進学/編入したいと考えています。*bachelorに関してはメルボルン大学またはUQのbachelor of...