はたして、「ドバイ―焼きヤング風」はどんなものなのか。
百聞は一見にしかず。
まず、あまりのボリュームに「やばい、食べきれんかもしれん」と思った。ぼくは、1日の中でまともな食事を食べるのは1回しかない(朝と夜は、果物をたくさん入れたシリアルとかで済ますことが多い)。
ドバイ焼きの量は、ぼくが一日で食べる総重量を軽く超えていた。それでも、ぼくはまずサラダを食べて胃に防御網を張り、勇敢にドバイ焼きに箸を入れた。
熱い⇒うまい⇒多い
というサイクルを何度も繰り返しながら、ぼくはドバイ焼きに立ち向かった。
大食いをすると気づくが、食べている途中で「食べきれない」という感情が無くなり、無心で食べ続けられる時間が10分ぐらい訪れる。幸い、ぼくは、この10分間の間に、ドバイ焼きを完食することができた。
テレビ画面はいつしか、熊の親子のドキュメンタリーから大相撲の中継へと変わっていた。